金曜日炎上のツケ | だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

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日本からは見えにくい、知られざるニューヨークやニューヨーカーのこと、たまにプライベートなことを書いています。

みなさま、こんにちは。
コモンるみです。

夏の間は、道路スカスカのアッパーイースト。
パークアベニューは、ミッドタウンに向かってゆるやかな下り坂になっていて、豪雪の冬の日など、クロスカントリー・スキーのつもりでスキーを履いて通勤する人もいるほど。笑

だから見通しが最高にいいのですが、車はミッドタウンまでほとんど走ってない状態。
まして昨日は金曜日。


みんな夏の最後を惜しんでビーチとかに行っちゃっているんだわね~。
ゴーストタウンかい、ここは、っていうと言い過ぎかもしれないけれど、それぐらいガラガラ。



そうたかをくくって、ミッドタウンでお友だちに会うのに時間ぴったり、といっても絶対遅刻しないで到着できる余裕をみて出かけました。

最初はバスに乗る予定だったんだけど、あれ、バッグの中にメトロカードがない、ってことで困ったな~と思っていたらそこにタクシーが。


これは、このタクシーに乗りなさいってことね、タクシーなら5分前には到着ねと勝手に解釈し、タクシーに乗りました。笑

最初は感じいい運転手さんと、
「道、スカスカだね~。夏はいいね~」
なんて話していたのに、途中からなんだか雲行きがあやしくなってきました。

どんどん車が動かなくなってきたの。

あれ~、工事でもしてるのかな。


レキシントン街はますます動かなくなっていきます。

「セカンド・アベニュ-に行ってください」

つい、しびれを切らしてそう言っちゃいました。

運転手さんは、
「セカンドは、もっと混んでると思うよ」
っていうんだけど、レキシントンのこの混みようよりはまし、と思って、
「でも、行っちゃってください」
と、わたし。

待ち合わせの時間がせまってきています。

そうしたら・・・・
ああ、運転手さん、あなたは正しかった。。。。


もう大渋滞。

待ち合わせをしているお友達に、
「渋滞にはまっちゃった。ごめんなさい! もうちょっと待ってね」
とテキストを送りましたが、このときはまだ余裕があった。
5分ぐらいの遅刻ですむ予定でした。


金曜日だからクィーンズボロー橋やその先のミッドタウントンネルをつかって外に出る車で渋滞しているんだわ、と思っていたのです。

でも、どうやら様子がちょっと違う。
見たこともないような大型トラックが何台も交差点の真ん中で立ち往生しているほど。
(青信号で動き始めたのはいいけれどちっとも進まないので交差点で赤になっちゃった」


待ち合わせは、58丁目のセカンド・アベニューとサード・アベニューの間のレストラン。
クィーンズボロー橋のすぐそばです。

とうとう、メーターばっかり上がる一方でまったく進まなくなってしまいました。
時計をみると、もう20分以上遅刻~。

とうとう、これはヤバいと思い、
「ごめんね、運転手さん、こんな渋滞の中で下りるのはフェアじゃないけど、急いでいるから」
と、謝ってチップを多めに払い駆け出しました。

5ブロックをハイヒールで小走り待ち合わせの場所に向かい、到着したころには30分以上の大遅刻。


ああ、この夏、日本でも大遅刻をして別の大切なお友達にご迷惑をおかけしてしまった前科があり。

このところまったくなってないよ~、わたし。
しっかりしてよ~。

でも、おやさしい彼女は笑顔で許してくれました。


この後でわかったのよ。

待ち合わせのすぐそばのクィーンズボロー橋の上で酸素タンクを積んだトラックが炎上。
大事をとって翌日までずっと橋が両面通行止めになった直後だったのよ~。


ああ、人生一瞬先に、何が起こるかわかりませんね。
なので、やっぱり時間には余裕をみてでかけなくてはいけないと学びました。







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ミッドタウンの夜景が美しいクィーンズボロー橋