学園モノのブログ小説です☆

 

主人公ネロが、高校2年生としての学園ライフの1年間を描く!

ラブ?コメのお話し!

高校1年生では、帰宅後ゲームばかりだったネロ!

高校2年生では、見事生まれ変われるのか?w

 

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【本編】

 

ファミレスで行われた、グレイコフの歓迎会。実尋の考案したミニゲーム「カクテルタイム」を一同は楽しむ事になった。

「カクテルタイム」とは、ドリンクバーコーナーにあるモノを使って、オリジナル(ソフトドリンクの)カクテルを1人一つ作成。ジャンケンで勝った者から自身が飲むオリジナルカクテルを選ぶ権利が与えられる。

 


「あ"あ"あ"ぁ・・・・・・・み、水、水、水・・・」
ネロは、実尋作成のピンクのドリンクを飲み干すと、顔面が一気に真っ赤になり、大量に汗をかきながらドリンクバーカウンターのコーナーへ直行した。


「んぐぐ・・・・・ちょっと!どんだけレモン入れたのよ!」
恋華は、顔を真っ赤にしてグレイコフに文句を言った。

「HA,HA,HA,,,ドリンクバーカウンターのスライスレモン!all・・・ギュッ!!」
グレイコフは、毛深い腕を恋華の目の前に出して、ギュッと握りこぶしを握って見せた。

「あ、アンタ・・・素手で絞ったの・・・」
恋華は、自分が飲んだドリンクにレモン大量に絞られいた事以上に、毛深いグレイコフの腕毛インパクトに圧倒された。しかも、素手でレモンを絞ったと言う事は、腕毛も・・・

恋華は、顔面蒼白になっていた。


「アクエリアスに、レモン沢山絞った健康的なジュースデース☆」
グレイコフは爽やかに解説するが、恋華は腕毛を飲んだ可能性がある事実にメンタルをやられてしまった。


「ハッハッハッ☆どうだね?新宿クン・・・ワタシのピンクのジュースの味は?」
実尋は、ドリンクバーカウンターで水を飲み続けるネロのトコにやってきた。

「ごく。ごく。ごく・・・」
実尋の作ったピンクのジュースを飲んだ直後から、とにかく水を飲まなくてはいられないネロ。会話をする余裕は無い・・・

「永遠に水を飲まないといられなくなってしまう・・・ワタシのピンクのドリンクの別名は!!永遠のアンコール!!」
実尋は、空っぽになってしまったタバスコの小瓶をネロに見せた。

ーー!!!

しかし、ネロは水を飲み続ける以外に選択肢はなかった。






実尋の考案した、カクテルタイム(オリジナルソフトドリンクを飲ませあう遊び)をしている間に、テーブル席に注文した目玉焼きハンバーグが届いた。
価格の割には味が美味しいとう評判に一同は納得していた。



ハンバーグを食べ終えたネロは、ドリンクを取りにいった。
「ふー・・・軽く腹が痛てぇな・・・やっぱりタバスコの一本分は、効いたか?」
ネロは、お腹の辺りを擦った。

「大丈夫?お腹痛くなっちゃった?」
ネロの近くに寄ってきたのは実尋だった。

「あのなー!タバスコ一本分はやりすぎだろ?自分に飲む事になったらどーするんだ?」
ネロは、実尋に言うと


「あー・・・ごめん!ごめん!一本分ってのはフェイクさ☆あのタバスコのビンは、ウチから持ってきた空ビンさ☆・・・ぶっちゃけ、流石に一本は・・・ね☆」


「・・・・自前の空ビン・・・そこまで、手の込んだ事を・・・」

「47適!!!適量でしょ?☆」
実尋は、ネロにウィンクしてから席に戻った。

ーーミニッツメイドのグレープフルーツ味のジュースにタバスコ47適・・・これは、適量というのか?



「お待たせしました!焼きたてりんごパイです。」
店員は、りんごパイを4人分持ってきた。

「美味しいそぅ☆」
恋華は、目を輝かせた。甘いモノに目が無い恋華は、一番先に反応した。女子は甘いモノが好き・・・という事はよくある話、実尋も同じように反応しても良さそうなモノだが、実尋が瞬時に反応するのは‘ラーメンのみ‘だったりする。


