ニューヨークでは声を潜めて話さなくてはいけないこと | だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

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日本からは見えにくい、知られざるニューヨークやニューヨーカーのこと、たまにプライベートなことを書いています。

 

 

 

 

近所のパークアベニューのお花屋さん
わたしがハロウィーンが好きなのは
宗教や民族を超えてみんなで楽しめるから。
 
 
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こちらは近所のタウンハウス

 

 

 

雲ひとつない秋晴れ。

今日は久しぶりにパーソナルトレーナーをつけて運動をしました。

 

苦手なトレーニングをがんばれるのは、わたしの弱点を熟知してくれているトレーナーのおかげ。

 

 

彼はこれまで付いてきたトレーナーの中で初めての男性トレーナーです。

(ナターシャは結婚してLAで女優、テレサはアッパーウエストへ)

 

 

息子みたいに色々気を遣ってくれるし、ジムで働く女の子たちがみんな口を揃えて「いいヤツ」「親切」「知識がすごい」と褒めちぎるベテランです。

 

わたしを筋肉の限界に挑ませる匙加減がバッチリで、あっという間に汗が出てきました。

 

 

20秒の休憩の間にお水を飲みに行っていた彼が帰ってくるなりポツンと言いました。

どうやらジムのそこらじゅうに設置されているテレビ画面から情報を拾ったようです。

 

「ガザで子供が2300人も亡くなった」

 

この言葉にわたしは打ちのめされてしまいました。

「Dammit」

気がつくとそう言いながらタオルを投げていました。

二度もタオルを投げていました。

 

 

「子供を殺すなんて、いくら報復とはいえイスラエルも酷すぎる!」

声のボリュームにだけは注意しながらそう言いました。

 

 

ニューヨークでこの話題は本当は御法度です。

アッパーイーストでジムに来ている人の大半はユダヤ人だからです。

 

ニューヨークは、イスラエルの大都市、テルアビブに次いでユダヤ人口が多い街と言われているぐらいです。

 

アメリカでは弁護士も、医師も、エンターテイメント関係者も、メディアもアパレルもみんなユダヤ人が牛耳っています。

当然、みんなイスラエルの肩を持ちます。

 

けれど、彼は、

「そうだよ。本当に酷い話だよ」

そう言ってくれ、わたしは驚きながらもほっとしました。

 

「僕のクライアントにもユダヤ人が多くて、もちろんみんなイスラエル側だけれど。

いくらなんでも子供を殺したり、病院を空襲するなんて酷すぎる」

 

 

そしてもっと問題なのは、先進諸国がどこもかしこも、イスラエルの側についていること。

 

「そもそも、あのエリアはパレスティナ人たちが何千年も住んでいた場所なのに」

 

そこに国連はイスラエルを建国することを承諾した。

以来この根深い問題は小さくなるどころか大きくなるばかりです。

 

「その土地に何千年も住んでいたパレスティナ人たちの権利はどうなるのだろう」

 

かろうじて作られたパレスティナ自治区であるガザも今こんな状態です。

「彼らの生活は天井がない牢獄そのもので、ひっきりなしにイスラエルから制裁を受けていて本当に気の毒だ」

 

二人でそんな話をコソコソとしながらのトレーニングとなりました。

 

 

 

 

帰り道、歩きながら不覚にも涙が出てきてしまいました。

 

娘もわたしも、ユダヤ人の友人も、アラブ人の友人もいます。

 

そうそう、娘の友人で今はシカゴの医学部に通っているEちゃんのお母様はパレスチナ人でした。

 

ナターシャはハーフユダヤ人、テレサもユダヤ系ポーランド人です。

二人とも、インスタグラムにはI pray for Israelと書いています。

 

もちろん、ユダヤ人たちが過去に潜り抜けてきた悲劇を思うと今でも胸が潰れそうです。

 

けれど、パーレスチナ人の気持ちもわかる。

 

結局、わたしはドミニカ人のトレーナーのようにどちらの立場もとらない人としかこの話はしません。

 

 

 

NHKニュースでもこう伝えています。

 

今月7日からの一連の衝突で(ガザ)住民の犠牲が増え続けていて、子どもの死者は2300人を超えています。
空爆で命を落とした際に身元がわかるよう、多くの親が子どもの名前を足や腹部に書いているということです。
 

 

 

蛇足ですが。。。。

 

ひとつ前の記事で書いたわたしがフォローしているインフルエンサーもいち早く、このことをストーリーにあげていました。

 

わたしはどちら側にも親しい友人がいる。

どちらの気持ちもわかる。

 

でも、伝えたいのは市民が巻き添えになる戦争や報復は1日も早くやめてほしい。

 

というような内容でした。

 

が、次にみるとすでに削除されていました。

 

ファッションのインフルエンサーが政治的なことに首を突っ込むのはやはり難しいんだろうなと思いました。

ファッション関係者の多くもユダヤ人です。

 

 

びっくりマークイスラエルとパレスティナの間に何が起こっているのか。

 

 

そんな中、アラブの国の王妃という立場で勇敢にも発信をされている方がいらっしゃいます。

 

こういうことが起こり、あのクィーンはどうしてらっしゃるのだろうとふととても気になりました。

そうしましたら。。。

インスタグラムで発信してらっしゃいました。

 

 ヨルダンラーニア王妃です。


!別ブログでファッションのこと、プライベートなことなどを書いています。

彼女の勇気には頭が下がります!

ぜひこちらも読んでみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

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