学園モノのブログ小説です☆

 

主人公ネロが、高校2年生としての学園ライフの1年間を描く!

ラブ?コメのお話し!

高校1年生では、帰宅後ゲームばかりだったネロ!

高校2年生では、見事生まれ変われるのか?w

 

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【本編】

「・・・ウッ☆ハッ☆ウッ☆ハッ☆ウッハッ☆ウッハッ☆」

「狼牙風風拳ーーん!!」

「クールな眼差し♪ホットなハート♪」

「俺が噂のナイガイ♪」

・ヤチャさ☆
実尋と、イ・ヤムチャは二人は、ノリノリで唄を歌いながら二人でポーズを取った。

   

キラーン!!

「いいね、いいね!この歌気にいったわー♪ノリがいいよ~・・・あっ、ワタシこっちのクラスだから~またね~」
と実尋は、教室前でイ・ヤムチャと別れた。

「おう!またな~☆(よーし!!好感度は上々だ~)」
実尋が教室に入った後小さなガッツポーズを取る、イ・ヤムチャ。

隣のクラスの女子である実尋。イ・ヤムチャに取って同じクラスでは無いという事は、実尋と同じクラスの男子より関わる回数が少ない為、自然に接する機会をも待つだけでは、コンタクトを取る事は出来ない。短い時間でも確実にインパクトを与えていくのがベスト!そう、イ・ヤムチャは思った。(連絡先を交換出来れば、苦労はしないが・・・初見で連絡先を交換したら引くかな?と思い最初は見送ったイ・ヤムチャである。

 

 

※ここで緊急お知らせ、

今後、シーズン2から・・・実尋選択肢が状況に応じて発生します!

例)ネロ、イ・ヤムチャ、のどちらかと日曜日遊ぶ といった感じのモノになるかと思われます・・・

ネロ、イ・ヤムチャ・・・アピールの度合いを見て、ジャッジしていただきます☆

この際、空気を読まずに・・・ニュータイプの勘で選択してOK

 



「お!渋谷・・・そーいえば、さっき大崎がお前の事探してたぜ?」
実尋が教室へ戻るとネロが話しかけた。


「あっ!学園喫茶の顔出しの件か~・・・ワタシ職員室に呼び出し食らって、そっから大崎クンに会ってないんだよねー・・・あっ、新宿クン!!今日放課後予定ある??」
授業が始まる前で少し時間が無いな・・・と言う事もあり、若干早口で要件を言う実尋。


「いや、特に予定は無いけど・・・」
と何かあるのかな?と少し疑問気味で答えるネロ。

「ちょっと買い出し、付き合って貰えないかな?・・・話したい事もあるし・・・」
と実尋はネロを誘った。最後の方の台詞は、大事な用事らしく少し真顔だった・・・しかし、ネロはそんな事は気に留めず、表情を全力で明るくして大喜び。(ネロじゃなくても・・・大抵同じクラスの可愛い女子から誘われれば一時的に有頂天になるだろうが・・・)

ーー!!!////渋谷からの誘いかぁ!!何の話か解らんが・・・渋谷からの誘いなら、断る訳にはイカン////。やべぇ・・・テンション上がってきた!!

「ほらー・・・そこー。席につけー。」
昼休みが終わり5限目が始まった。担任の目黒ギンは、相変わらず棒読み口調だった。朝方怒鳴った事もあり、生徒達は棒読み口調のやる気の無い声かけにも、直ぐに反応して席に着いた。

「さて、渋谷。号令ー・・・」
とギンが実尋に指示すると、実尋は慣れたように号令をかけた。

「起立!・・・・・礼!着席!!」

「はい。じゃあ~ちょっと連絡だ。5月の第二週目・・・中間テストやるからー・・・」
ギンは、棒読み口調で話すと生徒達は、一斉に「えー・・・」「マジかよー・・・」と言った口調で一斉にブーイング的な形になった。朝方怒鳴った効果は早くキレた様子だった・・・
思ったより、早くもギンの(朝だけ)威圧による生徒制圧が終わった事を感じ、ギンはため息をついた。午後から再度怒鳴るのはダルい・・・・それに、何度も怒鳴れば、生徒は怒鳴られる事に慣れてしまい、いざ説教した時の効力が無くなってしまう。

「ほらー・・・お前らー・・・1年頃時もやったろー?今更、中間テストごときでガタガタ騒ぐなー・・・日頃の勉強の成果が試されるだけだから、痛くも痒くも無いだろー?」
ギンは言う。

