2023ツクトリ自主コン
戸塚 雨樋さん作
「歌うたいは歌いたい」
クリアしました!
「クリエイターの痛みと命のあり方を問う」
作者さんのメッセージが込められた一作。
戦闘もストーリーもハードモード!
グラフィックとシステム目当てにしてると一泡吹くゲームでした!
システム 及び攻略情報
自作戦闘。
陸戦と空戦、2種のシューティングが楽しめます。
2面ほど詰まったので、僕が攻略した方法を書いていこうと思います!
アドバイス
・サブミッションはなるべくこなす
→体力が増える、敵が減るなどかなり有利になる特典が手に入り、難易度が劇的に変わるか、必須級になります!
・バフはしっかりする
→食事で防御力を上げたり、パリィの有効時間を増やすと良き。武器の改造は途中から出来なくなるので、余裕があるうちにやっておくと良。
攻略法(裏技じみている)
・Chapter 5 殲滅パート 陸戦
回避不可(たぶん(そうだよね?))のビームが定期的に降るため、ロクに鍛えてないと2確で死にます。
前述のアドバイスはこの面のためにあります。
照準アニメーションの途中で攻撃判定があるっぽい。仕組みは全くわからない。
Yボタンの「ストラトシステム」を起動している間は無敵になることを利用して、ビームが降る前にストラトを開きながら少しずつ進んでグレネードを投擲するながらスマホ戦法が有用だと思います!
ちなみにこのゲーム、やられると弾薬が補給される救済措置があるのですが、ここでデスマラソンするのが多分1番早いので、Chapterクリア後のリザルト報酬を犠牲にして弾薬を稼ぐ方法もあります。
参考までに20デスで残数99(最高所持数かな?)行ってましたし、最後まで余るくらいでした。
グレネード投げ放題だぞ!早見さんもニッコリ!
・Chapter8 弾避けパート 空戦
弾を避け続ける面。
敵は2種類、自分を追う機体と固定砲台。
空戦の仕組みとしては、おそらくワールドマップを使ってるので、上下左右でスクロールがループしています。
この面のコツは固定砲台を左右の画面端に追いやり、自分は上下だけの避けで対応することです。
なんなら上だけ移動か下だけ移動が有効。
一方向にしか動かないことで追っ手の動きも一方向化し、右往左往逃げ回るより回避が容易になります。マズルフラッシュ見てから回避で間に合いそうです!
5分くらいループ飛行し続けるケイくん縦G大丈夫かな……
・犬、蛇、虎
わからん。醜くガチャ押ししました。犬蛇虎怖い。
けっこう難しいゲームでした。
難しさは個性!硬派でいいと思います!
グラフィック
このゲーム、グラフィック芸が凄まじい!
まず左上の体力や弾数を表示するやつアレなんて言うんですっけ…QEDみたいな…ゲージがピクチャによって伸び縮みするんですが、まぁそれは他のゲームでも見るとして、本作は残弾数がピクチャによってデジタル表示されるんです。
変数を表示できないなら自分で表示すればいいじゃない精神のたまものでした!
withには変数表示機能あるらしいっすね。最初からヨォ💢
ap abexのトップ画像とかロード画面の再現なんかはマジすげぇと思いました。
コックピットの描写なんかはもう…細かすぎて…ガラスの切れ目を縁取る鉄のやつとか…アレなんて言うんですかね…
それから挿入されるムービー。
ダンスシーンとかオープニング映像とかで、戦闘アニメーションを伴奏に音ハメ(尺ハメ)してるんですけど、それってすごい技術だと思うんですよね。
アクションとウエイトでフレーム単位の調整をしないとその尺にハマらない。
歌唱BGMとの相性も抜群でした!ユキガフッテー!
シナリオ
※バキバキのネタバレ感想です!
「僕らの跡に 何を遺せるのだろう」
売れずにくすぶっている歌手志望の主人公ケイ。
事あるごとに「死にたい」と呟きながら、VRゲームに逃避する毎日を送っていた。
しかしある日、ゲーム内で死んだ彼はそのまま暗黒に包まれる。聞こえてくる穏やかな旋律。目を開くと、見知らぬ世界、そして幼馴染と瓜二つの女性が佇んでいた…
(作品紹介ページより引用)
初め、このゲームはグラフィックとシステムにかけてて、シナリオは異世界転生してゲーム知識で無双するぜーなのかな?と思ってたんですが……
怒涛の曇らせ。
さわやか鬱。ケイ虐。
冒頭のおもしろ日常から一変、見知らぬ世界でプレイヤーも翻弄されます。
登場人物の掘り下げが1人1人丁寧で、2段階の顔があると言うか、知っていくと親しみを持てるんですよね。みんないいキャラしていて面白く読み進められます。推しは絞れません!そしてみんな死ぬ!
ストーリーを進めていくと、生き死にも転生も、現実とテックの不可逆的な代物で、奇跡とか魔法とか全くない世界観だってことが分かってくるんですよね。容赦のない筋書きが異世界転生とかなろう系へのアンチテーゼにも取れました。
フフフ……アンチテーゼってカッケェから使ってみたかったんだよなぁ!
そんな本作のエンディングは、
ケイが敵艦に自爆特攻してホワイトアウトしたところでエンドロールが流れる、というもの。
エピローグとかもなく、主人公がガチで死んでエンディングなのは新しいと思いました。
作者さんと旧Twitterでお話しさせてもらったところ、「人生の最期はクリアじゃなくて死」という思想のもと作られたようです。
重要なのは「ケイは何を遺せたのか」と言うことですね。
彼は生き別れたメイに届くように、遺書と詩とオルゴールを80年後に託しました。
実際にメイが遺書を読んだ描写があるので、遺したものは一式保管され届いていると思われます。
そしてケイの特別攻撃がなければ(……というか、創作物の感想として、善悪は置いといて「史実」に従わなければ)未来が変わってしまい、愛した姿のメイは存在していないかもしれない。
つまりケイは、死してなおメイとの
「生きたいと言い」「メイにオリジナル曲を捧げる」すべての約束を果たしたわけです。
メイはこんなバチ重曲歌ってバズれるのでしょうか……
特攻隊を歴史の教科書で教わったとき、自分の人生だったら……と妄想して身震いした子供の頃の感覚を思い出しました。
この終わり方については他の人の感想も気になるところ。
私が受け取ったメッセージは『戦争はクソ』です。クソてんこ盛りのテトリス。覚えて帰ってください。
あと、エンディング部屋みたいなやつもあるんですが、よくあるキャラ全員集合!みたいなやつとは一線を画してますね。ギミックとしても再現としても面白かったんですけど、正直最終到達点としては死体蹴りすぎてケイきゅんがかわいそうでした😞
ちなみに1番笑ったシーンは
「セルフスイッチってなんですか!
……あっ出来た!!」ですね!
たまに笑える掛け合いがあったりして道中の癒しになってます。そしてそれが『あれこのゲームそう言う路線なの?!』というプレイヤー騙しとしても機能してるのが巧妙。
「敵性語使ってるの内緒にしておくれよ!」も、笑いどころかと思ったら地味に伏線だったりしたのがうまい!
真タイトルしかり、キーワードに二転三転の意味を加えてきたり、プレイヤーを裏切るサプライズ精神満載だと思いました!