今日はブエノスアイレスの謎について。
20年以上前、夫がシンガポールに出張に行く機会が多かった頃、機内で近くに座った韓国人の若いビジネスマンと会話をする機会があったそうです。
その男性は３０代後半か４０代前半ぐらい。
ニューヨークから行くと
シンガポールはとても遠いことから
当時はファーストクラスで出張をしていました。
同じファーストクラスに乗っていた
その男性もビジネスの出張らしく
りゅうとしたイタリアっぽい
スーツを着ていたそうです。
その彼となぜか女性の話になったそう。
するとその彼が
「僕は韓国人女性は世界で一番美しいと思う」
ときっぱり言ったそうです。
これ、日本人男性はどうでしょう。
きっと１０人のうち９人は、日本女性が一番だと言ってくださるのではと勝手に想像しています。
いかがでしょうか。笑笑
ではアルゼンチンではどうでしょうか。
ブエノスアイレスのショッピングモール
わたしたちより一足先に
一人旅でブエノスアイレスに来ていた
夫の友人が出発前にメールを送ってきました。
「ブエノスアイレスはきれいな女性がいないよ」
彼は美意識は高いけれど
決して女性を外見で判断する
タイプの男性ではありません。
妻とは20年以上円満に連れ添っています。
その彼が、タンゴで有名な情熱のこの街に美しい女性がいないなんて。
ありえない！
どこを見ているのか、と耳を疑いました。
お隣のブラジル同様、セクシーで美しい女性がいっぱいいるに違いないと思っていたのです。
ところが来てみて納得してしまいました。
ごめんなさい。
確かに、年代かかわらず
スカートやワンピースを着ている人が
本当にいないのです。
男性にとってスカートやワンピース姿は、女性が美しく見えるキーファクターであるのは間違いがないでしょう。
また、ここは治安が悪いためか、
９９％の女性が高価なジュエリーはもちろん
普通のアクセサリーも付けていません。
最近、治安が悪化している
ニューヨークでは
みんなジャラジャラと
アクセサリーは付けています。
ここは、ノーメイクの人も多いです。
年配の女性の多くは、長年の喫煙か
お肌のお手入れを放置してきたためか
日本でなら化粧品で緩和できる
シワやたるみが深く刻まれている人も多いです。
ドイツのインフルエンサーのカーロがニューヨークに来た時
ジャラジャラのネックレスと
袖幅が広く長いコートの袖を
大胆に折り曲げて肘までの手袋をする。
この着こなし今年見習いたいです。
日本の感覚でいうときれいでいることを
放棄しているのかなとすら思えてきます。
美の基準とは、
単に容姿の良し悪しだけではなく
肌や髪の美しさを保とうとする努力や
姿勢、そして所作など様々な要素が
作り上げるものなのでしょう。
そんな疑問を抱きながら
先日、ブエノスアイレス１の
ショッピングモールに行ってきました。
とても美しい建物で目を見張るのですが。
並ぶブティックは全てドメスティックブランドのよう。
正直に言って近所にあったZARAの品揃えもなんとなく日米とは違うような。
ほしいと思うような興味をそそるブティックはありません。
それにあったとしても
ここに住んでいたら
いつ手を通す機会があるのでしょう。
そしてふと気がつきました。
わたし自身も、時計も含めて
毎日アクセサリーを身につけてないと、
メイクをする気力も失せ
着る服まで、かまわなくても
どんどん平気になっていきます。
外を歩いている人たちも
特におしゃれな人がいないから、
自分自身もスリに狙われないよう
街になじむため
手抜きになっていきます。
ふと、東京とニューヨークで売れっ子のモデルだったMちゃんが言っていた「オーラを消す」という言葉を思い出しました。
もしかしたら、ブエノスアイレスにもきれいな人はいるんだけど、彼女たちはあえて、街ではオーラを消しているのかも。
わたし自身もしばらく
着る物にかまわないうちに、
女を捨てていると言っても
過言ではない気分になってきました。
ニューヨークではネックレスも重ね付け、ピアスも２つ以上、リングもジャラジャラしている人のなんと多いことでしょう。
ニューヨークは最近治安が悪いとはいえ、まだまだ自由にアクセサリーを身につけて歩けます。
この違いは大きいのかもしれません。
さて、ブエノスアイレスにも
少し慣れてきて、今日は、
髪を下ろして一つだけ
小さめのピアスをすることにしました。
２ウエイで楽しめるピアスの輪っかを一つ外しました。
これだけのことですが
おしゃれをした気分になり
少しワクワクしました。
やっぱり小さくても、顔周りだけでもアクセサリーを身につけると違いますね。
カジュアルな装いでノーメイクでも、眉とまつげを整え、ピアスだけは必ず身につけるという人が多いのも納得です。
スリには気をつけながら、一方でオシャレ心の忘れずに楽しみたいと思います！
日本は連休ですね。
どうぞみなさま、有意義な１週間となりますように。
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