「ブリのカルパッチョは、家で作ると生臭い」——。
そう思って、なんとなく避けていませんか? せっかくおしゃれに盛りつけたのに、一口食べて「あれ……?」。あの残念な気持ち、よく分かります。
でも大丈夫。生臭さの原因は、たった1つなんです。
こんにちは。ルーマニア生まれの“お料理魔女”、ルーマニ屋のエヴァです🧙♀️
日本に暮らして25年以上。日本語は今もときどきあやしいのですが(笑)、日本のお魚とお刺身への愛だけは、誰にも負けません。
先日、お客様から「ブリのカルパッチョを作ってほしい」と嬉しいリクエストをいただきました。張り切って市場へ向かったわたし。気づけばカゴの中は、ブリにレモン、すだち、フレンチタラゴン、穂じそ、チコリー、ピンクペッパー、食べられるお花まで……。魚を一切れ買うだけのはずが、お皿の上に小さなルーマニアの庭を作ろうとしていました🌿 これがわたしの悪いクセであり、たぶんいちばんの個性です。
今日は、そのブリのカルパッチョを美味しく作る“3つのコツ”を、こっそりお伝えしますね。
■ コツ① 生臭さを消す、たった1つの一手間
答えはシンプル。「塩をふって、出てきた水分を拭く」。これだけです。
ブリに軽く塩をふって10〜15分おくと、じんわり水分がにじみ出てきます。これこそ生臭さの正体。キッチンペーパーで丁寧に拭き取るだけで、身が締まり、お店の味にぐっと近づきます。仕上げにすだちやレモンをきゅっと搾れば完璧。魔法でも高い道具でもなく、地味だけど最強の一手間なんです。
■ コツ② 美しく切る、たった1つのルール
包丁は「往復させず、一方向にスーッと引く」。往復させると断面が潰れて、水っぽく生臭くなってしまいます。厚みは3〜4mm。夏はさっぱりしたブリを少し厚めに引くと、食感が生きて、暑い日でもぺろりといけます。
■ コツ③ 簡単なのに絶品!黄金比のたれ
たれは「オリーブオイル3:レモン汁1」が黄金比。ここにおろしにんにくを少しと、塩、黒胡椒。先にレモン・塩・にんにくを混ぜてから、オイルを少しずつ加えて混ぜると、とろりと乳化して分離しません。これだけで、いつものお刺身がバルの一皿に変わります。
■ ここからが、魔女の腕の見せどころ
ルーマニアには「ムジュデイ」という、すりおろした生にんにくのソースがあります。故郷では、お肉にもお魚にも欠かせない万能選手。これをブリの脂に、ほんの少しだけ忍ばせるのがわたしの隠し味です。
そこへ、タラゴンやディルの爽やかな香り、ピンクペッパーの弾ける刺激、すだちの和の酸味を重ねていく。こってりしたブリの脂を、ハーブの清涼感がスッと断ち切ってくれて、何枚でも食べられる軽やかな一皿に変わります。最後にエディブルフラワーをぱらり。もう、テーブルの上が春の花畑です🌸 和とルーマニア、二つの故郷が出会う瞬間です。
しかもブリは、DHA・EPAという“血液をサラサラに保つ良い脂”がたっぷり。この栄養は熱に弱いので、生でいただくカルパッチョは、実はいちばん賢い食べ方なんです。おいしくて、体にもうれしい。「脂=罪悪感」ではなく「脂=ごほうび」。カルパッチョは、そんな贅沢を許してくれる一皿です😊
■ 詳しい作り方とプロのコツは、ホームページで
臭み取りの細かいコツ、失敗しないたれの黄金比、相性抜群の白ワイン、そして「余ったらどうする?」まで——写真つきの完全版レシピを、ホームページにまとめました。作る様子の写真もたっぷり載せているので、ぜひのぞいてみてくださいね👇
▶️ 完全版レシピはこちら
https://rumaniya.jp/buri-carpaccio-recipe/
そしてルーマニ屋は、東京・品川区(五反田・品川)を中心に、こうした“手間ひまかけたおうちごはん”をご家庭にお届けする、出張作り置き・お料理代行のお店です。食品衛生責任者と整理収納アドバイザーの資格を持つ魔女が、あなたのキッチンで、体にやさしい手作りを作り置きします。
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それではまた、魔女のキッチンから、おいしいお便りを届けますね。


