ニューヨーク、
東京、大阪、
パリ、ロンドン、
ムンバイ、上海、
競争の激しい社会で生きていると、
もう十分に磨かれ、きれいなのに、
またすばらしい能力に恵まれているのに、
すでに持っているものは、カウントできず、
もっともっととさらに「ない」ものに執着してしまいがち。
十分にきれいですべてを集中におさめているかに見える人が、
思いのほか、自分に自信がないことを知り、
驚いたことはありませんか?
きれいで、
他人から見れば幸せな条件はすべてそろっているはずなのに、
自分ではちっとも満足できないで、
もっともっととがんばってしまう。
そんな具合に目線が近視眼的になり、
行き過ぎた向上心や、
自分磨きの罠にはまりそうになったとき、
わたしが、ひも解くのはこの本です。
- Pamela Harriman: Life of the Party/Christopher Ogden
- ¥2,454
- Amazon.co.jp
日本ではまったくの無名人です。
もしパメラ・ハリマンが今も元気で生きていたなら・・・
9.11はなかったのではないか、と今でも考えることがあります。
民主党のために巨額の政治資金を集めることが可能で、
クリントンを大統領にした女性とまで言われている彼女です。
今やアメリカの天敵のようになってしまったフランスのみならず、
ヨーロッパ政財界にも大きな影響力のあった彼女が、
97年に亡くならなかったら・・・、
民主党のアル・ゴアが選挙に勝っていたかもしれません。
そして、クリントン政権を引き継いだゴア政権下では、
ブッシュ政権下で相次いでいる
国際政治面での失敗(と、これはわたし個人の意見ですが)はなかったかもしれず、
あの痛ましい同時多発テロも阻止できていたかも・・・と考えてしまうのです。
公式の教育は、自宅でガバネス(住み込みの家庭教師)に受けたパメラ・ハリマン、
イギリスで10代以上続く男爵家の令嬢として生を受けます。
50代で、19歳のころから憧れていたアヴレル・ハリマンと、とうとう結婚し、アメリカ国籍を取得、
クリントン政権下では、フランス大使を務め、
いつものように、パリのリッツホテルで泳いでいる最中、
心臓発作で亡くなります。
パメラはそんな女性なのです。 .
わたしにとっては迷いや辛いことも多かった三十代、
そんな時、藁をも掴む気持ちで、
パメラからたくさんのことを学びました。
目の前が真っ暗になるほど、窮地に陥っていると感じるとき、
この先、どうしたらいいのか、検討もつかないほど途方にくれるとき、
わたしはいつもこの本をひも解き、
彼女の人生の軌跡を反芻しました。
いい大学を出る=成功できるの?
きれい=幸せ?
痩せている=モテるの?
そんな「常識の方程式」をすべて吹き飛ばすパメラ。
もしご興味のある方は、またご訪問ください!
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よい週末をお過ごしくださいませ。