ブログ小説です☆
高校生活を舞台とした学園モノです。
今回の話は、いよいよ文化祭当日です!
前編と中編と後編に分けて配信しようと思います・・・・
前回のお話しは、こちら
50話
https://ameblo.jp/rum-xxx-03/entry-12534377953.html
最初から読みたい方は、こちら
https://ameblo.jp/rum-xxx-03/entry-12529864350.html
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前回のストーリーのおさらい(←いらないかもですがw)
「なぁ・・・文化祭なんだけど・・・俺も時々店番から抜けても良いかな?・・・中学時代の友だちがこっちに遊びにくるみたいなんだけど・・・せっかくだから案内してやろうと思ってさ・・・」
ネロは、実尋に訊ねた。
「そーだね・・・午前と午後と・・・交代で抜けようか?せっかくだからワタシ達も楽しもう☆」
実尋は、午前と午後に別れて店番を抜けてお互いに自由時間を楽しむ事を提案した。
そんな中、進学科の大崎秀から生徒会の中で決まった提案が発表された。
・・・・どこのクラスが一番人気か、クラス対抗をしようという事になってな・・・・入場してきたお客様に退館時に投票ボックスに入れてもらう仕組みだ・・・それで、もっとも人気のあったクラスに優先的に最新型のエアコンへの切り替え権利がもらえるそうだ・・・」
来客からの投票制で順位が決まるという・・・クラス対抗になった事が発表された。
そして、一位は最新型のエアコンヘの切り替えの権利(または1人ずつ5000円分の商品券)が獲得できるという。
一位の魅力的な商品を獲得する為に気合が入るクラス一同・・・
そして当日を迎える事となった。(こんな簡易なおさらいでいいのだろうか・・・)
鯖学☆(サバガク)
シーズン3
「共有鯖船学園文化祭・前編」
【本編】
学園祭当日の朝だった。
「すー。はー。すー。はー。・・・・・」
深呼吸をしながら、生徒会長や丸い眼鏡をした3年生の先輩と共に放送室へ向かう実尋の姿があった。
開会式は、全校生徒が体育館に集まって行う形だったのだが、今年は例年以上に文化祭の準備が進んで居なかった為、全校生徒達は文化祭が開始し来客を迎え入れる時間(午前10時頃)まで準備を行う事にし、開会式は館内放送で行い、生徒達は準備をしながら持ち場で放送を聞く事になった。
開会する挨拶がちょっと変わった形になった為か・・・
普段元気な実尋も、全校生徒の聴いている館内放送で喋る時は緊張するのようだ。
ネロは、少し遠くから廊下を歩いている実尋に声をかけた。
「渋谷!!」
「!!!・・・・新宿クン・・・・・」
「俺も、考えてきたぜ☆閉会の挨拶!とびっきりのカッコイイ奴をな!・・・だから、オマエも頑張れよ♪」
ネロは、ウィンクした。実尋の緊張をほぐそうと思ったのだ。
「新宿クン・・・ありがとう・・・・」
「渋谷!・・・今日は、勝とうな☆」
「うん☆」
ネロからの励ましに、実尋は力一杯笑顔で返した。
ピンポンパンポーン
館内放送の効果音が流れた。
「みなさん☆おはようございます!ただいまから、共有鯖船学園文化祭を開始となります☆」
「おっ!今年の鯖学文化祭は、ミスコンNO1の渋谷だぜ!」
「やっぱ、声に特徴あるな~」
「声のトーン・・・たけぇー!」
「昨年は、確か・・・生徒会長だったな。なんか、語尾にアルがつく中国人の留学生だったよな?」
「って事は、来年は・・・渋谷実尋が生徒会長か?」
「いやいや・・・生徒会長は、大崎で決まりだろー・・・学園内成績トップだしな・・・」
「意外と・・・貴公子(プリンス)除闇って事もあるぜ?女子ウケがいいしなー」
生徒達は、実尋の声に敏感に反応した・・・と同時に来年の今年の生徒会選挙等の雑談が始まってしまった。
