インターンで知る一筋縄ではいかない政治 | だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

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日本からは見えにくい、知られざるニューヨークやニューヨーカーのこと、たまにプライベートなことを書いています。

昨夜、娘がマサチューセッツ州マーブルヘッドから帰って来ました。


すべては土壇場で決まる


激戦区であるマサチューセッツ州より
民主党下院議員選に出馬したセス・モルトンの選挙事務所で
2週間インターンをさせていただいていたのです。



9月10日の予備選を控え
彼の選挙事務所では最後の追い込みに猫の手もかりたいほど。



高校生たちも
彼女たちを入れて6人ほどがボランティアをしていたそうですが、
メインは大学生たちです。


若いメンバーが多い選挙事務所なので活気があり
大変にいい刺激になったようです。



最初は慣れないキャンペーンのお手伝いに
何度も冷や汗をかいたようですが
終わると大学生のボランティアたちもいっしょに
パーティにでかけたり、近くに住む子の家でお泊りをしたり
オンとオフ両方を目一杯楽しんだ2週間となったようです。


マーブルヘッドの辺りはニューヨークとは違い
アジア人はもちろん黒人、ヒスパニックの人たちに出会うことはまれ。


選挙事務所のみんなもとっても「プレッピー」
それだけはすごく違和感があったという娘は
骨の髄までニューヨーカーなのかもしれません。



帰りは、ボストンまでマーゴといっしょに電車で。
マーゴはその後家族とナンタケットまで行くのでそこで別れ
娘は、ボストンからNYのペンステーション駅まで
列車で一人で帰ってきました。


ペンステーションに到着するやいなや
カラフルな人たちに一気に囲まれてほっとし、
「帰って来た~、やっぱりニューヨークが好き!」
と思ったそうです。笑





子供の成長ってあっという間ですね。



思えば2年前の夏は、友だちと2人だけでスペインに行き
スペインのファミリーといっしょにバケーションをとり、
そこで4人の子供のベビーシッターをしながらスペイン語を学びました。



昨年は、JFK空港から大人でもややこしいロンドンのヒースロー空港を経て
ベルリンまで一人で旅をしました。





今回は、ボランティア活動を通じて
娘も少しずつですが
政治を志すセス・モルトンの高潔な意志とは裏腹に
一筋縄ではいかない裏側の大変さ、醜さも肌で感じ取ったようです。



彼女たちがインターンをしている最中、
キャンペーンマネージャーが解雇されたり
相手方の手段を選ばないやり方に辟易させられたり
17歳なりにいろいろと感じることがあったようです。



その辺のくわしいことはまたご紹介するとして、
今日はその一環で、笑うしかないエピソードをご紹介します。




こちらはセス・モルトンのFacebookのカバー写真です。








よ~く見ると、写真右端のほうにTiseiというプラカードが2枚上がっています。


これはですね、敵方のプラカードなんです。
みんなでキャンペーンをした後せっかく集合写真を撮っているのに、
こうやって嫌がらせをするんですね。



フェアじゃないな~。



これはたくさんされているらしい嫌がらせのひとつに過ぎませんが。



そこでわたしは普段Rish NYのために毎日使っているPhotoshopの技術でこのプラカードを消しました。








で、これを事務所に送りました。


今Facebookをご覧いただくと写真はもう交換されてます。笑

https://www.facebook.com/SethMoultonForCongress


セスくん35歳、
本当に型破りの人材です。


ハーバード大学で物理学を専攻、優秀な成績で卒業したのに
思うことあって、親としては青天の霹靂マリーンに入隊。


すぐに9.11同時多発テロが起こり
半年後にはイラクに派遣されました。


その後の6年間に4回プラトーンのリーダーとして
戦争の最前線でたくさんの若者の命を預かり
まさに命がけの日々を過ごします。


その間、彼がしたことは軍の隊長としての任務をはるかに超えることでした。

その活躍を知り、
元イラク戦争総司令官➡CIA長官、デイヴィッド・ペトレイウスも支持を表明。


今セスが訴えたいことのひとつは、
戦争には反対であること。


多くの尊い命がきちんと守られることなく扱われている。


戦争反対も、
戦争の前線現場を知っている男がいうことだからこそ、
すごみがあります。


すぐに米軍そのものをなくすことは無理にしても、
軍のあり方を変える必要があるというセス・モルトンを
わたしは支持します。






近未来の米大統領も夢ではない、
米政財界の大物も注目するセス・モルトンくん。


9月10日の予備選まであと40日。
今の時点では苦戦しています。



でもがんばってほしいな~。






近未来の米大統領? 天から二物も三物も与えられた男

オバマを超えるかも、型破りの大型新人

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セスくんはアメリカの教育が生んだ文武両道の逸材です。

天が与えた二物を両方伸ばす教育 







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