VOGUE NIPPON
からお仕事をいただき、
1か月ほど前、
かなりドキドキしながら
編集担当の土橋育子さんも
ずっと大好きだったという、
わたし自身も20年来、
いつか会いたいと思っていた方に会いに
お住まいのアッパーイーストのご自宅をご訪問しました。
ダイアナ妃とはかなり親しく、
イタリア最後の皇太子とも家族ぐるみのおつきあい、
世界中の王族、貴族にも友人がいて、
ありえない! としかいいようがない
数々のスポーツをオリンピック級レベルでこなす
その方のプロフィールは
二つ↓のコラムでもご紹介しました。
はい、この方、
タキ・テオドラコプロスさんです。
若いころは、もうハンパではないやんちゃくちゃ、
女をめぐる喧嘩は日常茶飯事、
ボーディングスクールを3度も転校させられるほど。
パリ、ロンドン、ニューヨーク、
ミコノス島、カプリ島、
サルディニアのポルトチェルボ、
特にスイスのグシュタード舞台に、
華麗なるプレイボーイぶりを発揮した方です。
で、どうしてそんな人に
わたしが20年来会ってみたいと思っていたかというと、
タキさん、決して、喧嘩とスポーツと、
女を口説くことだけが上手な
おつむ空っぽのまま大人になっちゃった御仁ではなかったの。
かつては、アメリカの「エスクワイア」誌などに
上流ジェット族の内幕を暴露した辛口で気骨あるゴシップコラムを書いておられた方なんです。
しかもそれは日本でも80年代にそのコラム集が1冊の本として上梓され、
大変に話題になりました。
このころのコラムは、
まだまだお若い、イケイケのころに書かれた物なので、
かなり傲慢さも鼻につくし、
「あなた、上流以外の世界をてんで、分かってない~」
という部分もある。
でも冷静な突き放した視線がそこにはあり、
すごく面白かったのです。
中には、ゴシップコラムに気骨も何も関係ないんじゃないかと
そう、おっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。
けれど、訴訟社会アメリカでは名が知れたジャーナリストなら一つや二つ、
名誉毀損、プライバシーの侵害などの訴訟を抱えているといっていいぐらい。
言いたい放題、書きたい放題をしたくても
いろいろな方面へのしがらみを考えたり、
叩かれたりすることが怖かったり、
生活がかかっていたりすると
なかなか思い切ったことは書けないものなんです。
それに、脅迫めいたものを受け取るかもしれませんし。
でもタキさんは、そんなことはてんで気にせずに、
というかそういうリスクも織り込んで、
「えぇ~! ここまで言っていいの?」
「そこまで書くかぃ~?」
とこちらが心配になるようなこともバンバン、
ご自身が必要と感じれば、
惜しげもなく書いてくださったのです。
そしてそれがと~ってもおもしろかった。
もちろん、彼がなかなかキュートであることも、
そりゃ、女ですもの~、
憧れちゃう理由の一つでしたわ~
^m^
昔は単なる遊び人でけんかっ早いBad Boy なんだけど・・・・・
ある時点からどんどんいい男に変貌を遂げたタキさん、
ここまで書いてきたら、ほら・・・・
あの方を思い出しませんか?
ロンドン時代までは、相当に喧嘩っぱやく、暴れん坊。
しかも親のツケで湯水のようにお金を使っていた
あの白洲次郎に
共通点を感じませんか?
あらら、
いかん、もうこんな時間!
休日につき時間切れだわ~ん!
次回は、70歳を超えられたタキさんの「今」をご紹介しながら、
一体何が、タキさんや白洲次郎を
やんちゃなだけの悪い男からいい男に変身させたのか、
その辺のこと、ご一緒に考えてみませんか?^^
これからますますご活躍いただきたい有望な男子のみなさん、
また、男の子をお持ちの親であるお父さま、お母さま、
ある男子に将来を託そうとしているちょっと不安なあなたも、
ご主人にちょっと手を焼いている奥さまも、
ぜひ一緒にシェアしませんか?
ということでここから先は、また次回。
ご参考までに
タキさんが通ったマダム・クロードの館についての過去記事
こちらをCLICK ⇒タキ氏が案内するマダム・クロードの館