夏休みは
「受験の天王山」!
なんて言われたりしますが
「もう、無理して勉強したくない」
という中学生の本音も
言葉の端々から汲み取っていて
「じゃあ、この子はどう勉強していったら無理なく、着実に勉強できるのか」
ということをここ数年は考えています。
志望校を(夏休みの時点で)どこに置くか
「無理して勉強する」というのは
「とにかく偏差値を上げようとする」ことに近くて
行先もないのに
飛行機のチケット買おうとしているようなものです。笑
ローカルバスやローカル線の旅で
「ちょっとここで降りてみよう」ができる距離ならいいんですが
飛行機のような長距離の目標に対して
行先もわからないままチケットは買えないですよね。
同じように
大人にとって半年は短いですが
お子さまにとってのここから半年は
まだまだ長くて
自分の行きたい方向性を決めない限り
勉強をがんばろう!とは心底思えないものです。
夏休み時点の志望校は
最終的な受験校でなくてもいいので
「今の時点では、○○高校がいい」
という目標に向かって勉強していきたいところです。
なにを大切にしたいのか
「勉強のことは考えたくない…」
という気持ちが【逃げ】だと
言い訳をつくって、逃げ道を探し出そうとしてしまいます。
そうではなく
「勉強ばかりでなく、○○もやりたいんだ」
「そして、○○高校へも行きたいんだ」
という、【自分がなにを大切にしたいのか】を
自分(お子さま自身)が知っていて
それを上手に予定に組み込むことが大切です。
数年前の生徒でいえば
「僕は、ゲームをしないとストレスが溜まっちゃうんです」
という子もいて
お母さまは入試直前期までゲームをしているお子さまを見て
ストレスが溜まる!といっていたのですが
「入試直前期なら
ゲームやる/やらないい関して親子ゲンカを起こすよりも
本人の責任と決めて
お母さまがイライラするようならその場を離れてください」
というようにお願いしました。
彼には譲れない第一志望がある一方で
勉強には疲れてきており
若干【逃げ】になる可能性もあったので
私の授業で何度も
目標に対する気持ちと、やりたいこととの両立方法を話し合いました。
まずは自分(お子さま)の気持ちが大事
受験期はとくに
周りからの情報が多いのですが
つい流されやすくなったり…
周りと比べて行動を起こしてしまいやすくなったり…
【自分の気持ち】を確認する機会が
減ってしまっていないでしょうか?
夏休みに入ると
勉強自体にのめりこみやすくなるので
ぜひ【夏休み前に】
方向性を考えてみてほしいです!