質問
人のちょっとした表情がとても気になります。
先日も、私が話ているとき、相手が急に眉をしかめたので
何か失礼なこと言っちゃったかな？と家に帰ってからも
ずっと気になってしまいました。
私たちが苦しんでいるのは
目の前で起こっている出来事そのものではなく
その出来事をどう受け止めたか？
の
自分の「受け止め方」です。
この方を例にとって言うと、
（A）相手が眉をしかめた ＝ （B）自分の話を嫌だと感じた
と受け止めているということですよね。
本当にAとBはイコールなのでしょうか？
もしかしたら、相手の方はその瞬間、急にお腹が痛くなった・・・
かもしれません。
なぜ、眉をしかめたのかは、相手に確認しないとわかりませんよね。
このように、
私たちは、
目の前の出来事を
自分独自の「解釈」＝「受け止め方」で受け止めて
その結果
悩んだり、苦しんだりしています。
心理学では
その人のモノの受け止め方を「認知」と呼びます。
顔をしかめた ＝ 嫌われた
と勝手に決めつけてしまっている
このご質問者は
「心の読みすぎ」という、
ひとつの傾向です。
では、今日は
あなたが、出来事をどう受け止める傾向があるか
を
さぐるワークをやってみましょう。
書き方
①ノートをこんな風に区切ります。
②左上の出来事に
最近あった嫌だったこと、落ち込んだことを書きます。
③その下の四角に
「思考・イメージ」
その時に浮かんだ思考や、イメージを書く
「行動」
その時にとった行動を書く
「感情」
その時に感じた感情を書く
「身体感覚」
その時の身体の感覚を書く
④「思考、イメージ」で書いたことに注目してください。
それは、本当に真実でしょうか？
例）
悪口を言っている人を見て、
自分もこうなる（悪く口を言われる）と感じた。
自分も嫌われる、と思った。
（A）悪口を言っている＝（B）自分もそうなる、嫌われる
これは本当にイコールでしょうか？
このように
本当にA＝Bか？と疑ってみると、
意外とそうとは限らない、と感じることも多いです。
このワークで、少しでも気づきがあったら
よかったらコメントかLINEで教えてください。
このワークは
認知行動療法の「セルフモニタリングシート」と
呼ばれるもので
なにか辛いことがあったときに
自分の感情と、思考を切り離し
感情に振り回されない方法でもあります。
嫌なことが合った時など、使ってみてください。
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