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いよいよ『鯖学☆』は、シーズン3を迎えました!シーズン4(ファイナルシーズン)に向けて、新たなる局面を向かえます!
 
鯖学☆(サバガク)
シーズン3
 
激動のシーズン3は、なにやら嵐の予感・・・
前回のお話
47話は、こちら
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【本編】
「渋谷センパイ・・・月曜の放課後、新宿センパイが『用事がある』と言った場合、少し強引にでも良いので、彼に一時間だけ文化祭の準備を手伝わせてくれませんか?難しければ30分でも良いので・・・なんとかお願い出来ませんか?渋谷センパイが頼めば、新宿センパイは嫌とは言えないハズです・・・」
霧恵は、実尋の顔を真っ直ぐ見つめた。
 
「霧恵ちゃん・・・一体何をする気?」
実尋は、霧恵が何をしでかすか気にかかった。
 
霧恵は、ニッコリと笑って言った。
「キリエも、毎回問題を起こす程、おバカじゃありません☆渋谷センパイも気づいていると思いますが、新宿センパイは、困っている人を放って置けない。良い意味では、純粋に優しい。でも、それを通り越してお人好しなんです。キリエに構ってくれている時もそうでした。」
 
――そうだね。新宿クン。グレイコフの時もそうだったね。
 
「新宿クンは、困っている放って置けない優しい所はあるけど、間違っても自ら人を傷つけたり、困らせたりはしない。今回の(人妻である代々木さんと一緒にいる)事も、何か理由があるんだと思う。」
実尋も霧恵に続いて言った。
 
「もしかしたら、新宿君・・・騙されてるのかな?それか、遊ばれているとか・・・」
那智が言うと
 
「代々木さんは、ワタシも一度会った事があるけど、決して新宿クンを騙したり、弄んだりする様な人じゃなかったと思う・・・昔馴染みな、世話好きな隣人さんってイメージだった・・・」
――そう、あの時会った代々木さんは・・・
 
――でも、最近見かけた喫茶店にいた代々木さんは、同じ人とは思えなかった・・・居るだけで、周囲の男性は寄ってきそうな、独特な色気を放っていた
 
 
 
 
 
 
 
月曜日の放課後を迎えた。
土日に関しては、久しぶり頭の中が疲れきっていた実尋は、家でゴロゴロと寝て過ごした。
滅多にやらないだらしない行為だが、その時の実尋にはベストな回復手段だったのだ。
 
――あまり、代々木さんと新宿クンを近づけ過ぎてはいけない・・・
妙な胸騒ぎを感じていたので実尋は、霧恵の言う通りネロを「文化祭の準備」に誘った。
 
「ねぇ、重たい荷物運びとか・・・色々やらないといけない事があるんだけどさ・・・ねぇ、今日は一時間だけで良いからさぁ、手伝ってくれない?」
実尋は、合掌しながらウィンクしてネロに頼んでみた。
 
「あぁー・・・ワリィな、実は先に約束しちまってて、待たせている人が居るんだ。俺な、そっちに行かねぇとイケないんだ・・・ホント、ワリィ!!」
ネロは、後頭部をかきながら実尋に軽く謝りつつ、荷物を纏め横を通りすぎようとした。
 
「新宿クン・・・」
実尋は、真顔で呼び止めた。
 
「ん?」
ネロは立ち止まった。
 
「代々木さんの件で、ちょっと話があるんだけど・・・・ここじゃ、不味いでしょ?屋上に来てもらえないかな?」
実尋は言った。
 
「・・・・あぁ、解った。」
ネロも、『代々木さんの件』と聞くといつかは聞かれるだろうと思っていたらしく、実尋の後ろを歩き共に屋上に向かった。屋上に向かい歩く最近は、全くお互いの顔は見て居なかった。
 
「みひろん・・・」
屋上に向かう際、実尋は一瞬恋華と目が合うのだが・・・実尋は、無言で目を反らした。
恋華は「何かあったの?」と言いたげな視線であるが、実尋は説明する余裕は無い。
 
