ニューヨークでは、10年前では考えられない場所が脚光を浴びています。
ブルックリンのブッシュウィックです。
ここはLトレインでユニオンスクエア駅から9番目とか10番目の駅となります。
クィーンズに近いルックリンの奥地です。
そこに最近プライベートクラブがオープンし話題になっています。
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ブッシュウィックにあるレストラン2つを抱えるプライベートクラブです。
ビリヤードバー、スパ、リビングスペース、そして近々プールもオープン予定。
娘や娘の友人たちの多くが会員になり頻繁に通っている様子。
何が彼女たちZ世代にアピールしたのか。
いろいろ聞いてみたところ、どうやら、現在のニューヨークのアパートの賃貸がものすごい勢いで上がっていることと大きな関連があるようです。
Z世代の多くは週に何日もリモートワークが許されています。
つまり家で仕事をするということですが。。。
賃貸の高騰で、今ではもうマンハッタンに住むのは夢の夢
ブルックリンのブッシュウィックでもすでに賃料はどんどん上がっており、ルームシェアをしたとしても、広々としたところに住むのはとても難しい状況です。
娘の友人は円に換算すれば2000万円近い年収をとっていますが、それでも一人でそれなりの広さのアパートに住むのは難しく、ブッシュウィックのさらに先、リッジウッドというところで日当たりのあまりよくない部屋をシェアしていました。
日当たりの良くない部屋ってどんなに素敵でも、日中をずっと過ごすのは辛いですよね。
だからこそ重宝するのが、プライベートクラブなのです。
そこには眺望の良いルーフテラスもあれば、自由にくつろぎながら仕事ができるゆったりしたリビングスペースもあります。
そのクラブに行けば友人たちにも会えます。
仕事をした後は、バーに直行し、友人たちとグラスを傾けたり、食事をしたり。
もう少ししたらプールでも泳げます。
ゆったりしたアパートに住むのが難しいから、せめてプライベートクラブの会員となってそこを自宅の延長として使う。
なるほどなぁ。
ちなみにまだオープンしてまもないこのクラブ、まだまだ会員を喜ばせるのに必死で、さまざまなイベントが用意されているそうです。
最初は娘の友人が会員になり、娘はそのゲストとして通っていたのですが、あまりに魅力的なので、とうとう彼女も会員になったようです。
しかも彼女たちは、オーナー筋にコネクションがあったようで、かなりお安く会員になれたようです。
こういうところ、だれに似たのかしっかりしているなぁ。
ニューヨークでは要領の良さもサバイバルに大きく関係するのかもしれませんね。