一人でがんばることを降参した結果

今年もいろいろあったけど、久しぶりにとっても嬉しいことがありました。

このところ、試練ばっかりが続くように感じていたのでひとしおです。

ほんと、やったーと叫びそうになったほどです。

 これが可能になったのも、思えば一人で頑張ることをやめたから。

それは自分一人でしたことではなく、長く一緒にお仕事をしているアシスタントのりょうこちゃんのおかげなのです。

彼女なしでは、きっと10倍以上時間をかけてもそれでも大変だったと思うんです。

一人ではできなくても、ティームでならできることがたくさんある。

それを改めて学びました。

わたしたちはお互いに支え合って、助け合って生きているんだなとつくづく思いました。

 

りょうこちゃん、本当に本当にありがとうございました！

ラガーディア空港からマンハッタンの夕焼け

ニューヨークのような、息をしているだけでアップ＆ダウンが降りかかってくる気性の激しい街では、がんばって一人で生きようと意気込むと、さまざまなチャレンジと対峙することになります。

特に外国人グリーンカードなし、女、シングルの身には、メンタルは鉄人ぐらい強くないと乗り越えられないこともあります。

そう、個人プレーには限界がある。

でも一方で、もうダメだ、とても一人では抱えきれないと観念すると、必ずどこかからか助けてくれる人が出てくる場所でもあるんです。

助けてくれる人は、自身もかつて同じ経験をしたから、人に手を差し伸べたいと思うのでしょうか。

普段は他人とは冷たいぐらい距離をとるニューヨーカーですが、いざというと団結するし、特に弱者に優しい。

それは同時多発テロやハリケーンサンディなどの惨事が起こると実感します。

わたしは日本で生活していた頃は、一生だれかの助けを借りなくても一人で生きていけると自負していました。

一人でなんでもやっていける。

本当にそう思っていました。

その自負が崩れたのはニューヨークに来てからでした。

ここニューヨークで文字通り一人になって、涙も出ないほどの孤独や精神的などん底を経験しました。

いやー容赦ないです。

当時は治安も悪かったですし。

今、この治安の悪い街でトラブルに巻き込まれて死ぬことがあっても、それにだれも気づかないだろうな。

これを天涯孤独というのだろうなって。

これは、冬になると曇天が続き、寒さが厳しい場所で一人で暮らした経験がある人でないとわからない感覚かもしれません。

でも、そこまで行き着いてしまうと、必ず力になってくれる人、引き上げてくれる人がタイミングよく出てくるんです。

わたしにとってのそれは、初めて一人でがんばることを降参し、助けてというサインを人に送った時でした。

自分でやるだけのことはしても、苦手だったり、向いてないことでどうしてもできない時は、それが得意な人を頼る。

するとそれが得意な人は喜んで力を貸してくれる。。。

そして助けられて嬉しかったら、別の機会に自分の得意なことでお返しする。

もしくは、同じ人にお返しできなくても、自分を必要としてくれる人を助ける。

そんな感じで循環していけばいい。

そんなことをニューヨークで学びました。

さぁ、今のわたしには何ができるかしら。

りょうこちゃんにはどうお返ししよう。。。

なんとなくそんなことをあれこれ考えているとちょっとワクワクしてきます。

今日は、今ブログを読んでくださっているあなたに、何か喜んでいただけることはあるだろうかと考えながら文章を終わりにしたいと思います。

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