デキる男の必需品は取り扱い要注意 | だれも書かない★ニューヨーク1%未満★

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日本からは見えにくい、知られざるニューヨークやニューヨーカーのこと、たまにプライベートなことを書いています。

東京 ⇒ NY ⇒ マイアミ ⇒ そしてまたNYに戻って来ました。


今回こそ出席したかったRoom to Read の創始者、ジョン・ウッドを招いてのパーティ。

出席できなくて本当に残念でした。

思えば友人スーザンがジョンの書いた本「Leaving Microsoft to change the world」を読み、感激したことを熱く語ってくれたのは1年前。
NYにお里帰り中だった彼女とランチをしたときのことでした。

あれからまだたったの1年。

彼女は、東京に戻るとまたたく間にジャパン・チャプターを立ち上げてしまいました。
その行動力に感心したわたしは彼女の力にないたいとブログで呼びかけ、

たくさんのボランティアを申し出てくださる方とお知り合いになれ、

あっという間に、NHKやニュース23でも取り上げていただけるほどになりました。

これはもちろんみなさんのご協力のたまもの、

そしてフルタイムで無料奉仕しているスーザンと恵ちゃんの

熱い心と冷たい頭」と速攻の実行力のたまものですが、

それだけではありません。
ジョンの、そしてデキる男一般のこんな面を、今日は書かせてください。

Room to Read アジアやアフリカの貧しい地区に学校や図書館を建て、特に学校に通わせてもらえない女子に奨学金を出しています。

わたしの日本人の友人もフィリピンに病院や学校を建てました。すばらしいと思います。

ジョンが少しだけ今までのチャリティのやり方と違うのは、熱い気持ちはいっしょでも、

マイクロソフトで叩き上げたビジネスの手法を生かし、1校や2校ではなく、これまでにすでに290校の学校を、3800の図書館をオープンしているというそのペースです。

しかも、現地でお金をバラまくのではなく、父兄や住人から労働を提供してもらい、共同作業としてそのプロジェクトに参加してもらいモチベーションを上げることです。



今回のパーティに出席できなかったのはフクちゃんも同様。
彼女は、裏方として何か力になりたいとずっと言ってくれていたので、

当日日本にいられないことを大変に気にして、

Room to Readのサンフランシスコ本部と日本支部のボランティア全員に、

ごめんなさいといっせいメールを打ちました。

次回は必ずお力になりたいというメッセージを添えて・・・

(こういうとこフクちゃはえらいな~^^)


そうしたら、真っ先にフクちゃんに温かい返信をメールしてきたのはだれだと思う?


なんと・・・・・

ジョン・ウッド本人だったそうです。

そういえば、わたしも彼に取材を申し込むメールを打ったら、2分後には、
「メールすごくうれしく拝見しました。今、ムンバイ。会議中です。夜スケジュールをチェックしてまたメールします」
と、すぐに返信が来て、その早業にはくらっときました。

だれもが認める超お忙氏が、こんな早業でしかも、心のこもった温かいメッセージを送ってきてくれて、感動しない人っているでしょうか。
これが彼の、人を惹き付けるカリスマ的側面のひとつであることは間違いがなさそうです。

最近しみじみ感じること、
ちりも積もれば山となるって本当よね~^^
メールひとつひとつを、
一人ひとりの関係を大切に、地道に紡いでいる人は、
いつかそれが膨大で、強いかけがえのないものに仕上がっていくんですね。

そういえば・・・・
サクセスしている男、
デキる男はどんなに世界中を飛び回っていても、
返信が早い。
(もちろん女もだけど)
これはもう、わたしのパーティに来てくださった方は一人の例外もなしです。

最近仲良くしていただいている大野和基 さんは、ジョン・ウッド同様
メールをいただく度に世界の違う国の違う都市に滞在しているのに、
やっぱりすぐに返信が来ます。
しかも、たった一言でもウケを狙って笑わせてくれるから、尚よし^^


この秘訣はみなさんもご存じ。
ビジネスにはブラックベリー


       
         違うって~。



                 これこれ、これです。ブラックベリー


 
そしてプライベートではi phoneを常に持ち歩いているから。


旗多くの会社はブラックベリーを貸し出しています。会社のメールを i phoneにつなぎたくても、多くの会社がまたサポートしていないため、i phoneはプライベート・ユースのみとなります。

細かいことをいうと、i phoneはしかも電話会社がAT&Tしか使えないということが足かせになって、このままではユーザーが頭うちになるかも。



ところで、このブラックベリーって気をつけないと、
とんだトラブルに巻き込まれないとも限らない。

友人がある日、ものすごく悩んだ声で相談を持ちかけてきました。
世界中を飛び回っている超お忙氏のご主人が、

たまに家に帰ってきても、いつでも、どこでも、家族団欒のときも、

レストランでも、映画館でも暇さえあるとブラックベリーとにらめっこ。
思わず頭にきて、そのブラックベリーを取り上げて、壁に投げつけてやろうかと思ったほどだそう。

「なんだかブラックベリー未亡人ってかんじ」とは笑えないジョーク。

もしかしたら、ジョンが今だに独身なのはこのブラックベリーの早業ゆえなのかも><;。

世界をよくしようという気持ちは素晴らしいけど、彼はもう少しリラックスしてもいいよね^^

それから、ある日、友人夫婦とレストランで待ち合わせたときのこと。

友人たちはわたしたちより先に来て、待っててくれたのですが、

お席では、二人が並んで、それぞれにブラックベリーを熱心にチェックし、メールを打っているじゃないの。

これにはちょっと笑えました。


デキる男のみなさまに申し上げたい。
メールの返信が早いのはとってもすばらしいし、
サクセスする条件としては不可欠かもしれなけれど、
彼女といっしょのとき、
家族と一緒のときは、しばしブラックベリーの存在は忘れてほしい。
それで多少返信が遅れても大丈夫。
それでも十分に早いんだから。
ブラックベリー漬け=仕事中毒 
他人を感動させるのに、身内を犠牲にしていたら意味ないものね。

あ、日本のみなさまは優秀な携帯をお持ちですね。


ますます! お気を付けあそばせ^^