恋華は、実尋の後ろを歩くネロにも心配そうな視線を送るが、ネロは黙って下を向いたまま実尋の後ろを歩いた。
 
実尋とネロは屋上についたが、屋上では進学科の1組と2組が文化祭で行うプロレスショーの練習をしていた。
 
那智は、張り切って監督役を務めて
貴公子(プリンス)除闇は、秀になにやら四の字固めという技をかけていた。
 
「いってー!!!ギブギブギブ・・・」
秀は、技をかけると予想以上に痛かったので、台本より早いタイミングで「ギブアップ」を言い渡し、泣きそうな顔をしていた。
 
「おーっと!大崎選手・・・ギブアップか?」
那智が台本通りのタイミングで言う。
「よーし、早くギブアップしないと骨が折れるぞ?☆」
除闇も台本通りのタイミングで言う。
 
「だから、そー言ってんだろ!(怒)」
秀は、中々技を解いてくれないので流石にキレた。このセリフは当然台本には無い。
 
そんなプロレスショーの練習が盛んの中、実尋はネロを連れて屋上の入口付近の建物影(人目につかない場所)にネロを連れてきた。
 
プロレスショーの台詞が盛んの中、実尋は静かにネロに聞こえる声で質問した。
 
 
「ねぇ、新宿クン・・・最近代々木さんと、一緒に喫茶店に行く所をたまたま見かけたんだけど・・・・」
 
「・・・・あぁ、喫茶店は行ったよ。」
 
「うん、代々木さんとは御近所さんだし・・・昔からの付き合いなんだもんね・・・」
実尋は、感情を押さえながら冷静に話した。
 
「あぁ☆前も話したように、世話を焼いてくれる人でさ、カレー・・・」
ネロは、弾んだ声で代々木さんの事を話しはじめる。
「カレーの作り方も☆代々木さんから教わったんだよね☆」
実尋は、ネロが話終わる前に話した。
 
「あぁ、そうそう!代々木さん、中間試験の時とか・・・カツ丼とか作ってくれてさぁ、それ全部食ったら眠くなっちまって・・・ヒアリングの試験白紙提出で、まさかのゼロ点だった・・・そんな苦い記憶もあるけどさぁ、とにかく世話好きなんだ。グレイコフの送別会の際もオードブルとか差し入れしてくれだろう?」
「うん☆美味しかったよね・・・オードブル☆」
 
実尋は、一呼吸置いてから少し本題を話した。
「最近の用事って、代々木さんと喫茶店に行くのが用事だったのかな?」
 
「あ、まぁな・・・その、代々木さん・・・実は俺と同じマックでバイトしてて、色々悩みとかあるみたいでさぁ・・・ちょっと相談に乗ってた。」
 
「そっかぁ・・・それって、いつも早く帰るのって・・・それが用事だったりするのかな?あんまり、新宿クンの用事を全部聞きすぎるのも悪いから、こっちの要件を伝えるね☆」
 
「おぉ!!ワリィな・・・」
 
「今、2クラス合同で文化祭の出し物の準備をしてるんだけど・・・やっぱり、新宿クン・・・毎日不参加ってのは、良くないよ。代々木さんだって、ご主人が居るでしょ?毎日代々木さんと一緒ってのも・・・色々不味いんじゃないのかな?」
 
「旦那が居ちゃ、会っちゃ不味いのか?俺と代々木さんが一緒に喫茶店でお茶してる事は、向こうの旦那も知ってるし・・・俺は、向こうの旦那と時々会うぞ?代々木さんの家にも行ってみんなで飯食ったり・・・普通にしてるし、昨日なんて、日曜日だったから旦那の方と二人で釣り堀に行ったぞ?まぁ、夕飯はゴチになったけどな☆」
 
「・・・・・えっ???」
実尋は、目を丸くした。
 
実尋は、ネロが旦那に内緒でこっそり奥さんと会って密会の様な(不倫に近い)形で会っていたかと思っていたが、どーやらネロの話では・・・旦那公認の仲らしい。それどころか、旦那とも仲良く頻繁に会っている事がホントなら、家族付き合いと言っても間違いでは無い。
 
――ありりり?急に話の流れが変わっちまったぞ?もしかして、ワタシのガチ勘違い??
 