「お・・・オイ・・・お前ら・・・」
ネロは、5組6組の持ち場(こなもん屋のブース)で沸き起こった雑談騒ぎを注意しようとした時、
「お前ら!!生徒会による館内放送が始まっているんだ・・・静かにしろ・・・」
注意をしたのは、イ・ヤムチャだった。
「おっ?一匹狼で問題児の恵比寿(イ・ヤムチャ)が生徒会の味方か?」
「コイツ・・・内申書を上げる為に、色々と売ってるんじゃねぇか?」
「おぅ!中間試験とか期末試験とか割と勉強して、内申書上げようとしてるんだな?」
「まさか、生徒会に所属して・・・そのまま、大学への推薦狙いとかじぇねぇか?」
元々、不良であり・・・問題児だったイ・ヤムチャが周りの生徒に注意をした為か・・・
一気に非難はイ・ヤムチャへと集中砲火した。
「おい・・・みんな辞めとけよ・・・」
ネロは、注意しようとした時・・・
「俺は・・・生徒会がやら、内申書なんてどーでも良い!この文化祭の成功すら・・・なんとも思ってない!」
イ・ヤムチャは言った。
「俺は、ただ・・・たまたま好きになった人が!生徒会に所属していた!!たまたま好きになった人が、文化祭を成功させたいと願っていた!!・・・俺は、好きな人の笑顔を見たい為に頑張っている!!それだけだ!!!」
イ・ヤムチャの逃げも隠れもしない本音に、周りの非難していた生徒達は黙り込んでしまった。
「 まずは連日の準備作業お疲れ様でした!」
「今日という日のため、みんなで協力し合い頑張ってきたことでしょう。それもみなさんにとっては良き思い出になったと思います。」
「みんなで作る文化祭、大いに楽しみましょう!・・・・ただし!高校生としての節度は守って下さいね♪」
「・・・・・・あ、でも渋谷・・・結構まともな事言ってるな・・・」
ネロは、イ・ヤムチャが周囲の生徒達に熱く語っている中、実尋の開会の挨拶に集中して聞いていた。
「・・・・・・・・・・・・よし、実尋さん!周囲の奴らは俺が黙らせたぜ!さぁ、キミの開会の挨拶を聞かせてくれ☆」
イ・ヤムチャは耳を澄ませると・・・
「実尋ちゃん!挨拶とっても良かったネ!みんなも節度を守って今日は楽しんで欲しいアルよ☆」
イ・ヤムチャが耳を済ませた時は、すでに実尋の挨拶は終わり・・・・生徒会長の挨拶に切り替わっていた。
「なっ!!!誰だよ??今、喋ってるのは??実尋さんの挨拶はどーしたんだ??」
イ・ヤムチャは突然違う人の挨拶に切り替わっていたのだ焦っていた。
「あはは・・・イ・ヤムチャ。お前がみんなに熱く語っている間に、渋谷(実尋)の挨拶・・・終わっちまったぜ?」
ネロは、少し笑いながらイ・ヤムチャに伝えた。
「な、何!!!・・・で、実尋さんの挨拶は、どーだったんだ?」
「あぁ、すっげー良かったぞ☆良くとっさにあんな挨拶考えられたなァ・・・」
ネロは少し頭をかきながら、イ・ヤムチャに話した。
「クッソー!!俺とした事が・・・肝心な挨拶を聞きそこねるとは・・・」
「アイツが戻ってきたら、ここでお前の為にもう一度挨拶してもらったらどうだ?ノリの良い奴だ。多分Ok してくれると思うぜ☆」
ネロは、明るくイ・ヤムチャに話した。
「くっ、そんな事言えるか!!せっかくの挨拶を聞いてませんでした!なんて、そんな自白出来るかァ」
イ・ヤムチャが声を大きくすると、ちょうど実尋が戻ってきた。
「オッス!ただいまー♪いやぁ、放送室ってさぁ、なんか緊張するねー。例えるなら、サスペンス劇場の取り調べ室みたいでさぁ!」
「どんな例えだよ・・・」
ネロは、実尋に素早くツッコミを入れた。
「さーてとぉ!!そろそろ開園時間だねぇ~みんなァ・・・用意大丈夫かなァ?」
実尋は、大きな声でみんなに呼びかけた。
「こっちは、準備大丈夫~」
「挨拶良かったぞー☆」
周りの生徒達は実尋に返答をした。
