つい、この前まで大学生だと思っていたのに。
もう結婚を考えるお年頃になったんですね。
答えはNoです。
わたしが夫との結婚を決め、夫と写っている写真を両親に送ったら、父が
「この男なら間違いない。目を見ればわかる」
といい、それであっけなく合格となりました。
夫の方の両親からも反対はありませんでした。
たとえ反対しても夫がおとなしく聞くタイプではないことを知っていたのかもしれません。
年齢を重ね、周囲でたくさんのカップルの経緯を見て来た今だから言えることは、わたしが夫と国際結婚にもかかわらず、大きな反対もなく結婚できたのは、ひとえに夫がユダヤ人ではなかったからではないかと思っています。
ユダヤ人の人口が世界ではイスラエルのテルアビブの次に多いと言われるニューヨーク。
アッパーイーストにはユダヤ人たちの教会に当たるシナゴグがたくさんあり、ユダヤ人だけが通う学校もあるぐらいです。
彼らの多くは、非ユダヤ人にもとても親切だし、友好的です。
特にわたしたち日本人とは文化的にも、教育や家族を重視する点で似ているためか、娘の友人たちを通じて家族ぐるみで親しくなったユダヤ人家族も何家族もあります。
ただ、これが結婚となると話が別なのです。
maronさんもコメント欄で描いてくださいましたが、
イスラエルの法律では、「ユダヤ人はユダヤ人の母親から生まれた人、またはユダヤ教に改宗を認められた人」(「イスラエル帰還法」より)と規定されています。
加えて、国を持たずに、世界各地で迫害を受けながらも、連綿とユダヤ教を継承して来た歴史の中で、非ユダヤ人を「よそ者」と見なす考え方が自然と強まったのでしょう。
鎖国時代が長かった日本で主に欧米人を外人=外の人と区別するのに似ています。
ニューヨークで親に結婚を反対されたカップルのうち、ユダヤ人と非ユダヤ人のカップルが圧倒的に多いのはそのためだと思います。
わたしは自分の経験では彼女たちを励ますことができず、こんな話をしました。
「わたしたちは反対されなかったけれど、あなたのお父さんも(夫)かつてユダヤ人のガールフレンドと付き合っていた時があって、その子のお母さんに、娘との結婚は考えないでほしい、とぴしゃりと言われたらしいよ」
それから
「あなたのおじさん(義弟)も、彼女と結婚できないなら死んだほうがましだと思うほど愛していた女の子がいたけれど、やっぱりその子の家族から、娘はユダヤ人以外の男とは結婚させない、と言われて破綻した経験があるし」
でも、のちに夫はわたしと出会い、25年間それなりに幸せで、その女の子とのことは過去の美しい思い出として殿堂入り。
義弟もそのガールフレンドの後に二度結婚し、今は再婚相手が運命の女性だと自他ともに確信しているほど。
今は、彼以外の人のことは考えられないかもしれないけれど。
反対されてその相手とは破綻した後、別の人と幸せになっている人も世の中にはたくさんいるのも事実。
だから今は結論を急がず、とりあえず、流れに任せてみたらどうかな。
こういう時は白黒しないで、とりあえず答えは棚上げしてみる。
合言葉はのらりくらり、だよ。
そのうち、周囲があなたたちのことを認めてくれるようになるかもしれないし。
自然の流れで二人で納得して関係を解消し、その後、何も無理をしなくても、自分らしくそのままでいても、何もかもが、トントン拍子に進む人が出てくるかもしれないし。
わたしも20代の頃はだれとつきあっても、必ず暗礁に乗り上げる関係を繰り返していました。
自分の服、考え方、仕草、態度、いろいろな面で違う人を装ってみたりもしたけれど。
どうしてもうまくいきませんでした。
けれど、夫と出会った時は、自分のそのままでいてトントン拍子に進みました。
結婚って長丁場だから、自分を変えずにそのままで受け入れてもらえるとうまくいくし、自分にとっても楽チンです。
そして、こんな話も思い出しました。
娘たちの友だちのひとり、Bちゃんのご両親は、共にイスラム教徒ではあっても、シーア派とスンニ派と宗派は違う育ち方をしました。
が、大学時代に恋に落ち、両家の激しい反対を押し切り、情熱に任せて駆け落ちをして結婚を決行したのです。
今もお二人は最高に仲のいいカップルです。
けれど、Bちゃん曰く、今だにどちらの親戚ともおつきあいがなく、祭日など世間では家族が集まる時は寂しい思いをするそうです。
もちろん、それを超えられるぐらい二人の固い絆と愛で結ばれていればいいんですけれどね。
短期間おつきあをするだけなら、「異」なる部分は刺激になるけれど。
結婚を前提にするなら、結論は急がず。
合言葉は「のらりくらり」
そのうちそうすればいいか
自分はどうしたいか
きっと答えが見えてくるはず💕
と、こんな話を3人でしました🥰
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