わたしはクリスチャンではないのですが、ニューヨークに来て、知らず知らずのうちにキリスト教の考え方の影響を受けているように感じています。
亡き義父は神学を勉強したドクターで、夫は多大な影響を受けており、わたしはその夫の影響を知らず知らずのうちに受けているからかもしれません。
一つ前の記事では、躊躇しながらも少し傲慢にも聞こえることを書きました。
ここです。
例えば、わたしの前ではいいことを言っていても、裏で悪口を言っていたことがわかると、もうダメなんですね。
また、とても繊細な話題が、他人に伝わって無神経に話題にされていると、ああ、この人の口は信じられない、ダメだとなったこともあります。
とても大切に思っている友人の口から安易に他人に知られたくないことが漏れ、とても嫌な気持ちになったことがありました。
その当時は、このまま何も告げず、もう友だちでいるのはやめようと思いました。
それでしばらく連絡することを躊躇していました。
けれど。。。
やっぱり、何も告げず、友だちをやめるのは間違っている。
そう思い直し、その件のほとぼりが覚めた頃、
「あの時のこと、〇〇さんが知っていることがわかり、かなりショックだったよ」
と、久しぶりに会った時言ってみました。
〇〇さんの耳に入ったのはその友人からであることは間違いありません。
なぜって彼女にしか話していないことだから。
最初は、彼女、いろいろと言い訳をするのかなと思って構えていました。
でも、彼女がなんと言おうと、最終的にはわたしがとても嫌な思いをしたことだけわかってもらえばいい、と思っていたので、どちらにしても許すと決めていました。
そうしたら彼女はすぐに謝ってくれました。
「ごめんね。本当にわたしが悪かった」
不思議なもので、そうしたらいっぺんにそれまでのわだかまりは吹き飛びました。
それからは。。。
他の人に絶対に知られたくないことは、彼女にも言わないことに決めました。
彼女のことが大好きなのは今も同じだけど。
「口」が彼女の弱点だと分かったのだから、彼女をトラブルに巻き込ませないためには、わたしが気をつければいいのです。
その友人はその「口」のことなど大目に見たくなるほど、わたしには大切な人だと気づいたのです。
考えてみればわたしにだって欠点や弱点はありますし。
彼女が我慢してくれていることもあるはずで、お互いさまです。
娘にも似たことがありました。
彼女が大好きで大尊敬している友人Bちゃん。
けれど彼女には致命的な弱点があり、それは片付けが全くできないこと。
放っておくと1時間で部屋は散乱します。
それでも、数年前、友人とルームシェアをすることを考えていた時、彼女をルームメイトの一番の候補に考えていました。
「彼女と一緒に暮らすとお部屋がとんでもないことになるんでしょ。それでもいいの?」
と、聞いてみました。
「うん、それはネックなんだけどね」
娘は続けます。
「でも、部屋が散らかることなんて些細なことと思えるほど、彼女には素晴らしい点がいっぱいあるから」
そういうのです。
これを聞いて、これだと思いました。
友だちも夫婦も。。。
相手の欠点をそのまま受け止め、飲み込めるかどうか。
つまりそのままの彼、彼女を受け入れることができるか。
根底に「愛」があるかどうかです。
長く築いてきた「関係」
その途中には喧嘩をした時期があったり、冷戦状態のようなことがあったり。
どんな仲良しの夫婦だって、長年順風満帆ということはまずありえないはず。
けれど、そのいちいちを乗り越えてくることができたのは、ひとえに「愛」が存在したから。
愛が試されるのは、赦しが必要な時です。
ここで許すではなく、赦すと書いたのには理由があります。
許すことと赦すこと。
似ていて非なりなのです。
「許しの愛」は、「許容や妥協」が含まれます。
私たち人間にはこれが限界かも知れません。
もちろん、これも立派な愛です。
しかし、「赦しの愛」は、「いっさい根に持たない」ものなのです。
わたしのレベルはまだまだ許し、です。
けれど、友だちや家族は、赦せることを目指しています。
これが本当に難しいんですけれどね。
いつかもっと人間ができて、赦せる人になれるのだろうか。
死ぬまでにその境地に達することができれば上等だなと思っています。
子供たちが持つ「許す力」
プライム会員次期募集
昨年のプライム会員のみなさま、1年間おつきあいくださりありがとうございました。
今年はプライム会員の募集はありません🙇♀️
その代わり、イベントや福袋などは一般のみなさま全員を対象にして開催いたします。
6月には、都内某所で「お金」に関する少人数のトークショーのようなものを開催予定です❣️
万が一応募者が枠内を超えた場合は、元プライム会員の方を優先させていただくこともあるかもしれません。
ぜひ引き続きよろしくお願いします。
別ブログで主にファッションのこと、プライベートなことなどを書いています。
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雨が降りかかる背上部のヨークは、
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