日本と韓国が国交正常化50年を迎えました。両国で記念式典が行われ、関係改善にむけ相互努力を訴えました。日韓間の懸案の1つであった「明治日本の産業革命遺産」についても世界文化遺産登録をめぐり両国が協力することで合意しました。

「明治日本の産業革命遺産」には端島炭坑や八幡製鉄所などがあり、九州・山口を中心に23施設が対象になっています。今日は昨年行った軍艦島について簡単ではありますが、記事にしようと思います。

私は映像で見た長崎県の端島炭鉱、通称 軍艦島にとても魅せられて、いてもたってもいられず、昨年の夏、夫と行ってきました。
昨年はまだ勧告前でしたので、世界遺産に登録を目指すという、のぼりが長崎市のあちらこちらに上がっているのを見ました。初めていった長崎は、異国情緒があふれ、懐かしさを感じる素敵な街でした。
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私の亡くなった祖母がふすま紙のことを「から紙」と言っていたのですが、出島に行ってみてそれが「唐紙」であったことを知りました。畳の部屋の壁紙が鮮やかな赤や緑の唐松模様の壁紙、これが「唐紙」だったのですね。そして和室にソファやベッド。とってもモダンな雰囲気は、日本でで唯一西欧に開かれた窓として出島が日本の近代化に大きな役割を果たしてきたという歴史を物語っていることを感じます。西洋と和がミックスした雰囲気がとても素敵です。(我が家の和コーナーも唐紙を張ろうと思いましたが、いまだ実現していません・・・

私は、今は誰も住んでいないのだけれど、この場所で以前は確実に人々が生活していた・・・そんな空気感が伝わってくる朽ち果てた廃墟がとても好きです。
長崎港から船で30分、軍艦島を見たときの感動は今も忘れられません。
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 かつて海底炭鉱の島として栄え最盛期には5000人もの人が住んでいたといいます。もう30年以上も無人の島です。
波が島を侵食しずいぶん痛んでいます。台風で桟橋が流されてしまった後に行ったため上陸はできませんでしたが、島の周りをゆっくり船で回って頂きました。
最近テレビでも見る機会が多い軍艦島ですが、是非一度、お出かけになることをとをお勧めします
aloha!! ルミ子でした。