こうるさいお母さんいつ卒業? | だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

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日本からは見えにくい、知られざるニューヨークやニューヨーカーのこと、たまにプライベートなことを書いています。

我ながら呆れてしまうのですが。。。

 

娘がうちに遊びにくると、ついつい、彼女がまだ思春期だった頃の気分がフラッシュバックしてしまいます。

そして口から飛び出してくる言葉といえば。。。

 

 

 

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もう27歳になったというのに。。。

 

 

 

「夏は紫外線が強いから、少しでも眩しいと感じたらすぐサングラスしてね」

「一度レーシックをすると眩しく感じやすいし、白内障年齢が早まるという統計もあるから目を大切にしてね」

 

これは、一緒にきた友人と夫のコンバーティブルの巨大なビンテージキャデラックでお出かけする時。

 

 

プールサイドでうつ伏せに寝ていると

「お背中にもきちんとサンスクリーン塗ってね」

 

 

すべて自分自身が若い頃にきちんとできなくて、今になって後悔していることばかりです。

 

 

でも、言葉を発した後に、すぐ、ハッとするんです。

「ああ、また言ってしまった」と。

 

一応分かってはいるのです。

大人になった娘にとってはうるさいだけだと。

 

でも、心配なんですよね。笑

 

 

 

 

それで思い出したことがあります。

 

知人は50代ですが、いまだに実家に帰ると、お出かけをするときお母様が

「車には気をつけてね」

と、本当に心配そうにおっしゃるのだそう。

 

 

 

別の知人の言葉も深かったです。

 

彼女に子供が生まれた時お母様が、

「これであなたも、一生心配をし続けるものができたわね」

つまり、子供が生まれれば、その子が大人になっても、さらには孫を産んでも、ずっとずっと自分の命が続く限り子供の心配は永遠に続くと仰りたかったのです。

 

何歳になったから、もうキッパリ心配はなくなる。

という限度がないのです。

 

 

 

けれど、、、と思います。

 

娘が思春期の頃、グッと歯を食いしばってNoと言わなかった日々を思い出そうと。

 

週末遊びに出掛けてどんなに帰宅が遅くて、眠れないで待っていても、もっと早く帰ってこいとは言わなかった。

言ったとしても、思春期の反抗盛りの子供が、はい、そうしますと言ってくれるはずはなく、さらに反発するに決まっている。

 

あまりうるさくいうと私たちが寝静まった後、抜き足差し足でこっそり出かけるかもしれません。

ならば、信じている姿勢だけきちんと示そう。

 

 

 

当時、わたしがNoと言わなかったのには理由があります。

ここぞNoと言わなくてはいけない時がきた時のために、そのNoの重みをとっておきたかったのです。

 

オオカミ少年ピーターと同じで、いつもいつも、狼が来る!と言っていると、だれも信じてくれなくなります。

だからこそ、ここぞのNoに備え、普段はだまって「泳がせておく」笑

 

 

彼女はもう大人になったけれど、それでも近い将来、Noと言わなくちゃいけないこともあるかもしれません。

その時のために、サンスクリーンやサングラスであれこれうるさくいうのはやめよう。

 

Noはその時のためにとっておかなくちゃね。

 

 

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