「えぇ・・・っと、それって旦那公認の仲って事で、むしろ代々木家と全体的に仲良くしてる感じ??ゴメン、最近・・・ワタシ、物品購入って名目で新宿クンの後をつけて、こっそり見に行っちゃったんだ・・・そしたら、喫茶店に二人が居たから・・・・つい・・・」
実尋は、嘘を突き通す事が出来ない性分なので、一気にホントの事を話した。
 
実尋は、ここまで一気に話しても・・・新宿クンは、嫌われない!許してくれる!と信じきっていたのだ。
 
「そっかぁ☆ワリィな・・・心配かけて、それなら先に聞いてくれれば良いのに・・・俺、やましい隠し事してないから、普通に説明出来るし・・・」
ネロは、明るく言った。
 
「・・・・・・・・・そうだね☆」
実尋は、少しだけ間を開けてから返事をした。
 
――新宿クンは、嘘をつけるような人じゃない。今話しているのは、恐らくホントの事なんだと思う。違和感は少しあるけど、辻褄はあっている。
 
「でも・・・やっぱり、連日不参加は不味かったな・・・今日は、代々木さんと約束しちまってるから、余り待たせたくないんだ。明日は文化祭の準備の手伝いやるから、俺の事・・・コキ使ってくれ☆今まで、参加してなかった分もな☆」
 
「うん!大丈夫☆恋華辺りが蹴りを入れてくれるだろうし~」
 
「あはは・・・それは、勘弁だ。アザだらけになっちまう。じゃあ!!俺は、そろそろ行くな~」
ネロは、屋上の出入口から校舎へと戻っていった。
 
実尋も戻ろうとする、那智が待っていた。
 
「あっ、なっちゃん・・・あれ、文化祭の出し物の練習の方は?」
 
「大崎くんと打ち合わせして、今日は解散して各自家で自主トレにした☆」
那智は、壁によるかかる様な姿勢で実尋に話した。
 
「あっ、なっちゃん・・・気を使わせちゃったね・・・」
実尋は、少し申し訳なさそうに言った。
 
「ううん。気にしないで・・・それより、もうちょい修羅場になってケンカでも始まるかと思ったら、随分簡単に終わっちゃったわね・・・」
那智は、修羅場を少し期待していたかのように少しだけ意地悪っぽく言った。意地悪っぽく言えるというのは、それだけ事が落ち着いた証拠でもある。
 
「うん☆旦那公認なら、問題は無いんだと思う・・・」
実尋は言った。
 
「それもそうね、代々木家そのものと仲が良いんじゃね・・・円満主義の彼(新宿君)らしいと言えば、彼らしいけどさ、心配して取り越し苦労だわ。」
那智は、自身の前髪をちょいちょい触りながら目を閉じた。
 
「あははは・・・・全くですな~」
実尋は、笑いながら頭をかいた。
――あ・・・霧恵ちゃん・・・大丈夫かな?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ネロと実尋が屋上で話していた頃
 
ネロと待ち合わせするハズだった喫茶店では、店の前で、代々木さんは一人で待ちぼうけをしていた。
 
「新宿センパイなら来ませんよ。今日は文化祭の準備の手伝いをしています。」
そこにやって来たのは、御徒町霧恵だった。
 
「あら?貴方は?」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
代々木さんは、見知らぬ長い黒髪の女子校生が電信柱の影から、
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
鯖学☆(サバガク)48話
「キリエハザード 復活のK」
※コアのファンの方々お待たせしました・・・霧恵のターンです今回の台詞はシリーズ最多?w
 
ずずずずっと、薄気味悪く出てきたので
一瞬だけ『ぎょっ』としたが、とりあえず名前を聞く事にした。
 
「新宿センパイと同じ高校の後輩で、御徒町霧恵と言います。」
 
「はじめまして、私は代々木詩織。ネロくんとは、同じマンションの近所付き合いで、バイト先は偶然同じだった・・・私とネロくんとは、それだけの関係かしらね。宜しくね。」
代々木詩織は、霧恵に落ち着いた口調でゆっくりと話した。
 
「今日は、彼の代わりに、ここに伝えに来てくれたのかしら?まぁ、立ち話もなんだしね・・・何かご馳走しようかしら?せっかくだから何か飲みましょう?」
代々木詩織は、初対面の霧恵を喫茶店の中へ招待した。
 
「いえ、キリエは立ったままで大丈夫です。」
霧恵は無表情のまま淡々と話した。
色白で目の下にクマがあり、漆黒の長い髪。そんな霧恵が無表情で淡々と話すと、まるで幽霊の様でカナリ不気味である。
 