「テストの点とか・・・内申書とかに影響ありますか?」
生徒の一人が言うと

「そーだなー・・・参考程度かな?まぁ、まだ1学期中間テストだ。赤点さえとらなきゃ悪くはならんだろー?」
ギンは、棒読みで言う。相変わらず他人事口調である。

「あと、頻繁に廊下に立たされたり・・・色々悪さしてる奴らは、挽回しとけー?社会ってのは、やっぱり数字で判断されるからな・・・」
とギンは、棒読み口調ではあるがシビアな事を言った。

ーーやべぇ!!・・・初日から、3回廊下に立たされてるし、職員室にも呼び出しを食らってる・・・しかも、反省文も書かされる事になってる!!今度赤点取ったら・・・マジでヤバいかも!!

5限目の授業はカナリ微妙なキモチで終えたネロ。うつむきながら、ため息をついた。
久しぶりに、真剣に授業を聞いて授業中の要点、大事な所を教科書にラインマーカーを引いた。
ただ、ラインマーカーを引いただけでは、脳内で理解出来ないので家に帰って復習しないといけない。
つまり、家でオンラインゲームを充分に堪能している余裕はない。

「新宿クン!!」
ネロの服の裾を引っ張る実尋。

「////あ!!渋谷・・・」

女子から、制服の裾を引っ張られるシュチュエーション等ほぼ無いに等しいネロは、そんな事でも顔を赤くしてしまう。

「これから、大丈夫かな?」
ーーそういえば、5限目になる前「買い出しがある」って言ってたな・・・家に帰って授業の復習しようかと思ったけど、買い出しくらいなら良いかな?

「あぁ☆いこう!」
ネロは、明るく答えた。

「/////良かった☆」

実尋は、安心したという様な表情で嬉しそうに言った。実尋にとって今回ネロを誘う事はとても意味があるようだった。

ネロと実尋は、職員室に向かい主任講師である景親の所へ買い出しの際の費用を受け取りに向かった。景親は、買い出しの費用を渡すと、それとは別にポケットマネーを手渡し、
「ワリィが・・・俺の相棒のエサも買ってきてくれよ!近くにペットショップもあるからよー!なっ?頼むわ~!んで、俺の相棒はグルメだからよ~・・・メモも渡すからな~」
景親は、メモを渡すと・・・


「俺のポケットマネーの方は、余ったら二人でジュースでも買って飲めや~!新宿~・・・お前、良かったな~渋谷と二人っきりでよ~」
とネロに軽く「このこの・・・オメェ授業中渋谷ばっかり見てるよな?知ってんだぞ??」と言わんばかりに肘打ちをした。
どー見ても、酔っぱらいのテンションだが景親は一応シラフである。
 


「あっ、はぁ」
ネロは後頭部かくが、実尋に腕を引っ張られ「失礼しました。」と職員室を退出した。

「・・・・うん、恋華に聞いた通りだわ・・・田端(景親)先生話長いわー。一度捕まると中々離してくれないしねー」
実尋は、まるで漫画のような一筋の「たらーん」とした冷や汗を流した。

職員室を出ると、そこには大崎秀と神田那智がいた。ちなみに同じ高校2年生ネロと実尋(&恋華、イ・ヤムチャ)は、普通科で・・・秀と那智は(一年生の時から成績トップクラスだった者が入るクラスである)進学科である。

「お!新宿~お前も手伝いに来てくれたか!!心強いな~」
秀は、ネロに明るく話かけた。

「おう!学園喫茶、大分準備大変なんだろ?手伝える事は手伝うよ☆」
ネロも笑顔で返事した。ネロと秀は昼休みに屋上で一緒にお弁当を食べて、ガチで語った事もアリ・・・顔を合わせた時のお互いの反応が良かった。実尋もネロと秀を見て・・・ほぅ・・・割と仲が良いんだな・・・と笑みをこぼした。

「ワタシ達は、これから買い出しいくんだけど~買うものは・・・コーヒー豆と・・・?」
実尋が買い出しに行く際の物を言うと、

「あぁ~コーヒー豆と、牛乳と生クリームといった飲食系は、バスケ部のお二人さんに頼んで買ってきてもらってるから、それ以外の食器類ね~☆コーヒーカップや、スプーンとか、受け皿・・・あと、簡単なケーキとか、乗せるお皿やフォークとかがあると良いわね?」
那智は言った。

