チャンスの神様は前髪しかない。
後ろはつるっぱげ。
だから前から走ってきた
神様(チャンス)をつかむには
前髪で勝負するしかない。
こう教えてくださったのは
編集者時代かわいがってくださった
フォクシーの前田義子さんこと
ミスリンでした。
わたしが20代の時のことです。
以来この言葉が心に残りました。
部屋には好きなものをディスプレイ
自分には心が満たされるものを纏う。
チャンスの神様をつかむためのおまじない。
チャンスは前髪で掴み損なうと
後ろはツルッパゲだから
より難易度は高くなる。
しかも多くの場合は、
すごい速さで駆け抜けていく。
チャンスだと思ったらすぐに掴めるよう
感覚の瞬発力も鍛えておかなくちゃ。
でも、瞬時でそれがチャンスだとわかり
試みても掴みきれないこともあります。
例えば狙っている会社の就職試験や
獲得したいクライアントや
結婚や再婚をしたい相手
そういうのって仮に
チャンスは掴めても
そのままゴールインできるかどうかはわからない。
娘は転職先を探している時
何度か最終面接で落とされていました。
ちょうど景気が下降線を辿り始めた頃です。
ブームだったスタートアップ(起業)も
あっという間に萎んでいった頃でした。
何度も自信喪失しながら
度重なる面接を潜り抜け
昨年の終わりとうとう
今の職場に決まりました。
以来、仕事内容や同僚、オフィスの全てが
想像していた以上に良くて
これ以上望んでは
バチが当たるほどだと喜んでいます。
運命を決める面接とか
プレゼンとか交渉
もう錆びついたスキルを駆使してする
初めてのデートの時
「お守り」になるものを身につけると
上がらずに自分らしく振る舞えるものです。
まず重い腰を上げて行動することは大切。
チャンスに直結するものを
つかむ行動なしでは何も始まりません。
また、今の時代は情報収集力を
磨いておくこともとても大切です。
情報こそ、
チャンスの神様の一番弟子なので
神様の存在を明かしてくれる
一番弟子(情報)を入手することが手始めです。
次はその情報を取捨選択。
勝算が低いものは何かは
案外自分が一番よく知っている。
そのチャンスを掴みたくて、
ずっとずっと狙っていた期間が長いほど
成就できる確率は
自分が一番よく知っている。
例えばわたしが100メートル走で
オリンピックを目指さないように
自分の得意なもの、
不得意なものも知っている。
多くの人は好きでしかも
得意なものを目指すはず。
また、難易度が高いと感じれば
その空間を埋めるため
勉強をしたり、練習をしたり
チャンスに近づく努力をするでしょう。
それでも掴めない場合は。。。
多くの場合、高望みというよりも
諦めが早すぎるから。
自慢にもならないのですが
わたしも残念賞を総なめするほど
諦めが早い方でした。
相手から断られるのが怖くて
じゃあ、自分から終わりにしよう。
そのほうが傷が浅く済むから。
こんな感じです。
今でも新しいことにチャレンジして
うまくいかないと
すぐに投げ出したくなります。
それでチャンスをいろいろ
逃してきた気がします。
繰り返すようですが諦める原因は、
「失敗が怖い」から。
失敗をすると自信を喪失し
次のチャンスがあっても
「どうせ自分には無理」と決めつけ
チャンスに飛びついて
転んだり倒れることが怖くなる。
転んだり倒れたりする前から
もう倒れるものと決めつけて
否定的になっていく。
親に褒められることが少なかったわたしが
自分のままでいいと
自信を持てるようになったのは
この人たちのおかげ
そういえば娘の友人Sちゃんが
就活をしていた時
なかなか決まらないの〜と
こぼしていたことがあります。
「何社受けたの?」
と、聞いてみたらたった一桁数でした。
そこでわたしが
「M(娘)が何社受けたか知っている?
言い方を変えると何社から
Noと言われたか知っている?」
「50社以上受けたのよ」
それを聞いたSちゃんは目をまん丸にして
固まっていました。
そして、まだまだ自分には
できることがあると納得し
拒絶を恐れる気持ちを
捨てることができたそうです。
わたしの姪は3浪して国立大学に合格しました。
現役の時は選びに選んで一校だけ。
浪人して予備校に通いまたして2校だけ。
続いてもう予備校通いはやめて一人で勉強し
3浪してやっと大学数を増やし
望む大学に合格できました。
女の子でしかも2浪目ともなれば
普通は親をはじめとする周囲が
よってたかってやめさせようとするでしょう。
それに屈することなく
自分を信じて貫いたからこそ
掴めたチャンス。
もっというとチャンスの神様は
ツルッパゲだし、
瞬足で駆け抜けていくけれど
案外、何度かやってきてくれるんです。
1回目はダメでも予行練習と思って
ダメだったことにクヨクヨせず
虎視眈々と次を待っていれば
しかもその間、着々と
練習や訓練などで研鑽を積んでいけば
掴める時はくる。
結局、いちばんの敵は諦める自分。
チャンスの神様は
後ろ髪はツルッパゲだけど
案外セカンドチャンス、サードチャンスを
与えてくれる優しさがあって
何度も目の前に現れてくれる。
ということで、以上は、
人生において何事も
(就職、結婚、出産など)
スロースターターで遅かったわたしの
経験に基づくチャンスに関するお話でした。
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ぜひ読んでみてくださいませ。
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