セントラルパーク管理委員会の
女性委員会による毎年恒例のランチョンが
セントラルパークの105丁目にある
コンサーバトリーガーデンで
開催されました。
この日は工夫を凝らした帽子を
かぶってくるのが暗黙のお約束。
イギリスのロイヤルアスコットのノリなんです。
この日ばかりは普段はだれもかぶっていないような
工夫を凝らしたお帽子をかぶっていきます。
この日のランチョンのチケット代は
セントラルパーク管理委員会に
寄付されます。
今どき珍しいことですが、
80%以上が「白人」参加のパーティとなります。
若い頃はわたしもよく知人と参加しました。
懐かしいです。
こちらでご紹介した花のほとんどは
コンサーバトリーガーデンに
今まさに咲き乱れている花です。
ランチョンはお庭の中心にテントを張って開催され
女性たちはお帽子で
百花繚乱を競います。
New York Social Diaryよりご紹介いたします。
昨日は最高気温26度の好天に恵まれました。
今やアッパーイーストサイドは
スリーピーで退屈なエリアとなってしまいました。
あのSATC全盛の頃は
彼女たちみんなアッパーイーストに
住んでいたというのに。。。
今やニューヨークの中心は
ブルックリンに移っていきました。
特にコロナパンデミック以来
不動産市場が爆上がりしており
若い人は住めなくなってしまい
ニュージャージーや
ロングアイランドシティ、
クィーンズに引っ越す人が後をたたないのです。
残されたのは、
大昔にアパートを買ってそのまま
住み続けている人が中心です。
どうしても老人が多くなります。
とはいえ、ありがたいことに
コマーシャルの賃貸市場は
どんどん下がっており
アップタウンにも
その値下がりを利用して
引っ越してくるレストランが何軒もあり
盛り上がっています。
社交界やソーシャライトという言葉が
死語となった今、
こんなコンサバな服装で
お出かけする機会があるのは
アッパーイーストサイダーだけと言って
過言ではありません。
アッパーイーストですら
こんな服装の人を
見かけることはまずありません。
みんなこの日のために
普段は着ないお洋服で参加するのです。
自分で帽子にデコレーションを施します。
可愛らしい!
こういうのお友だちと集まって
あれこれ考えながら作るの楽しいんですよね。
うわー生花を頭に乗っけている!
やりますな、マダムたち。
コロナ禍の数年、このイベントは中止でした。
だからこそ、今は参加できるだけで
感無量という気持ちになるのでしょう。
傘は、アメリカには珍しい日傘で
テーブルクロスもお花模様です。
お嬢さまたちこの日はお仕事お休みかしら。
帽子とワンピースの色が統一されています。
考えてみたらコロナ禍の間
セントラルパークはまさに
唯一外出できる「命綱」的に
開放された場所でした。
70年代治安がどんどん悪化した頃
夜のセントラルパークは
絶対に足を踏み込めない場所でした。
そんな場所が
これほどまでに整備され
多くの人の憩いの場所になっているのも
管理委員会のおかげ。
来年こそは
この時期ニューヨークにいるなら
早めにチケットを買って
絶対参加したいと思います。
2011年のランチョンの様子
2009年のランチョンの様子