「うん☆それじゃあ~軽ーく、今日のタイムスケジュールを言います!」
「新宿クンと昨日ちょっと話したんだけど、せっかく文化祭だから、みんなも店番だけじゃなくて、文化祭の出店巡りもしよ~☆・・・という事で、午前と午後に別けて店番と出店巡りに分けようかな?と思います!」
「おー☆」
「それ、良いじゃん!」
「さっすが、次期生徒会長♪」
回りの生徒達は盛り上がりながら、実尋に賛同していた。
「やっぱり、渋谷が話すとみんなノリが良いな☆」
ネロが感心すると
「ふっふっふ、当然だ!何と言っても俺の認めた女だ!」
イ・ヤムチャは何故か自慢げに話した。
俺の彼女だぜ!と言わんばかりな勢いだ。もちろん付き合っている訳では無い。
実尋は、ささっとホワイトボードに書いた。
午前A、午前B、午後A、午後B
二時間交代となっていた。
実尋は、いつ作ったのか?とツッコミたくなるタイミングで、くじ引きを出した。
「ここに、AとBのくじが入っているから~みんな順番に引いてねー♪」
実尋は、みんなに聞こえるように大きな声で話した。
「あっ、Aだ・・・」
「ん?俺もAだ・・・」
恋華とイ・ヤムチャの引いたクジは「A」だった。
「ん?俺は・・・Bか。渋谷は?」
ネロは「B」を引いた。
「ん?・・・ワタシは、残りのくじを・・・っと・・・」
実尋は、最後に残ったくじを引いた。
「むむむ・・・・Aだ。」
「やったー☆みひろんと一緒に出店巡りだ~。Aって、先に出店巡りだよね?」
恋華は、実尋に飛び付く。
「うんうん☆一緒だね~、先に遊べるね~。・・・ん~、じゃあ新宿クン!!店番ヨロシク~」
「よーっし!!俺も実尋さんと一緒だ~☆じゃあ、ネロ店番頼むぜ☆」
実尋、イ・ヤムチャはネロに店番を託し、持ち場を離れた。
恋華は、実尋と手を繋いでいる状態でチラっとだけ後ろ振り返りネロをみた。
ネロは、お好み焼きを焼く準備をしていた。
前半と後半の交代制になっている為、店番をしている生徒達は沢山いるのだ。人数には不便は無い。
しかし、恋華の目に映るネロの姿は、なんとなく取り残されている様に見えた。
イ・ヤムチャと実尋は、興味のあるブースを巡り始めた。実尋は「イ・ヤムチャさん、興味のあるブースがあったら、ワタシに気を使わなくて良いよ~☆自由に行ってきて☆」と言ったが、「いや、来客が多い中・・・美少女の貴方を一人にする訳にはいかない!このイ・ヤムチャ、死んでも貴方を守ります!」とイ・ヤムチャは実尋と一緒に出店を巡る事にした。
「ん?そーいえば、恋華が居なくなっちゃった・・・さっきまで手を繋いでたのに・・・」
その頃、恋華は3組4組の「唐揚げ屋」に行き、大量の唐揚げを買っていた。
大量の唐揚げを買った恋華は、5組6組の「こなもん屋」に戻った。
「あっち・・・あれ?お好み焼きが上手く焼けんぞ・・・クソ・・・カレー屋だったら、俺の料理の腕が発揮できるのに・・・」
ネロは、お好み焼きを焼くの苦戦していた。
「アンタ、下手クソね・・・素人がお好み焼きを焼くときは、鉄板に油を多目に引いて・・・お好み焼きの生地は、ちょっと少なめにしとくのよ・・・そんで、火が通ったのを確認して・・・ひっくり返す・・・」
「へーっ・・・ウマイな・・・って、恋華!!なんで、お前ここに居るんだよ!」
ネロの隣では、出店巡りに言ったハズの恋華がお好み焼きを焼いていた。
「あー・・・・そうだ。これ、唐揚げ好きでしょ?」
恋華は出店で買ってきた唐揚げを渡した。
「////////あ、ありがとう・・・」
ネロは、予期せぬプレゼントに顔を赤くした。
「ヒュー。ヒュー。4月の時の弁当カップルが寄りを戻したかぁ?」
「秋なのに、なんだか熱いな~♪♪」
周りの生徒達は、恋華とネロを見て冷やかすと、恋華はため息をついた。
「アンタら、どんだけ古いネタよ・・・」
4月(シーズン1)の話を今さらのように持ち出した為、恋華は肩を落とした。
