ピンチはチャンス! 災難続きの旅を巴里で | だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

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日本からは見えにくい、知られざるニューヨークやニューヨーカーのこと、たまにプライベートなことを書いています。

みなさま、こんにちは。
コモンるみです。


サンクスギビングを利用して
我が家では弾丸イスタンブールツアーを実行したのはよかったのですが
まさかこの旅行がこんなトラブル続きになるなんて。。。


一度あることは二度ある、二度あることは三度ある、
といいますがトラブルなど負の連鎖が延々続く経験
することなすことが全然思うように運ばない経験
みなさんもおありなのではないでしょうか。


そんなときちょいと昔のわたしなら
き~っ! イライラっとやたら騒々しかったはず。
けれど、思うようにいかないことが多すぎるNYに暮らしうち
さすがにそういうときは観念することを覚えました。


「運」もお天気や体調といっしょでいいときもあれば悪いときもある
もっと大きな厄をこんな形で小口出しにしてお払いしていると考えると
あら不思議、ちょっと気持ちが楽になります^^



今回の我が家の旅行は、小さなトラブルの連続でした。
でもこうして「厄払い」してると思うと
次々に訪れる災難のたびに
「さぁて、次はどうくるか」
と若干楽しめるようになりました。笑


帰りもイスタンブールからの便が大幅に遅れ
パリからNYへの乗り継ぎ便との時間が相当タイトなものになってしまいました。


しかも乗り継ぎ便のゲートまでの距離が異常に長い。
日頃の運動不足を呪いながら
娘に「大丈夫?」と優しい声をかけてもらい母は走りに走りました。
ぜぃぜぃ。


が、全力で走ったのにあえなく乗り遅れ。とほほ。

で、空港の近くに航空会社が取ってくれたホテルにチェックインするまでにそれからまた2時間ほどかかりました。

ハイウェイのそばで周囲には何もないホテルのお部屋にチェックインした頃には午後9時をまわっていました。

部屋に入った途端
「せっかくパリまで来たのにここで11時間過ごすなんてあまりにわびしい」
と娘。

そのお部屋は
猫の額ほどで大学の寮だってもう少し大きいかもという狭さです。
「せっかくここまできたんだもの。どうせならパリ市内に行きたい」

気持ちは分かるけど。。。

明日は午前7時前には空港に戻らなくてはいけません。
今夜は疲れているしここの清潔なシーツにくるまって眠ればすぐ朝です。
何もわざわざ今から市内に行かなくてもパリにはまた春にでも来ればいいじゃない?
とわたしは、どうやって娘を説得しここで一夜を過ごそうかとグルグルしていました。


が、一足先に帰国していた夫に連絡をすると
「エキサイティング! せっかくだから市内に行くべきだよ」
との返事。

あ~あ、やっぱそうきましたか。笑
でもそういわれてみると、確かにこれこそピンチはチャンス♡


このホテルで朝まで過ごしてしまったら
パリで飛行機に乗り遅れた思い出は一生殺伐としたものになります。

でもこのピンチを利用して市内まで行けば素敵なクリスマス前の「夜の巴里」を満喫できます!

しかもこんなチャンスはもうめぐってこないかもしれません。


どうせ時間をかけて市内まで行くなら夜遅くここに戻ってくるのはあまり意味がありません。
早速オンラインでホテルを検索してみました。
娘が行きたいサンジェルマンの辺りはわたしも大好きで何度も宿泊したことがあります。


すぐに小さくてとても良さそうなホテルが見つかりました。
通常のレートの半額になっています。

早速スカイプで☎をしてみました。
「これから30分後に到着するんだけど一晩泊めてくれる?
明日は6時半には出なくちゃいけないんだけど」

その☎の相手はちょっとびっくりしていたようですが事情を説明すると開いているお部屋があるといってくれました。

というわけでさっそく行動開始です。
ホテルでタクシーをよんでもらいサンジェルマン・デ・プレ教会のすぐ裏のそのホテルに向かいました。

市内に入ると、クリスマス化粧をすませた巴里の夜は息をのむ美しさでした。

最後にこの街に来たのは4年前。
その際はまだ子供だった娘は
タクシーの窓からセーヌ川ごしにみえるノートルダム寺院を眺めながら
感動で言葉を失くしています。

ホント、ニューヨークのクリスマスに慣れた目で見ても巴里の夜景は美しすぎる。。。。


それを見たら疲れなんて吹き飛んでしまいました。






ホテルは想像通りにかわいらしくてお部屋も素敵でした。


荷物を置くと早速2人で夜の街に繰り出しました。
この辺から気分はアドベンチャー。ルンルンです。


まずはこちら。
ゴシップガールたちが行ったことですっかりニューヨークのティーンたちの憧れの場所になったカフェ・ド・フローラ








夜中の1時半まで開いてます。
ホテルからは徒歩3分でした。
なつかすぃ。
ファッション誌の編集者としてパリコレで来て
ここでお茶したときと全然変わっていません。






娘はマッシュルームのオムレツとフジヤマティを
わたしはタルト・タタンとアールグレーを注文しました。


それからサンジェルマン・ブルバードをサンミッシェル方面へ歩いて行きました。






「前回来た時にいりびたったシェークスピアブックストアはこの辺りだね」
と娘。


でも残念ながらお店はもう閉まっていました。





「また来なくちゃ」
「朝まで歩いていたい」
と娘。

こうして真夜中の1時すぎまで巴里の街を2人で歩き回りました。
ニューヨークでも一人で街を歩き回るのが好きな娘にとって最高の一夜となりました。
母娘で過ごした貴重の時間のひとつです。


相当重かった腰を上げてパリ市内まで来てホントよかった!




こうして「おまけ」で過ごした巴里の夜
一生残る思い出になりました^^


ただ、翌朝の帰りの飛行機の中で最後の「厄払い」が待ち受けていたんです。


娘が突然気分が悪くなり通路で倒れ失神するという・・・・


心臓が停まるかと思いました。笑 ⬅はい、今は笑えます。

頭でも打っていたら大変だったんですがスポーツをしているせいでしょうか
膝から倒れました。

機内で出会った女医さんにとても親切にしていただき
NYでは空港から学校に直行できるまでに回復しました。



人生ってホント何が待ち受けているかわからない
でも、だから面白い!
そしてやっぱりこう言いたい。



人生一瞬先はバラ色









(おまけ)

宿泊した
Hotel Millesime 



☎にも出てくださったその日のナイトシフトだったニコラさん、めちゃくちゃ親切な人でした。

中庭があってまるでフツウの巴里のおうちみたいです。

女性同士の旅にぴったりのホテルだと思います^^
もしこちらにお泊まりになるならぜひニコラさんによろしくお伝えくださいませ。笑










今朝のニューヨークはどよんとしたお天気ですが
無事に帰って来ることができ、こんなニューヨークも悪くないなと思えます。


これから1ヶ月、きっとみなさんも楽しいことがたっくさんの毎日だと思います。
もしまだ何もプランがない方はそろそろプランを作りましょう♪

運気を上げるParty A to Z

NY流・強靭な幸せ体質の作り方




今日もよい1日を♪


最後の厄払いについてはまたいつか^^









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