久喜宮代衛生組合の行政視察で新座市に出向き、集団資源回収について説明を受けました。
集団資源回収は久喜市でも学校や、自治会等登録制で行っていますが、ほぼ8割は行政が回収しています。
新座市ではこれを市内にある全61町内会を中心に、行政回収と変わらない曜日、時刻、出し方で100パーセントの集団回収を行っています。
集団回収によるメリットは業者に対する市からの委託料がなくなるため登録団体に対する毎月の奨励金と回収事業者に対する補助金のみの交付になり、新座市では平成15年当時、6000万円減と試算したとのこと。
移行に関しては昭和63年から段階的に行っており定着するまでには約20年かかっています。
奨励金については、最高で99万円の町内会があり平均的には30万円くらいです。
「町内会等の団体として頂ける奨励金は魅力的ではあるけれども、集団資源回収に対しての地域格差や、奨励金の使い道等の課題はどうか」
と質問しましたが、把握はしていないとのことでした。
しかし、もう一度、集団資源回収について仕切り直しができるとしても、集団資源回収を選ぶとの、市の姿勢は、今後の久喜宮代衛生組合の方針、ひいては久喜市の新炉が完成した際の衛生行政の行方に参考になるものでした。
現在の久喜市では共助社会構築のため、地域のコミュニティ活動が、盛んになりつつあります。しかし何をやるにしても必要なのはお金。小学校PTA時代に、いかに楽に、資源回収で報奨金を得るかを学んだ知恵を使えば、地域の役に立てるのではないかと思っています。
集団資源回収はやりようによっては、地域の団結力も高まることも考えられ、回収した資源の奨励金(久喜宮代衛生組合では報奨金と言っています)も大変魅力的です。
新座市では1キロ当たり4円ですが、久喜宮代衛生組合では現在は7円。ちりも積もれば山になります。
しかし高齢化社会の中、衛生行政への負担が増えては大変ですので、今後、よく見極める必要はあります。
写真は「ゴミにしない技術」で減量化、再資源化を推進する、三芳町 石坂産業の施設見学の
コースにあった壁面絵です。
午後は、こちらを視察しました。
子どもの自由研究に役に立ちそうなものがたくさんありました。環境教育の場となる
里山を持っていて一部が公園になっています。
ぜひ、ご家族でお出かけください!!
騒音や粉じん等、近隣に配慮し、プラントの中で、電気で動く重機です。
aloha!! ルミ子でした。