那智の言った事を丁寧にメモを取る実尋。

-実尋////メモを取る姿も可愛い-


実尋を見ながら、頬を赤くする那智。


そこへ、キャー キャー とした女性陣の黄色い歓声が聴こえてきた。

「プリンス~・・・私がその荷物半分持つわー」

「いえいえ、アタシよ~プリンスの荷物・・・全部持つわー♪」
 

 

キラキラキラーンと、まるで星がその辺りに舞うかのような・・・

「ふっ・・・女性の為に働くのが男の特権☆この仕事は俺がやるよ☆いや、やらせてくれ☆」
その男の台詞だけ、特別のエフェクトがかかっているかの様だった。


ーー!!なんだ、この女性陣の黄色い歓声と、甘~い男のフェミニストな会話は??


「ちょっと!!だったらなんで私だけ荷物持たせるのよ!!!しかも重い方もってあげるとか、一言も言ってくれないし!!」

「お前は例外だ・・・ど阿呆」


ーー・・・と、聞き覚えのある声も帰ってきたな・・・

「う"ん"(怒)」
恋華は、力いっぱいテーブルに荷物を置いた。重かった!非常に疲れた!!というアピールだ。

「恋華・・・」
「荷物置く場所は、そこじゃない・・・学園喫茶の部屋まで運ぶぞ」
(周囲の女子からプリンスと呼ばれる)長身の甘いマスクの男は、恋華に一言声をかけると大量の荷物を持ったまま先に学園喫茶の部屋まで向かった。
甘いマスクの男の後ろには、大勢の女性陣が「キャーキャー」と騒ぎながらついていく。

「誰ですか?あの長身の男子は・・・」
ネロは、聞いた。

「/////学園の貴公子・・・プリンス除闇」
実尋は、頬を赤くして答えた。
ーーえ?渋谷の頬が赤くなってる!!あんなロン毛眼鏡男が良いのか?
 

 

「//////バスケ部のエースで昨年インターハイ出場に導いた。超(スーパー)ルーキー・・・」
ーー!!神田さんまで顔が赤くなってる。

「うん☆やっぱり・・・同じ男から見てもアイツは、カッコいいな☆」
爽やかに誉める秀。
ーー・・・お前(秀)もか!!


「ふん"・・・う"う"う"う"(怒)」
歯を食いしばって大きな荷物運びをする恋華。どうやらコーヒー豆が数日分入っており、カナリ重いようだ。プリンス除闇と運ぶ荷物の量は、大して変わらないが・・・身長190代の長身の(細身であるが)男性の除闇に比べ、身長157cm(男勝りな部分はあるが)女性の恋華。体感として負担は大きい様子だ。

「ん"(怒)」
手伝えよ!と言わんばかりにネロを睨む恋華。

ーーやべ!!
「そろそろ、俺達も買い出し行こうか。」

「そだね☆いこうか!」
ネロは、実尋を誘い買い出しに出発しようとするトコを細い目で見る恋華。

「チッ!・・・・う"う"う"う"・・・」
刃のような鋭い舌打ちを響かせた後、ゴーレムのようなうめき声をあげながら、除闇と同じ方向に荷物運びをする恋華であった。

学校の近くのドンキホーテに買い出しに出かけた。ネロと実尋・・・
途中何故か、大塚知恵とバッタリ遭遇し
「あら?新宿くん・・・それに、渋谷さんも、買い出しかしら?」
と声をかけられた。

「ハイ☆学園喫茶の必要物品を買いに~」
と実尋が答える。

「あら!そう・・・もうすぐ、オープンですものね☆先生も楽しみにしてるわ☆」
と知恵も言う。

「/////////」
ネロは、知恵と目が合うと顔を赤くして目を反らした。

「新宿くん!男の子なんだから・・・ちゃんと、渋谷さんをエスコートするのよ?」
知恵は、ネロの額を人差し指で軽く押した。

ネロは、知恵と二人きりでドンキホーテに行った時の事が、脳内にフラッシュバックして一気に恥ずかしくなった。

知恵と二人で話した会話の内容。
そして、知恵の顔が自分とゼロ距離にまで接近した時の感覚・・・香り。
短い時間が永遠に感じた、自分の心臓の鼓動。

全てが、昨日の事のように覚えている。


「/////は、はい!い、行こうか・・・渋谷。」
ネロが知恵に話しかけられた時の反応を実尋は、しっかり見ていた。
ネロは、素直な男子。そして隠せない男子だ。驚く程顔に出てしまう。

