ラボグロウンダイヤモンド買う価値あり? | だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

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日本からは見えにくい、知られざるニューヨークやニューヨーカーのこと、たまにプライベートなことを書いています。

今朝のニューヨークは昨日よりさらに不透明なオレンジ色に包まれ、視界もかなり悪くなっています。
お昼過ぎ、不穏な空の色はどんどん暗くなり、室内にいると灯りをつけずにはいられない暗さでした。
 
家の中にまで、スモークの匂いが忍び込んできていて、まるで近所で火事でもあったかのようです。
 
これがはるか彼方のカナダの山火事が原因だなんて。信じられません。
 
現在のニューヨークは、世界で最も大気汚染されている都市のナンバー5に入ってしまったようです。
 
 
 
 
 
さて、今日は、ここ数年話題にのぼり、とうとう世界のダイヤモンド商が集まる、ニューヨーク47丁目のダイヤモンゴ街でも、取り扱うことになったラボで造られるダイヤモンド、ラボグロウンダイヤモンドについてです。
 
 
最近では、あのラインストーンで有名なスワロフスキーもラボグロウンダイヤモンド市場に入ってきているとか。
 
ニューヨークでは、ダイヤモンド鑑定では世界的権威のGIAまでもこのラボで造られたダイヤの鑑定もするようになりました。
 
ただし、ラボグロウンは、あくまで人工で造られるダイヤなので、鑑定書も天然のダイヤとは別のものとなります。

また、一般的にラボグロウンダイヤモンドには敢えて、レーザー刻印で微小なID番号を刻むことで、ラボで造られたものであることを明示しています。
 
 
ピアスは天然の最高グレードのダイヤモンドと
全く引けを取らないキュービックジルコニア
ラボグロウンより破格のお値段で購入が可能です。
硬度はサファイアやルビー並み。
屈折度もほとんど変わりません。
 
 
 
 
さて、ラボグロウンダイヤモンドとは、ラボで作られるダイヤモンドのことです。
(略してラボダイヤと書きます)
 
鉱山で採掘されるダイヤとは、同じ炭素を原料としているだけでなく、結晶構造や硬度も天然ダイヤモンドと完全に同じです。
 
だからお値段には魅力があります。
天然ダイヤモンドより多少安め。
 
例えば、1カラットのブリリアントカットのラボダイヤがニューヨークダイヤモンド街で買えば20万円〜。
 
これが鉱山で採掘される天然ダイヤだと1カラットでカラーは黄色っぽいJ、キズも肉眼で見えるぐらいのSI2でも30万円。
 
また、天然ダイヤで最高のDカラー、傷はVS1(VVS1が最高)、GIA鑑定書付きだと100万円以上です。
 
ただ、これを見てあれ? と思われるのはわたしだけかしら。
 
 
天然石より安いけれど、ラボで造られたとはいえ、お値段はそこそこします。。
 
それにラボで作るはそう簡単ではありません。
2、3ヶ月はかかります。
 
 
 
ところで、先日、何気なくインスタグラムを見ていたら、これは大きな誤解を招くと感じる記述に出会いました。
 
誤解を招きそうな記述や商品の売り方をしているサイトも見かけますので、ここでラボグロウンダイヤモンドについてわかりやすくご説明できればと思います。
 
 
 
左は天然ダイヤモンドカラーE、キズVVS1、
右のピアスはお値段は破格にお安いキュービックジルコニア
硬度も屈折度も天然ダイヤモンドに大変近く
見た目もほとんど遜色がありません。
 
 
 
 
ある方のインスタグラムで、0.1カラット以下の小粒なメレダイヤを使ったデザインリングをラボダイヤと表記して販売していました。
 
それは14Kゴールド台のデザインリングでお値段は60万円ほどでした。
 
しかし、そのデザインのリング、ニューヨークのダイヤモンド街で天然ダイヤ&18Kゴールド台で作っても、半額以下でできてしまいます。
 
 
小さなダイヤモンドのデザインリングは、天然のものでも安く買えるのに、ラボでわざわざ小さなものを手間かけて作るのは不思議だし、しかもそのお値段が天然ダイヤより高いとは。
 
これはラボグロウンではなく、キュービックジルコニアではないかと思われます。
 
 
1カラット以下の小さなラボダイヤモンドはまず存在しないと言っていいからです。
 
ラボグロウンのダイヤはデザインリングには向いてないのです。
 
なぜならば。。。
 
ダイヤモンドは小さくなればなるほど、4C(Carat, Color, Clarity, Cut)なんてだれも気にしなくなるし、鑑定書もつきません。
 
しかも、小さくなメレダイヤは手に入りやすいのです。
 
大きなダイヤを囲むメレと言われる小粒ちゃんだと、天然も、うんと安価なジルコニアも、さほど大きくお値段に変わりはありません。
 
つまり、希少価値はうんとなくなります。
 
当然、メレメレダイヤは1個ずつではなくざくっと目方売りです。
 
 
キッパリ言いますと、
 
1カラット以下のラボダイヤは例えあっても買う意味がない。
 

 

お値段にさほど違いがないからです。

わざわざラボのを買っても節約はできないし、ラボの人だってわざわざ小さいのを作る意味がないからです。。
 
 
 
 
以上、今アメリカでは、ラボダイヤが注目を集めていますが、1カラット以下のもので鑑定書もつかないものであれば、買う意味がないのは上記の理由によります。
 
わたしは個人的に、普段、気軽に身につけるレベルなら、キュービックジルコニアのものを激しくお勧めします。
わたしは天然のダイヤモンドとミックスして身につけています。
 
 
!ダイヤモンド、ラボダイヤ、キュービックジルコニアを徹底比較しました。
 
 

 

 

 

 

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