ご紹介した、イケイケヘッジファンドのビリオネア、
相場の神様として、35年にわたり君臨してきた、
今まさにウォールストリートのタイクーンの名にふさわしいスティーブ・コーヘン。
最近では、1988年に離婚した元妻から、
300億円の追加慰謝料を要求する訴訟を起こされたことで、
すっかりマスコミの餌食となってしまいました。
元妻、パトリシアの言い分は、
離婚した当時、スティーブはかなりの財産を隠しており、うその申請をしていた。
よって彼女が受け取った慰謝料は、
不当に少額であった。
もらい損なった分を今からでも遅くないから、ちょうだい! というもの。
こういう訴訟って、日本人には、ちょっと想像を絶することですよね。
日本では、離婚をすれば、女が泣き寝入り。
夫の資産の半分をもらえるなんてことは夢の夢、
もし、あなたが長年専業主婦で収入を生み出す道が開かれてなくても、
月々最高額で4万円ぐらいの養育費しかもらえず、
いきなり生活に困窮するということもある、という現状を考えると、
ちょっとアメリカの事情は理解しにくいかもしれません・・・・。
アメリカでは、
離婚は財産分けが絡み、
だからこそ、離婚時に、品格が試されるんだな~と、
こういう記事を読むとひしひしと感じます。
この記事を読み、わたしがまず最初に感じたことは、
やだ~パトリシアったら~、
20年以上前に離婚しておいて、
元夫がビリオネアになった途端に、慰謝料をもっとよこせだなんて、
いまさらジローでしょ~。
女の品格を落とすし、
何より、成人した二人の子供たちが世間で争っている両親に対しいろいろ言われて可哀そう。
でもね、
ニューヨーク誌にパトリシアが取材された記事を読むと、
だんだん印象は変わってきました。
で、最後は、
そうよね~、3兆円以上の資産をもつスティーブがよ、
慰謝料はともかく、
当然支払うべく養育費も、
これじゃ確かにアッパーイーストの常識でいえば、低いわね。
(89年、離婚当時の養育費は年間1千万円ちょっと。でも彼の年収は当時すでに4億円以上だった。
そして彼の年収は天井知らずにUPしたのに、養育費は微々たる上昇具合)
そう、スティーブの中では、離婚した妻との間の子供に対する愛情は、Done Deal、
もう終わったものと考えている、そんな感じです。
それに対し、パトリシアが請求した金額たるや、彼の総資産の1%以下。
2度目の妻との間の5人の子供たちには、雲泥のいい思いをさせてあげ、
息子の一人には、3億円以上のロフトすら買ってあげてるんだもの。
300億円ぐらい1,2枚絵を売ってでも上げればいいのに~。
と思った次第。
だけど、離婚のバトルって、単なるお金の問題じゃないのがややこしいところ。
特に、彼らの場合、男女の常で、離婚を言い出したのはパトリシア、
それに対し、スティーブが思いっきりじたばたして離婚していることもあり、
自分を去った女に、離婚した後までいい思いをさせたくないぞ~!
みたいな怨念をばりばりと感じます。
で、離婚後も何かと養育費をケチり、
事あるごとに、パトリシアの神経を逆なでし続けてきた様子。
パトリシアいわく、離婚の原因は、
スティーブのいじめっ子的でかっとなりやすい性格に起因する「家庭内暴力」。
当時、トレーダーだった彼、感情の起伏もダウジョーンズの上げ下げと同じぐらい激しかったそう。
しかも当時はまだ20代の二人、
あ、パトリシアは4歳年上ですが。
50代の今でも相当にきついらしいスティーブです。
さぞや、というのは想像がつくというもの。
こうして、惚れて結婚した、華やかできれいなパトリシアとの生活は、
500平米に及ぶ、アッパーイーストの基準でもかなり大きなお屋敷で、
すべてにおいて最高級のスタンダードで始まり、
パトリシアが、バーグドルフ・グッドマンでツケで8万ドル分もお洋服を買うようになり、
子供が二人生まれた時点で、泥沼試合に発展した挙句、終わりを告げました。
続く
お礼!
たくさんのみさなま、↓の記事でコメントをくださりありがとうございます!!!!
すごくうれしく拝見しました。
了解です!
ちょっと調べてまとめてみますね。
より面白いものをまとめられるよう、またぜひみなさんのご意見をお聞かせくださいませ。
いつもご縁を本当にうれしく思っています!!!!!