こんにちは!成田ルミ子です。
12月25日に総務委員会の行政視察で、利根上流河川事務所と、江戸川河川事務所を視察しました。
利根上流河川事務所 「台風19号の対応について」「首都圏氾濫区域堤防強化対策」について
江戸川河川事務所 「首都圏外郭放水路」について
首都圏外郭放水路は、洪水を防ぐために建設された世界最大級の地下放水路です。
首都圏外郭放水路の完成によって、周辺地域で浸水する家屋の戸数や面積は大幅に減ったそうです。
(第一立坑の深さは約70m、内径約30m、台風19号時にはほぼ満水に)
治水インフラの大切さを実感する視察になりました。
利根川過去最高水位9.6メートルとカスリーン台風時の9.17メートルを
超えているのはもちろんですが、利根川の、川幅や深さが当時より大きく変わっている為、
被害が出れば、大変なことになっていたとの話も伺いました。
さて、11月議会の全員協議会で、
台風19号における対応の改善点が執行部より、示されました。
防災行政無線が聞こえない、聞きとりづらい・・
サイレンの吹鳴
メール配信サービス(kuki.bousai@mpme.jp)登録後受信できます
LINEで久喜市と友達追加しても防災無線と同じ内容が受け取れます。
音声応答サービス【☎ 0480-22-6177】の周知及び改善
避難所
栗橋北彩高校・・小学校と同時に開設できるように協議
東京理科大学跡地・・避難所として開設
ペット受入・・すべての避難所で受け入れ可能と周知
各避難所における対応の統一を図る
避難所(校舎)の鍵・・防災担当部局で所持
防災備蓄倉庫の鍵・・鍵の保管場所の確認
防災備蓄倉庫の収容物品・・収納管理の強化
防災協定締結先へ事前支援のフローを作成する
(一部抜粋)
台風の進路予想など、事前に準備が出来そうなことでも、いざとなると
上記のような改善が必要となります。
一見、簡単そうに見えることが、急な対応時に、できないものです。
避難所の鍵や、防災倉庫の鍵は、自主防災組織や、地域コミュニティにも
持ってもらうように提案しましたが、避難所が学校の為、現状では、できないとの答弁でした。
また浸水被害に備え、避難所となる校舎の2階以上にも、防災備蓄倉庫室の提案もしましたが、
空き教室の問題、費用の問題など課題が多くこちらもできないとの答弁でした。
休日深夜を問わない地震などの災害においては、職員の急な参集は
難しいこともあるかと思います。
今後、様々な場合を想定した防災計画を(作ってありますので、、、)おさらい
していかねばなりません。
また、私たち市民も、自分でできることは自分で、
地域は、地域でできることは地域でと、自助、共助の役割も
見直す機会を作っていきましょう。