「ほら、アンタらも食べなさいよ・・・揚げ物は、最初に買った奴が一番美味しいのよ☆だから食べて♪」
恋華は滅多に出さない可愛い声をだした。
「おっ/////気が利くな。」
「ワリィな////」
周りの店番組のメンズ達が一斉に唐揚げを食べた。
「食べたわね?それ・・・宣伝料だから」
恋華は、ドスの利いた声に変わった。
「おい・・・恋華!!」
「なんだよ!!宣伝料って・・・まさか!!」
唐揚げを食べたメンズ組に、大量のビラを渡された。
『貴公子(プリンス)除闇の鯖学喫茶』と書かれた除闇の顔写真の乗っているビラだった。
「まさか、俺達に配れと・・・」
「唐揚げ代よ・・・じゃね☆」
恋華は再び走って行ってしまった。
ネロは、チラっと窓の外を見ると
「みひろーん☆」
「れんかぁ~☆探したよ~」
実尋に飛び付く恋華、そして学校正門から来客がぞろぞろ入ってくるのが見えた。
「おっ、来客って結構くるな・・・」
ネロは、唐揚げを口に入れると再びお好み焼きを焼き始めた。
「ぐふふふふ・・・・ねぇ、ねぇ・・・お嬢さぁーーん☆ボクと一緒に、出店回らな~い??」
嫌らしい不敵な笑い方をしながら、来客の女性客に、ちょこちょこ声をかける男性がいた。
「ぬひひひひひひひ・・・・」
「あ・・・ちょっと、結構です・・・」
女性客は男性の嫌らしい誘い方に引いてしまい、足早に去ってしまった。
「あーー・・・惜しい。あとちょっとだったのに・・・」
文化祭の女性来客にナンパをしようとしたが、失敗してしまった為、「パチッ」っと指をならした。
「ほぉ・・・貴方も来てらっしゃいましたか?」
迫力のある顔で、鼻の下に髭を生やしたイカツイ男性客・・・ネットカフェ店長の大崎ラルだった。
「おー・・・・大崎店長☆やはり貴方も息子さんの晴れ舞台を見に来たのですね♪」
ナンパしようとしていた男性が、大崎ラル店長に気づき挨拶を返した。
「はい・・・やはり、息子の貴重な成長と、記念すべき文化祭・・・・大崎ラル!ゲリラ屋としての撮影に腕が鳴りますわ・・・」
大崎ラルは、サイドにフットワークを聞かせながら「カシャッ」「カシッ」と撮りまくっていた。
「あぁ!大崎店長・・・・」
大崎ラルに声をかける女子高生らしき来客がやってきた。
「うぉぉぉ・・・新手のJKもっこり☆」
ナンパ師の男性客は鼻の下を伸ばして喜んだ。
「おぉ?原宿(仁児)かぁ・・・・どーした?お友達に呼ばれてきたか?」
ラルに声をかけた女子高生は、ネットカフェでバイトをしている原宿仁児だった。
「はい☆中学時代の同級生が、ここの高校に二人居て・・・なんか、プロレスショーをしてるとか言ってたので・・・ちょっと、見に来ちゃいました!」
「なんだとー・・・プロレスショーだと?それは、ウチのせがれがやっているブースだなぁ・・・実は俺もせがれのプロレスショーを見に来たんだ・・・」
「え・・・・ちょっと、待ってください・・・大崎店長・・・の息子さんって、進学科の・・・大崎秀くんですか?」
仁児は、(大崎)ラルに訊ねた。
「おぉ・・・そうか、原宿は秀の中学時代の同級生かぁ・・・いやぁ・・・そうだったか・・・道理で良い目をしていると思ったぞ。ハッハッハ・・・気に入った。よし、原宿!ジュースでも一杯奢ろう~・・・どれがいい?」
(大崎)ラルは仁児にジュースを奢ろうとしたが・・・
「ありがとうございます・・・でも、バイト先で結構休憩時間にジュースって飲むので今回はコーヒーを・・・」
「ハッハッハ・・・確かにウチのバイト先ではジュースは飲み放題だったしなぁ・・・一本取られたわ・・・よし、コーヒーをご馳走しよう。」
そう話すと、ラルと仁児は進学科1組2組が行ってる「プロレスショー」がやっている場所へと移動した。
