みなさん、おはようございます。
今日は、阪神大震災を子供時代に経験なさったNさんからのメールをご紹介します。
るみさん。
随分前よりブログのファンで、いつも楽しく拝見させて頂いています。
でも勇気がなく、今までコメントをさせて頂いたことはありませんでした。ごめんなさい。
今回の震災は痛ましい出来事で、なかなか事態が好転しない様を、今はただ、見続けることしかできないことに、心が痛み、大変もどかしさを感じます。
私は13歳のときに、阪神大震災をかなり打撃の大きかった神戸長田で経験しました。
それから16年間、同じ場所で住み続けています。
私の母校は、神戸の震災の打撃を一心に受けた地区にありましたが、在校生・教職員は、奇跡的に全て命が助かりました。
ただ、学園の理事長のみ、ご夫婦で命を落とされました。
きっと、その理事長が身を挺して私たちの命を守ってくれたに違いないと思っています。
震災後、復興途中も子供でしたから、今考えてみると事態の重大さをそこまで理解しないまま、守られて育ってこれたと思います。
それがどれだけ幸せだったことかを今回の震災をきっかけに改めて実感しました。
私たち子供に、震災前と同じ教育環境を与え続けてくれた両親や地域の方々、教育現場の努力や苦労は、今思ってみると想像を絶するものであったに違いありません。
でも、私の両親はあの震災の最中、子供は「希望」だったと、今でも口にします。
それを思うと、被災地で生き残った子供たちを、なんとしても守らなければいけないと思います。
いままでこの街で育ってこれたことを当たり前のように感じていた自分を恥じるとともに、今回の震災をきっかけに、被災地の子供たちを何らかの形で支援することはできないか、ずっと考えています。
自分が支援してもらったことを、今こそ、返すときなのではないかと、思っています。
自戒を込めて、つらつらと書き連ねてしまいました。
遠く離れていても、時間を要したとしても、励ましや支援は必ず被災地の力になります。
るみさんのブログに、力を頂いている一人としてお願いです。
これからも、るみさんからのメッセージで、いろんな方々に力を与えてあげてください。
長文乱文失礼致しました。
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メールありがとうございます。
拝見しながら涙が止まりませんでした。
わたしにどれだけのことができるか分かりませんが、全力を尽くします!
わたし自身、立場は違いますが、同時多発テロ、その後の炭素菌騒動、そして爆弾騒ぎを経験し、無我夢中で、思えばNさんのご両親始め、周囲の方と同じようにしてまいりました。
さまざまなデマが飛び交い、あぁ、今日わたしは異国で命を落とすのかもしれないと思いながら暮らしたあの日々。
けれど、最期まで、子供はなんとしてでも守らなくてはと腹をくくりながら暮らした、あの同時多発テロのころのことがフラッシュバックして、息が苦しくなります。
まだまだ原発事故の不安もぬぐえぬまま、被災地のお近くで拙ブログをご覧くださっている方、そろそろご心労が極限に達するお辛い時期だと思います。
お子さんがいらっしゃるみなさま、不安に胸が潰れそうになる日々を送ってらっしゃることでしょう。
でも、こんなときこそ、子供は、「希望」でもあることをわたしも経験で存じております。
ますは、ご自身のお体をどうぞくれぐれもいたわってくださいませ。
そして、出来る範囲で結構ですので、大切なお子さんたちをネガティブな情報という津波、絶望という残酷から守ってあげてください。
現在、94カ国が援助を申し出ているそうです。
国連は、すでに荷を積み終わって出向を待っている状態ですよ^^
希望をもって、子供たちを守りましょう
たくさんの方がリンクを張ってご紹介くださいました。微力ですが、自身の経験がお役にたてれば幸いです。
新潟中越沖地震での子供たちへの弊害を無駄にしないために。ぜひ読んでください。