その強さと進化するしなやかさが眩しくて頼もしい | だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

日本からは見えにくい、知られざるニューヨークやニューヨーカーのこと、たまにプライベートなことを書いています。

そろそろパンデミックも世界的に収束に向かっているようです。
 
ただ、健康な人にとっても、残念なこと、取り返しがつかないこともあったと思います。
でも、それも変換次第で前向きになれたり痛みが少なかったり。
 
コメントをくださる方やいつも読んでくださってる方にもそれがお上手な方が多くて、この受難の道のりお互いに励ましあってここまでこれたんだなってしみじみ思います。
 
大変に遅くなりご迷惑をおかけしました。
LOVE リング今週ぐらいからみなさまに発送いたします!
 
 
 
 
アメリカでは、本来なら今が大学卒業式のシーズンです。

でも、このパンデミックで卒業式は中止です。

前代未聞、バーチャルに変更だそうです。

 

 

ニューヨークの高校生たちも6月の卒業式もキャンセルです。

プロムも三密なので行えません。

 

アメリカ人にとってプロムは、一生思い出に残る大切なイベントです。

プロムや卒業式ばかりか、お世話になった先生にも、お友だちにも会えないままお別れです。

 

 

失われた卒業式。

青春の大切な1ページが削除されてしまう。

 

 

 

大学の卒業式がなくなってしまった娘の友だちは、ひと気のない大学の門の前でお友だちと写真を撮ってインスタストーリーに載せていました。

あの四角い帽子とガウンを羽織って卒業式の服装で。

 

 

 

そして、

「わたしはポジティブに考えるているから大丈夫」とお返事をくれました。

 

 

彼女はニューヨークで就職が決まっています。

 

 

今度会うときは、ハグが許される状況になっていると信じて、わたしもポジティブに切り替えたいと思います。

 

晴れてこの時期が明けたらみんなをお招きしてお祝いのパーティをしなくちゃ。

 

 

知り合いの俳優仲間に、本人も感染し60代のお父様を亡くした人がいます。

お父様の死に目に会えず、お棺やお葬式も出せず、今でも父親が亡くなった実感がないそうです。

 

 

娘の大学時代からの仲良しの一人はミラノ出身。

 

2月にスキーのためイタリアに帰る予定があったのに、イタリアの急激な感染の広がりのためキャンセル。

そのまま国交が途絶え3月からフロリダの親戚に身を寄せていました。

 

彼女だけ仕事の都合上、リモートワークの許可が下りるのが遅かったため、娘たちの隔離合宿にジョインできなかったのです。

 

 

実は3月に、彼女のミラノの家族全員が次々感染。

どんなに心配だったことでしょう。

 

それでもイタリアに帰ることはできません。

4月はずっと、家族全員を亡くすのではと、精神的にとても辛い日々を送っていました。

 

 

娘たちはそのお友だちのことをとても気にかけていたのですが、わたしには一切教えてくれませんでした。

 

 

世界1感染者が多い街ニューヨークに住むわたしたちのことも心配で、わたしたちを動揺させたくなかったのでしょう。

 

口にすると不安が現実化してしまうような不吉なものを感じたのかもしれません。

 

が、4週間かかってやっと完治したそうです。

本当に良かった。

そしてその彼女も今週から、娘たちの隔離先のコンドミニアムに合流です。

万が一、入居を断られないよう、PCR検査をきちんと受け、陰性の証明書をもって来るそうです。

 

 

こんなふうにやっと、本格的に嬉しいニュースが飛び込んで来るようになりました。

 

 

 

思えば、20代や30代の方々は、物心ついた頃から世の中の不穏をいろいろ経験してきた世代ですね。

 

 

23歳の娘が4歳の時に同時多発テロ9/11。

11歳の時に100年に一度の大不況。

 

日本でも、25年前に関西大震災

9年前に東日本大震災

 

30代ぐらいまでの方は、ある日突然日常が転覆してしまう危機を常に身近に感じながら成長されている。

 

常にテロ攻撃の不安も常にありました。

 

 

親の不安な後ろ姿なんかも見ながら成長してきたのかな。

 

でも、親が子供を安心させようと、精一杯がんばっている姿も見て大きくなったとも言えるかも。

 

 

 

だからかも。

本当にしっかりしている。

 

 

わたしたちが20代、30代の時とは比較にならないほど。

というと、自分たち世代に厳しすぎかしら。

 

 

 

それで、娘の友人Bちゃんのご両親(50代)の卒業式のお話を思い出しました。

 

 

Bちゃんのご両親は、日本で育ったわたしたちには考えられない経験をされてきました。

 

 

大学の卒業式は地下室で簡易に行ったそうです。

レバノン戦争のまっただ中だったため、爆撃を逃れるためです。

 

 

Bちゃんは、ご両親がこの1月ドバイでコンサートにいらした時マスクをして盛り上がっていらっしゃる写真をインスタストーリーにあげていました。

 

お二人がマスクとマスクのキスをしている写真をインスタストーリーにあげていて、その迅速なコロナ対策とユーモアのセンスに感嘆しました。

 

 

 

 

 

 

ポルトガルヴォーグ4月号の歴史に残る表紙

 

 

 

 

今回の隔離期間中も泰然とされている様子でした。

 

Bちゃんの若い従兄弟も、数年前、イスラエルがレバノンに侵攻しレバノン郊外に爆撃をした際、小さい弟たちと母親を連れて命からがら家族で逃げた経験があります。

 

イスラエルの爆撃機が給油をしている隙間をぬって逃げたのだそうです。

 

 

 

また、A ちゃんの親戚は今もシリアにいます。

爆撃があった夜、若い子たちは停電の中おめかしをしてクラブに出かけるそうです。

その晩は、もうこれ以上爆撃がないことがわかっているので一番安心できる晩なのだそう。

 

 

 

今回のコロナパンデミックや震災のように避けられない事態を経験しても、かつて、命がけの経験をした人は、肝がすわっているなと感じます。

 

 

 

失われたものを

ただ嘆くのではなく、

強いだけでもなく、

スパッと気持ちを切り替え

しなやかに先に進む

順応性に優れている。

 

 

本当に、そんなみなさんはすごいなと思います。

頼もしいなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

この世で生き残る生物は、
もっとも頭の良い生き物でも、
もっとも強い生き物でもなく、
もっとも変化に
対応できる生き物だ。

 

小泉純一郎:元内閣総理大臣

 
 
追記!
 
上記の名言は、ダーウィンのクオーツからきているそうです。
調べてみましたら、こちらのようです。
 
“It is not the strongest of the species that survives, nor the most intelligent that survives. 
 
It is the one that is the most adaptable to change.” – Charles Darwin
 
 
 
 
 
 
今週も世界中から急速に感染者が減っていくといいですね!
あともう少し、どうぞお気をつけてお過ごしください。
 
 
 
 
 
 

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