「大崎店長ーーー!やるなぁ、あんな若い娘をナンパしちゃってお持ち帰りかよー・・・うーーん☆ボクちゃんも負けない!もっこりパワーだ!!ねぇねぇ・・・・そこのお嬢さーーーん☆ボクと一緒にプロレスショー見に行かなーーい?」
ナンパ師の男も鯖学にやってくる女性客に片っ端から声をかけ続けていた。
「・・・・・なんか、すっごいお客さんだね・・・・あのナンパしている人・・・・」
実尋は、こっそりとナンパしてる男性客を見ながら同行しているイ・ヤムチャや恋華に話しかけた。
「うーん・・・・なんだろう・・・あのナンパ師って・・・どっかで見た事あるんだけどなぁ・・・」
イ・ヤムチャは首を傾げた。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
恋華は無言で引きつった表情で笑っていた。
「そーいえば・・・・なんだか、さっきから・・・・お客さん達、どんどんプロレスショーの方へ流されていくね・・・」
実尋は来客達の流れを見て恋華の方へ話しかけると
「あ・・・・わ、私・・・・ト・・・トイレ・・・・」
恋華は、駆け足でトイレの方へ向かった。
「あ・・・アイツ、さっきから黙っているかと思えばトイレだったのか・・・・」
恋華の走って行く方を見ながらイ・ヤムチャは話した。
「イ・ヤムチャく~ん☆」
「イ・ヤムチャく~ん☆」
「ん??イ・ヤムチャさん・・・なんか、あっちの方で呼んでない?」
実尋は、「イ・ヤムチャく~ん☆」と呼ぶ可愛らしい声を敏感に感じ取り本人に伝えた。
「ん・・・・ホントだ・・・・可愛らしい、俺を呼ぶ声が聞えてきたぞ・・・・」
「ちょっと、行ってみたら?この前、鯖学喫茶で沢山女子のお客さんも来たし・・・もしかしたら、イ・ヤムチャさんのファンが出来たのかもよ?」
「えーー/////・・・・お、俺のファンだって・・・・いや、実尋さんを置いて・・・そんな所に行くわけには・・・」
「いやいや・・・・ファンサービスも、地域貢献の一つさ☆とりあえず、挨拶だけでも・・・ね☆」
「実尋さんが、そーいうなら・・・・仕方ない/////挨拶だけ・・・行ってくるか/////」
イ・ヤムチャは「挨拶だけ」と言いつつも自分にファンが出来たというのは隠し切れない程嬉しかったらしく・・・顔がニヤけてしまっていた。
「ようこそ、鯖学文化祭へ☆俺の事呼んでましたよね?俺が、イ・ヤムチャっス!」
「あ゛あ゛!!」
イ・ヤムチは女性客に挨拶ををすると・・・その女性客達は振り返った・・・・
その女性客見た瞬間、イ・ヤムチャの顔は凍り付いた。
恋華が走ってトイレに行き、イ・ヤムチャが来客対応で向かった為、実尋は一人になった。
「うーん・・・一人になっちゃた・・・まぁ、のんびり出店巡りでもしようかな~・・・」
「ねぇねぇ、お嬢さ~ん・・・・もしかして、一人ぃぃ??ボクも一人なんだぁぁぁ・・・なんだか、みんなプロレスショーの方へ行っちゃったみたいなんだけど~・・・・ここ、広いから案内してくれませんかぁぁぁ??」
1人きりになった実尋の元へ、
あのナンパ師の男がついに声をかけたのだ
「はい☆いいですよ!プロレスショーの方ですね☆案内しますよ~」
「やったー!美少女もっこり発見☆」
「ついに獠(りょう)ちゃん!!もっこりパワー全開!!!ぬひひひひひひ・・・・」
自ら良(りょう)ちゃんと名乗るその男は、両手を腰に当て胸を張り、胸以上に下腹部を前方にアピールしているかのような姿勢で立っていた。下腹部の下の辺りは不思議な動きをしながら少しずつ前方へ何かがズボンの中で前に前に出ようと大きくなっていた。
実尋は、目を点にした。
なにやら波乱が起こりそうな鯖学文化祭!
表情が凍り付くイ・ヤムチャ・・・
そして実尋の運命やいかに!!!
中編につづく!!
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