早々引退した男のケチケチ悠々金銭感覚 | だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

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日本からは見えにくい、知られざるニューヨークやニューヨーカーのこと、たまにプライベートなことを書いています。

夫の友人の中では一番早く引退したのがCくんです。

 

55歳で早々と引退。

以来、彼はほぼ世界中を旅行して来ました。

 

これまでわたしは、いくら彼が楽しそうにしていても、心のどこかで夫にはできるものならそう早くリタイアしてほしくないと思っていました。

 

 

ご主人が引退してよく聞くのは、暇を持て余している夫が家にいて、妻が彼を持て余してしまうというものです。

わたしもまさにそれを恐れていました。爆

 

 

けれど、その考えが少しずつ変わったのはパンデミックのおかげかもしれません。

二人でずっと家に閉じ込められている時間が長く、ずっと一緒にいて、案外やっていけるかもと思ったのがきっかけです。笑

 

今、マイアミで1週間Cくんカップルと一緒にステイケーションを楽しんでいます。

主にCくんがお料理を作ってくれてみんなで食卓を囲み、プールサイドでだらだらおしゃべりしながら過ごす午後は格別です。

 

 

 

ところでこのCくん、これまでは夫にも勝る「ケチケチ」生活を送って来ました。

 

今もその名残はあります。

 

11月には一人でアルゼンチンと北極に行っていたのですが、パートナーを同伴しなかっためか、1泊20ドルのホテルに泊まって、シャワーのお湯が出なかったとか言ってました。笑笑

 

学生ならまだしも、大の大人が

 

どんだけ!

 

という感じでしょ🤣

 

 

しかし、よくよく話を聞くと今年はパートナースーザンとのアニバーサリー20周年だそうで、マイアミでは、NOBUで!おまかせを食べて来たそう。

二人で500ドル以上!

うわ〜豪勢やわ〜。

 

と、夫に染められ締まり屋生活が身についた私はびっくり。

 

 

また、カリフォルニアを旅行したときは、サンフランシスコで、コンバーティブルのコルベットをレンタカーし、二人で10日間かけて、モントレーやナパバレーなど風光明媚な名所を周り、ロスアンジェルスまで行ったそう。

 

そっか、お金を使うときは使うんですね。

 

 

そう言えば、ケチケチのCくんですが、今のパートナーのスーザンと知り合ったのは、彼が新しい家を購入したときでした。

 

 

室内を整えるのに、インテリアデコレーターを雇ったのです。

 

 

ええ〜?

Cくんがインテリアデコレーター?

夫も私も信じられないとびっくりしました。

 

 

しかし、そのとき雇ったデコレーターが今のパートナーです。

もう20年一緒に幸せに暮らしているんだから、彼女を雇って、しっかり元をとったと言えます。

 

 

Cくんには前の奥さんとの間に娘が一人ます。

その彼女とも温かい雰囲気でいつも笑っているスーザンはとっても仲良しです。

 

スーザンの口からはよくCくんのお嬢さんの名前が登場します。

その口調から、継母とは言えいかに彼女を大切に思い、可愛がっているかが伝わって来ます。

 

 

前の奥さんはあまり母親らしいことができない人なので、スーザンの存在は大きいのです。

 

 

 

四人で大好きなヴィスカヤ美術館に行って来ました。

 

 

まるで中世時代の枢機卿の夏の離宮という雰囲気です。
 
 

 

そうそう、Cくんですが、今年の旅の予定は、マイアミの他には、再びカリフォルニア、そしてなんとボルネオ、続いてわたしたちと一緒に日本を旅する予定です。

 

 

なお、彼は自分の趣味にもかなり気前よくお金を使います。

趣味は半プロと言える腕前のカメラです。

 

 

引退した後、すぐにコミュニティカレッジに通い、写真とお料理を勉強したのです。

 

 

野生動物の写真を撮りに、ガラパゴス、アフリカ各地、インドなどにも行っています。

そのために、レンズなど2本も100万円以上のすごい望遠レンズを持っています。

 

 

 

 

こちらはヴィスカヤ美術館の屋根にのぼっていたグリーンのイグアナ。
 
 

 

このケチケチと贅沢のメリハリ。

 

55歳までは特別に好きではない仕事を淡々とこなして来たCくん。

そして55歳になるとサクッと会社をやめました。

 

 

その後30年は悠々自適で遊べて、25歳の娘とスーザンにも十分なお金を残せることをしっかり計算した上でのことでした。

 

 

 

でも、もう5年も引退生活をしていて、世界中を旅行しているCくんたち。

旅行計画に関しては、体力がいる国への旅行を優先しているそう。

 

 

80歳になったらなかなかいけない場所。

そんな場所を今優先しているのです。

 

昨年は重いレンズを持って何マイルも歩き、北極でペンギンの写真を撮って来ました。

確かに体力がいる趣味ですものね。

 

 

 

5年前、彼が引退したとき、わたしは仕事をしないで暇を持て余す生活の何が楽しいのかしら、と思いました。

 

 

そんなに急いで老人っぽい生活をしなくていいのに、とすら思ったものです。

 

 

ところが夫がセミリタイアをした今、こんなことならもっと早くリタイアしてもよかったかなと思います。

 

もちろん今後30年、40年悠々自適でやっていける蓄えがあることが大前提ですが。

 

今となっては、夫がこれまで締めるところは締めてくれたことにひたすら感謝です。

 

 

若い頃はなかなか20年、30年後のことまで考えられないものですが。

 

20年後の自分へ、今の自分はどんなプレゼントができるか、そう考えてみるといいかも。

 

 

 

 

お詫び

わたしのミスでプライム会員22年第1期の方の期限が1月31日ですぎておりました。

ですが、次の募集は3月1日有効分からとなります。

そのため、今月は1ヶ月特別に昨年第1期の方は延長させていただきます。

また、今月有効のVIP割引をプライム会員の方全員に適応させていただきます。

追ってその情報をニュースレターでお送りします。

どうぞよろしくお願いします。

 

 

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