みなさま、こんにちは。
きっともう多くのみなさんがご存知だと思いますが、昨日、国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディン容疑者が、米国政府によって殺害されました。
昨晩は、グランドゼロ周辺にたくさんの人が詰めかけ、10年を経てやっと、あの悪夢のメインチャプターが終わったことを祝っていました。
でも、このニュースを聞いた直後、素直によろこべなかったわたし。
あのように喜ぶ民衆の姿をテレビで映すべきではないのでは、と感じました。
報復テロにつながるのではないかと、思ったのです。
案の定、米国政府も同じように感じていたようで、政府は、関連組織などによる「報復テロ」への警戒を強め、海外旅行をしているアメリカ人には、公共の場で集まらないで、ホテルや自宅に待機するよう警告を発しています。
つまり、大騒ぎをするなどの挑発的なことをしてほしくないんだと思います。
これは賛成だわ。
ニューヨークでもグランドゼロのエリアを中心に、ラッシュアワー時の地下鉄の駅などは、。厳重な警戒がなされているそうです。
本当にビンラデンの死体なのかしら
って一瞬、わたしも思いました。ははは、スパイものなんかの映画の見すぎかしら。
ビンラデンの身柄は、生きたまま捕らえるというのがあまりに危険なミッションだからなのでしょう、殺害ということになってもいたしかたない、ということでした。
で、へりコプターから降りてきた少人数特殊部隊が、40分以内に捕らえるというもの。
結局、ガンでの打ち合いになり、射殺されたということ。
遺体は海に水葬したそうです。
本当に本人かしら~ってつい思いませんか?
これに対し、朝日新聞によると、
米情報当局者によると、米当局は2日、DNA型鑑定を実施し、遺体がビンラディン容疑者であると確認した。
また、頭部を銃撃されたビンラディン容疑者の写真を持っているが、公表するかどうかは未定という。
一方、同容疑者の遺体は2日、米軍の艦船でアラビア海北方に運ばれ、水葬された。
イスラム教の慣習で死後すみやかに埋葬すべきだとされることや、遺体の受け入れ国を探すのが困難なことが理由という。
また、イスラム教の慣習に従って土葬すると、同容疑者の支持者らがその場所を「聖地」とみなしたり、遺体を奪還しようと攻撃を仕掛けたりする可能性も懸念したとみられる。
オバマ政権は今年7月、アフガニスタンに展開する約10万人の米兵の部分撤退を始める。クリントン長官は、同国の反政府勢力タリバーンに対し、アルカイダと決別し、カルザイ政権との和平協議に応じるよう求めた。
(全文)
http://www.asahi.com/international/update/0503/TKY201105020555.html
ってことだそうです。
アルカイダがアメリカをターゲットにした主な理由はアラブ諸国の独裁者たちをサポートしているということでした。
けれど、オバマ政権が成立した後は、たとえば、30年にわたりトップの地位にいた親米派といわれたムバラクエジプト大統領をサポートせず、市民運動をサポートした形になりました。
また、リビアでも、カダフィー政権の反体制派を応援しており、状況はブッシュ政権時代に比べるとかなり変わってきています。
それを考えると一番のシナリオは、ビンラデンが、「もう米国はターゲットにしない」と宣言するとか、そういう形で終結できるのが一番よかったですけれどね。
一方、昨日から我が家では、無線LANが使えなくなりました。
電源だけはちゃんと入っているんですが、Cableのランプだけがグリーンじゃないの。
最初は、壊れちゃったのかしら、新しくしたばっかりじゃないと思ったのですが、
ふと、うちの近くにはイラク大使館があることを思い出しました。
娘の友人家族はそのイラク大使館の裏側に位置する五番街のビルに住んでいるのですが、
イラク大使館に要人が訪れるたびに、暗殺や爆弾を仕掛けるなどの事件を警戒し、
一時的にインターネットのアクセスが停止されるのです。
我が家は数ブロック離れていることもあり、これまでは気づかなかったのですが、もしか、テロを警戒し、いつもより広範囲にわたってインターネットの使用を停止させているのかしら、なんて。
というわけで、今は外からブログを更新しております。
いつもコメントをたくさん頂戴し、本当にうれしく思っています!
お返事が遅れていて本当にごめんなさい!
今日は肌寒いニューヨークです。
どうぞみなさま、よい1日を!