「おじさん改造講座」
わたしがまだ日本にいたころ、こんな連載が週刊誌で掲載されていて結構な人気でした。
で、それを見ると、食事の後、辺りかまわず、つまようじで、歯の隙間をほじって、シーシーってするのは「おじさん」だとか、そんなことが書かれていました(^o^;)。
また、「おじんくさい」という言葉もありましたね~。
つまり、おじさんには、独特のにおいがあるというわけですが、
ここでいうおじんくさいという言葉は、おじさんくさい、つまり雰囲気がおじさんっぽいという意味で使われていました。
もちろん、世の中におじさんが存在するなら、おばさんも存在するわけで、
そのころ、おばさんの権化的症状は、
電車の車内で、人半分も座れないような隙間をみつけ、
めざとくあゆみより、まずはお尻をその隙間につっこみ、
そのままぐいぐいってな調子で隙間をこじ開けて、
どっかり座っちゃうこと、だといわれておりました(^_^;)。
つまり男も女も羞恥心をなくし、体裁、見た目を構わなくなったら、
年齢に関係なく「おじさん」であり「おばさん」なのでしょう。
・・・・・・・・・・・・わたしも気をつけようっと。
さて、そんなおじさんとおばさん、
つまり、少年少女から、
大人の男、女を通り越して、いきなりおじさん、おばさんになってしまう原因は何なのか。
当然のことですが、「セクシー」「カッコイイ」という形容詞は当てはまらないおじさんとおばさん。
つまり、男であること、女であることを、羞恥心とともに捨ててしまうといけないんでしょうね。
さて、ここで一旦ニューヨークに目を移してみると・・・・
ふむ、ここでは、おじさん、おばさんと呼ばれそうな種族にはあまりお目にかからないように思います。
これはひとつに、英語には「おじさん」「おばさん」に当てはまる言葉が存在しないことも影響しているのではないかと思います。
ほら、日本では子供たちは、自分の親ぐらいの年齢の知らない人、近所の人、友達の親は、名前なんて関係なく、み~んなひっくるめて「おじさん」、「おばさん」でしょ。
呼ばれるほうも、名は体を現すじゃないけど、最初は慣れなくて、ショックを受けても、
世間でこれでもか、これでもかって呼ばれ慣れてしまうと、
だんだんその匿名性に居心地のよさを感じて、その鋳型にはまってちゃうのかな、なんて。
ちなみにここでいうおじさんは、ある一定年齢以上、「おじいさん」の定義に達する年齢未満の男性をさすわけではありません。
若くたっておじさんはいる。
そして、おばさんに男たちが魅力を感じないように、
おじさんもやっぱりセクシーじゃない。
でも、これは声を大にしていいたい。
女ってね、男にくらべると、セックスアピールに関するビジュアルな要素はそれほど高くないの。
だから、サルコジみたいに背が低くたって、
ちょっと髪が薄くたって、モテル男はモテるし、セクシーであったりもするのよ。
つまり肉体的特徴が即座におじさんかどうかを決めるわけでもないと思うの。
もちろん、おじんくさい、見た目に構わなさすぎというのはある。
この件でお悩みの方は、ぜひわたしの長年の友人、森岡弘氏のファッションアドバイスなどもご参考に。
ちなみに、森岡くんは、名前を聞けばだれもが知っている政財界の超大物のファッションアドバイスなどもしています。
詳しくは、
ちょい悪を超えたいい男を仕掛ける男
へGO!
でも、見た目を修正したら完璧おじさんではなくなるかというとそうでもないと思うの。
次回は、おじさん化が懸念されるとき、すご~く効果があるんじゃないかなとわたしは考える救助策を、
また、おじさん化を予防するために、ぜひ! という女目線の提案を独断でしてみたいと思います。
そしておじさんと大人の男のはざまには、一体何があるのか、
何が違うのかを、勝手に書かせていただきます^^
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