「そう?残念だわ・・・オバサンは、さっきからずっと立っているから疲れたわ」
代々木詩織は、ため息をついた。
 
 
 
「代々木さん!!貴方は間違っています!!」
霧恵は、最初から単刀直入に代々木詩織に話をした。
 
「・・・・ちょっと、粋なりどーしたのよ?」
代々木詩織は、「ふっ」っと鼻で笑った。
 
「貴方自身で家庭の主婦でありながら・・・まだ学生の新宿センパイを自分の余暇の楽しみとして利用してます・・・彼(新宿センパイ)は、若く・・・これからの未来があります・・・貴方の余暇活動に付き合っている暇はありません・・・・」
 
「ちょっと酷いわね・・・私もそれ程歳を取っている訳じゃないわよ・・・・私とネロくんは、数年前から近所付き合いとして仲良くやっている訳なの・・・・貴方にとやかく言われる覚えはないわ・・・」
 
「新宿センパイは・・・ホントに優しい人なんです。貴方と一緒に喫茶店で時間を過ごしているのは、貴方が・・・なんらかの理由で寂しそうに見えたからです。そして、目の前で困っている様に見えたのだと思います・・・彼は、そんな所を敏感に感じ取ってしまい。・・・つい、一生懸命になってしまうのです・・・」
 
 
「貴方の何が、そーさせているのかは存じませんが・・・彼と二人きりで会う時間を増やせば、その分絆は深まるでしょう・・・その中で、貴方は・・・今まで通りに、ただの近所の隣人として彼を見続ける事が出来ますか?」
 
 
「彼に新しく好きな異性が出来た場合・・・ただの隣人として彼の恋を応援できますか?いつか離れていく覚悟はありますか?」
 
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
 
「貴方が、傍に居て欲しいと本気で臨むなら・・・彼は、学校や自分の身の回りの周囲の関係を悪化させてでも・・・貴方の傍に居る事を選ぶでしょう・・・・」
 
 
 
 
 
 
「だって・・・彼が・・・新宿センパイが、一人暮らしで一番寂しかった時間を支えていたのが・・・一人暮らしの彼が一番欲していた・・・求めていた家庭としての温もりを与えてくれたのが・・・アナタなのだから・・・」
 
「彼は・・・その恩を忘れる事は出来ないでしょう・・・」
 
「アナタが、新宿センパイを・・・いまどの様な思いで見ているのかは、キリエには解りませんが・・・もし、彼の事が好きならば・・・新宿センパイの優しさを、自分勝手な考えでアナタの人生に巻き込まないで下さい!!」
 
「彼から時間を奪い束縛する事は・・・」
「それは、癒しなんかじゃない!彼の事を思った愛情なんかじゃない!人目を忍んで密会する・・・不倫は、立派な犯罪です!・・・」
 
「これ以上、新宿センパイを巻き込むら・・・密会している事をご主人に報告します・・・」
 
「そうね・・・キリエちゃん・・・だったわね?貴方の仰ることは立派な考えだと思うわ・・・正直オバチャンも、心にグサっときたわ・・・・」
 
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
 
「でもね、最後に貴方が仰る所が・・・ちょっとリサーチ不足というか、見当違いね・・・・オバチャンはね、お父さん(旦那)にちゃんと『今日アルバイトの帰りにネロくんとお茶してくるね☆』って言ってあるの・・・だから、密会とは違くてよ?」
 
「え・・・・旦那さんも、知っているのですか?」
 
「えぇ・・・そうよ?だから、報告って言ってもね・・・・それと・・・キリエちゃん・・・ここ店の前で防犯用の監視カメラが付いてる事忘れてないかしら??」
「!!!・・・・あ、カメラ・・・・」
 
「貴方、公共のど真ん中で・・・人の事を散々、不倫とか言ってくれたけど・・・これって、立派な人権侵害よ?名誉棄損で訴える事も出来るけど・・・・どうする??」
 
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
霧恵は、額から汗が滝の様に出てきた。
一気に不利になったのだ。
 
