問題はいつ捨てるか手放すか

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8年前の撮影風景。

懐かしい。。。

昨日、ちょっとショックなニュースを実家（義妹）から受け取りました。

生前母が生きていた頃は

管理してくれていた服たち。

ほとんどは処分したのですが、

まだ古い毛皮のコートが

3枚だけ残っていました。

1枚はわたしが大学卒業の時に

母が買ってくれた

ベージュ色のラビットちゃん。

シンプルなデザインとはいえ特別な日に数回着ただけ。

それでも捨てられない気持ちは

母も同じだったみたいで

毎年、陰干しをして

丁寧に管理してくれていました。

毛並みも良く

また流行も戻ってきていて

ヴィンテージとして

着てもいいかなと迷っていた代物です。

着なくなって30年＋。　笑

でもN Yに持って帰るのもかさばるので、引き取ってくれる業者さんを知っているという義妹に断腸の思いで任せました。

持って帰るのが面倒。それに負けたのです。

ところが業者が引き取ったお値段に愕然としました。

ラビットちゃんは500円。

わたしがファッション編集者としてまだ新米だった頃、清水の舞台から飛び降りるつもりで買ったフォックスのコートもなんと1000円で引き取ってもらったとか。

何十万円もしたのに千円とは。とほほです。

こちらは、とある有名なブランドがまだ小さいお店を表参道に持っていた頃、オーナー直々から買ったもの。

これは大好きで、何度着たことか。

パリ出張にも持参したような。

肩意地はって精一杯背伸びしていた頃の1枚。

脆くてすぐ壊れそうになる自己肯定感を鎧のように守ってくれていたような。

ただ、こちらもニューヨークには持って行きませんでした。

丈が短いのでニューヨークでは寒すぎる。

今となっては肩が大きすぎて着られません。

わたしには思い出の品も、実際はただの古着です。

これがエルメスやシャネルののバッグならきっと同じ値段を保っていたでしょう。

ただ、どちらも、古いとは言っても母のメンテのおかげで状態はとてもいいのです。

ああ、こんなことなら、いくらかさばってもがんばって持ち帰り、コートドライブに寄付すればよかった、と地団駄を踏みたい気持ちでした。

ニューヨークでは寒い時は、コートもないホームレスの人たちは、まじで凍死します。

これなら寒さはしのげるので、ホント寄付すればよかった。

ちょっとの手間を惜しんだ自分を呪いたくなりました。

こんな具合にわたしの方の家系も、夫の方も、物を捨てるのが本当に苦手。

他人にとってはただのボロ着が、こんまりさん曰く「胸がキュン」となる代物なんです。

そういうものが多すぎて本当に捨てられないのです。

でもこんなわたしですが、さすがにこれには懲りて服に関してはこんなルールを決めました。

今シーズン買ったものはシーズンが終わる前に処分（寄付）するか手元におくかを決める

なんとなく買ったものの１回か２回着て終わったものでも、相当にワクワクする服なら取っておきます。

処分するのは、

✔️可愛いお値段に惹かれて買った旬のもの。

なくても少し寂しい程度で生きていけるもの。

✔️来年着るかどうかわからないもの。

迷いがあっても、単にもったいない、というだけかどうか自分に聞いてみる。

２、3年持ち越して流行が終わってからでは、寄付するにしても、もらう方もありがたみがなく、もしかしたら、開発途上国でゴミの山となるだけかもしれませんから。

これだけは避けなくてはと思うのです。

それともう一つ、

自分にとっての「ベーシック」の入れ替えはマメに

ベーシックで上質なものは長く着られると言っても４、5年が限度。

特に仕事着としてお世話になっているもの、「制服」感覚で頻繁に着ていた物ほど「古い人」になる前に入れ替えます。

コート、LBD(黒いワンピース）、ネイビーのワンピース、ジャケット、カーディガン、白シャツ、黒パンツ、ジーンズなど肩幅や丈、身幅など少しずつ流行は動いています。少しでも古いなと感じたら、お値段関係なく寄付します。

古いなと感じても残すのは、また流行が戻って来たとき、愛おしい気持ちで絶対着る！と決めているものだけです。

服は、なんだかんだ言って消耗品。

でも、上手に仲良くすると、

人生を切り開く「投資」になります！

「見た目」は、わたしたちの中身（主人公）の名脇役です。

だからこそ、特に服にはきちんと投資してあげてください！

さて、今日はこれからわたしのオフィス兼コーディネートルーム兼物置となっているお部屋の片付け第２弾。

頑張ります！

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ちなみに、２月第一便は、20年、30年長持ちするバッグのブランド、意外に買わないほうがいい一流ブランド、なんてブランドからは叱られそうなことも、わたしの痛い経験から書いて行きます。

ブログでは書けないこと、でもお伝えしたいこと、楽しみにしていてください！

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