ネロは、知恵に対して特別な感情を持っているのは・・・確定なんだな・・・と実尋は真顔になった。


ドンキホーテに着いたネロと実尋。
二人は、家具、日用品、のフロアで手早く必要な食器類を購入。実尋の提案で食器用の洗剤も購入した。

ドンキホーテで、必要な食器類を購入すると二人は、近くにあるペットショップを覗いた。

(景親から預かったポケットマネーは、)余ったらジュースでも買えと言われているが、景親のメモに書いてあるペットの餌は、カナリ高額なモノで・・・殆ど余らなかった。
ーーなんだよ。ギリギリの額じゃねぇかよ!!

「あら~これじゃあ、二人分ジュースまでは買えないね。・・・でも、喉乾いたし・・・自腹でなんか買おうか?」
実尋の提案で、コンビニでジュースを購入する事にした。

ドンキホーテの食材コーナーにも、ジュースはあるが(しかも安いが)・・・あんまり冷えていない。
それに、レジの店員にジュースだけレシートを別にしてもらうのも、混雑したレジで頼むと他のお客様に迷惑がかかってしまう。
以前、知恵と一緒にドンキホーテに行った際は、帰りに喫茶店に寄ったが・・・学生であるネロと実尋は、大人の財布と違い、最近ガストで外食を楽しんでしまっている事もあり、金に余裕がない。

実尋は、ファミリーマートの108円のパックの飲み物コーナーに着くと、ガン見していた。

「リプトンの紅茶も捨てがたいが・・・小岩井コーヒー牛乳も悪くない。ん~・・・悩み処ですなぁ」
とガッツリ悩む実尋に大して、速攻で500mlペットボトルコーラを購入して、外で半分程飲み干した。


「はや!もう決まったのー??」
待たせてはいけない。と感じたのか、リプトンのレモンティーを購入し早々と店をでた。

学校への帰り道、二人は飲み物を飲みながら並んで歩いた。(・・・といってもネロのコーラは、ほぼ空に近いが)ネロは、実尋に重い荷物を持たせまいとなるべく、重そうな荷物は自分で持つように気を配ったが、「いいよ☆半分は持つよ!ワタシ結構体育会系なんだよ☆」と二の腕の上腕筋を(勿論普通の女子高生である為、それほど筋肉はないが・・・)アピールした事もあり、荷物は半分ずつ持った。食材系をバスケ部の二人が先に購入した事もあり、食器類の大多数は割れ物であり持ち運びで割れる危険性を考え郵送にした。つまり(スプーン、フォーク、食器類の洗剤はそれほど重くない事もあり)持ち運びの重い荷物といえば景親から頼まれた、ペットの餌である。
結局ペットの餌をネロが持ち、フォークや食器類の洗剤等を実尋が持つことにした。

「新宿クン、悪いね・・・なんか重いの持たせちゃって」

「いや、そーでもねぇよ。そっちの食器類の洗剤も液体だから地味に重いと思うよ?」

「これくらい☆平気☆平気☆」





「ねぇ、新宿クン・・・あのさ、進路調査表なんだけどさ・・・何て書いた?あぁ、急に聞いて悪いね、こんな事・・・」
実尋は、軽く笑いながら下を向いて言った。

「あー・・・アレか、就職または、就職系の専門学校って書いた。備考欄に具体的にはまだ未定って書いといた。」
ネロは、さらっと答えた。

「・・・・就職希望・・・なんだ?」
実尋は、さらに聞いた。

「いや・・・ぶっちゃけ、解らねぇ」
ネロは答えた。

「えっ??」

「だって、これからの人生・・・未成年俺らがすぐに決めれる訳ないじゃん?具体的に書いたとしても、ギリギリで変わる事もあるし・・・今回書いて提出するモノは、学校上の都合だろ?んなの・・・イチイチ、ガチで考えてもしょーがねぇ~よ」
ネロは、さらさらと本音で答えた。


「・・・・イチイチ、ガチで考えてもしょうがないか・・・そうだね☆」
実尋は、少し下を向いて言った後、顔をあげて笑顔でネロを見た。

ーー・・・・なんだろ?渋谷の笑顔・・・少し、いつもと違うか?



ーー気のせいか?




つづき

19話

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