もうすぐ27歳になる娘。
2024年
家族旅行先で軽く身内だけでお祝いしました。
2019年
27歳！
このぐらいの年齢になると
自分が当時何をしていたか
結構鮮明に思い出せるものですよね。
鮮明にフラッシュバックするシーンが
一コマ、二コマ、だれにでもあるのではないでしょうか。
あなたにとって27歳とはどんな年齢でしたか？
「もう27歳だなんて信じられない」
と、若さを喪失するかのような意味深なことを言う娘に
「27歳って、すごくいい年齢になると思うよ」
と、わたし。
わたし自身は、26歳ぐらいまでは
人生の先が見えず、定まらず、
何を掴めばいいのかわからないなりに
藁をも掴む気持ちで
もがいていたように記憶しています。
それが27歳ぐらいになり
やっと自分の立ち位置も定まり
仕事も任されるようになりました。
ニューヨーク出張に初めて行かせてもらえたのもこの頃。
あの時ニューヨークに行ってなかったらわたしは
今頃ここにはいなかったはず。
また、この頃は、体力も気力もあって
夜中の12時から六本木に踊りに行って
その足で湘南の海まで
日の出を見にドライブしたり。
素敵な年齢でした。
ところで、SATCでキャリーの言葉にこんなのがあります。
ニューヨーカーは、
仕事、住む場所、パートナーのどれか、または全てを探し求めている。
これはニューヨーカーでなくても当てはまる言葉ですよね。
25歳ぐらいまでは就職、転職の大変さも経験、住む場所をどうするか迷い、パートナーについてももちろん浮き沈みがあった娘。
やっと今、それらが順調に彼女の手中にいい感じに入ってきたようです。
一方、わたしにしてみればやっと子育てもひと段落し、過去のあれこれが思い出され、時に反省材料ばかりが浮かびます。
まだ小さい娘の手を
ピシッと叩いてしまい
泣かせてしまったこと、
叱っているつもりが
次第に怒っているのか
自分でもわからなくなり
泣きながら寝ついた彼女の顔を見る頃
やっと我に返り、
なんてひどいことをしてしまったと
そっとほっぺにキスをしたこと
思春期初期、当時習っていた
フィギュアスケートのチェルシーピアまで
車で送りながら、娘が言った言葉にイラッとし
我を忘れ大声で言い返したこと、
反省材料はありすぎます。
それなのに娘は、
「マミは世界１のお母さんだったよ。
本当にわたしはラッキーだと思っているよ」
と、耳を疑うことをいうんです。
「大声で怒ったこととか、手をぴしりと叩いたこととか覚えてない？」
と聞くと、
「そんなことあった？ マミはいつも声を荒立てることがないイメージだったよ」
と。
「今までの親子関係で、ここだけは編集し直したいとか思うことは一つもないよ」
「・・・・・・・」
「今までを振り返って、マミにこうしてほしかったとか、ああしてくれたら良かったのに、と思ったことも一つもない」
そんなはずはないのです。
そこでわたしが思ったのは、
「この子は、自分にも相手にも都合の悪いこと、覚えている必要がないことは忘れてしまえるんだ」
ということでした。
叱っているはずが怒りに変わり、
おさまらなくなり、
怒鳴り散らし始め、
やっとそんな自分にハッとし
「ごめんね。本当にごめんね」
と、謝ると、まだヒックヒックしながら、
こくんと首を縦に振って
許してくれたことなどを思い出しました。
わたしが理想のお母さんであったはずはないのです。
それでも、子供って、きちんと謝れば許せる器を持っているのかもしれませんね。
わが娘ながらそんなことを不思議な気持ちで感じ入り、思わずぎゅっと抱きしめたことを思い出します。
27歳。
きっとあなたの27歳はさらに飛躍の年になる気がする。
そう娘に言いました。
「40代が楽しみ」って思える先を見据えるビジョンがあるから。
こんな不束なわたしの娘として生まれてきてくれてありがとう！
本当に本当にありがとう！
別ブログで日々のこと、ファッションのことなどを書いています。よろしければぜひこちらも読んでください。
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