「ちょうど、カメラも回っているし・・・証拠も充分過ぎるわね・・・・あとは、お店の人に事情を説明して監視映像を貸していただければ・・・ね☆」
               
「キリエ・・・・ちょっと、お腹の具合が・・・・」
霧恵は、腹部を抑えたままその場を退散しようとした。詩織に背を向け歩き始めると・・・・
「ちょっと、待ちなさい・・・・」
                       
「・・・・・・・!!!!!」
霧恵は、状況が一気に不利になった為逃げだしたかったが・・・呼び止められた為、止む終えずビクビクしながら振り返った。
 
「キリエちゃん・・・・貴方の綺麗な黒髪なんだけど・・・」
 
「あ・・・・はい・・・・・」
 
「後頭部・・・ガムついてるわよ?」
                                 
「!!!!!!!え・・・・ガ、ガム・・・・・あ・・・・え・・・・わ、わかりました・・・・後で取り除きます・・・お・・・教えてくれてありがとうございました・・・・では、し・・・失礼します・・・・・」
 
 
キリエハザードのテーマ曲w
 
feels like ‵HEVENE‘
Oooh きっと来る きっと来る季節は白く~♪
Oooh 限りない輝きを 貴方に贈る~♪
Oooh Feels Like Heaven Feels Like Heaven 雲の切れ間に♪
Oooh Feels Like Heaven Feels Like Heaven 天使が見える♪
 
 
 
 
 
「・・・・・・・・・・・・ウフフフ・・・怖がっちゃて・・・まぁ、監視カメラって言っても・・・ここの店の外にあるカメラは防犯用で音声までは録音出来ない奴だから・・・キリエちゃんの話した内容は入ってないんだけどね☆・・・」
詩織は、遠く離れて見えなくなっていく霧恵を見送り一人呟いた。
 
-結局、今日はネロくん来れないのかな・・・まぁ、今までが夢の様な時間だったし・・・これで、良かったのかな・・・・-
 
-キリエちゃん・・・結構効いたわよ・・・貴方の言った事、伝えたかった事・・・凄く心に響いたよ・・・-
 
-そろそろ潮時なのかもしれない・・・・こうやって、ネロくんと会うのも・・・私だけ、なんか年取って見えるのは一緒にいるネロくんに悪いと思って・・・気合入れて、エステとか行きまくったけど・・・結構お金もかかってるし・・・やっぱり、17歳(ネロ)とじゃ・・・さすがに無理があったかな・・・年甲斐もなくも・・・気張ってしまったかな~-
 
-でも・・・ホントに楽しかった☆・・・-
 
詩織は、喫茶店を後にして帰ろうとした・・・その時・・・・
 
 
我らが、鯖学の主人公!新宿ネロ・・・・
 
普段遅刻が多いクセに・・・・
 
間に合わなくていい時に・・・(全てが丸く収まりそうな時に限って・・・)
(ホントに来なくて良かったのに・・・・・・)
 
間に合ってしまった・・・・
 
KY(空気読まない)
 
「アハハハ・・・・走ってきましたよ!代々木さん・・・・」
 
-ネロくん・・・もぉ・・・こんな時に限って・・・ホントに諦めようと思ってたのに・・・-
 
-貴方の顔を見たら・・・-
 
-諦められなく・・・なっちゃったじゃない!!バカ☆-
 
 
 
「ネロくん・・・いつも、ここの喫茶店だけどさ・・・たまには、違う喫茶店に行ってみない?どこか知ってる??」
 
「あー・・・そうっすね・・・俺の知ってるのっていうと、ネカフェくらいっすね・・・ネットカフェ☆」
 
「ネットカフェ・・・・オバチャン行った事無いわぁ☆行ってみましょう!」
 
「オッス!めっちゃ、良いところ知ってますよ・・・全室ペア室が個室の・・・池袋にあるんすけどね・・・行ってみましょう!」
 
「ネロくん・・・今夜は、お父さん(旦那)出張で帰ってこないから・・・結構遅くまで大丈夫だよ☆」
 
「あ・・・マジっすか!じゃあ、ネカフェで夕飯のウマイ店を検索で探しましょう!ネカフェ・・・便利っすよ♪」
 
 
やっぱり、オバチャンは・・・
ネロくんが好きだった☆www
 
 
 
激動のシーズン3は、
まだまだ波乱の予感がする・・・
 
 
 
 
つづく
 
 
 
 
次回
 
49話
「もう一度だけ・・・」

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