「あれ?頼んだっけ・・・りんごパイ」
ネロは、実尋の顔を見た。

「ん~にゃ・・・ワタシは、頼んでないぜよ」
実尋は、首を横に降った。

「me からのおごりデース☆食べて下さーい☆」
グレイコフが言った。

「うわ!!マジで~」

「いただきマース☆」

「もぐもぐ・・・いただいてます・・・」



「君達、日本人はホントに素晴らしい!・・・君達だけじゃない・・・日本人は、見ず知らずのワタシに優しくしてくれます。」

ネロ達が、りんごパイを堪能している間・・・グレイコフは話を始めた。

「顔の知らない、オンラインゲームでも・・・わたしが、困ってヘルプのメッセージをチャックで送っていると、どこかの紳士さんが、ワタシの為に時間を使ってくれました!」
 



「・・・・・・・・」
実尋は、ネロの横顔をチラ見した。

「日本に来て馴染めない時、オンラインゲームばかりに依存した生活をしてました。しかし、オンラインゲームだからといって、同じ時間にログインしているからといって・・・必ずしも、誰かがワタシに関わりを持とうしてくれる訳ではない・・・ワタシがその場所に居ることが、まるで空気であるかのよーに・・・」

「しかし、その紳士は違った・・・ワタシが一人ぼっでゲームしている時間に声をかけてくれた。嬉しかった・・・私の作成したキャラクター名を親しみを込めて読んでくれた。そして私のチャットする内容をしっかりと受け止めてくれた。時間を合わせてくれた、安心させてくれた。・・・いや、ネック上の世界だけじゃない。現に見ず知らずのワタシを受け入れる為に、キミ達は、自分達の時間を使ってくれた。決して自分達が得をする訳じゃないのに・・・」




「困っているなら人が、助ける。俺達だって誰かに助けてもらって、今まで生きてきた。そんでこれからも誰かに助けてもらいながら、生きていく。」
ネロは、真顔で話した。


「・・・・・・・・・」
実尋は、瞬きを惜しんでネロの顔を見た。


真っ直ぐネロを見ている実尋を見ながら、恋華は微笑みながら、りんごパイを食べ続けた。


「グレイコフだって、これから誰を助ける事もあるし・・・俺達だって・・・」

「うん!この時間、凄く有意義だったらとワタシも思ってる・・・いや、ワタシだけじゃない!ここにいるみんなが、充実した時間を過ごせた!ワタシは、そう思うよ・・・」
ネロに続けて実尋も、いつになく真顔で話す。


「・・・・また、集まろう?」
恋華は、実尋とネロに目を配り静かに話した。

「うん!そーしよう☆ワタシ、生徒会が無い時・・・そうだ!日曜日、また集まろう?」
恋華の提案に実尋が乗る。

「あぁ!また集まろう!グレイコフのいる間は・・・出来るだけみんなで集まろう」
ネロも明るく答えた。


グレイコフは、サングラスを外し軽く目を擦った。
 

実尋もグレイコフの姿にもらい泣きし、目を潤ませ、慌てて目を擦ってから、ネロの顔を見た。


ネロは、グレイコフを真っ直ぐ見ていた。







一同は、ファミレスを出る前に連絡先を交換した。

ネロは、ついに!実尋恋華LINEをする事が出来るようになった。

そしてグレイコフのパソコンのメールアドレスも教わった。




帰りの電車内、ネロは恋華と並んで座った。

「あのさぁ・・・」
「あ、あの・・・」
二人は、ほぼ同時に何かを言おうとした。

「あ・・・なんだよ?」

「あ、アンタから言いなさいよ・・・」


「今日・・・楽しかったな・・・」

「あ、それ私も言おうとした・・・今日は、ありがとね・・・」


「いやいや、こちらこそ・・・ありがとう」


「あのさ・・・俺、前から聴こうと思ったんだけどさ・・・お前、俺の事・・・」

ネロは、真顔で恋華に聴いた。

「え////」


「学校が始まる初日、怒ってたよな?」

「・・・・・」
恋華は、一瞬ネロの真顔にドキっとしたが・・・内容がどーでもいい内容だったので久しぶりにネロの顔を2秒だけ睨んだ。

しかし、直ぐおだやかな顔になった。今日は怒る気分じゃなかった・・・

「そうね・・・ムカついてた・・・消えて欲しかった
恋華はハッキリ言った。


「え?なんで・・・俺なんか悪い事した?」

「とぼけないで!!アンタベランダで植木とか、盆栽やってるでしょ?」

「あ・・・前、おじぎ草があったな・・・渇れちゃったけど」

「水をやるたびに、ベランダから水が飛んでくるのよ!!お掛けで、ウチの洗濯物が濡れるのよ!!アンタのマンション、ウチの目の前にあるし、アンタは、高いトコに住んでるから良いけど・・・ウチは、アンタのマンションの目の前にある低~いボロアパートなの!!アンタベランダから、何かモノが落ちる度に、ウチの庭に落ちてくるのよ・・・」


「あぁ・・・悪い。全然気づかなかった・・・」


「・・・もぅ・・・今日、その話しするのは辞めましょ」
グレイコフの歓迎会で楽しく終わった後にする話じゃない・・・恋華は、笑った。

ネロ自身、決して悪いやつじゃない・・・ただ、若干天然なのだろう・・・恋華はそう思う事にした。先程、グレイコフの目の前でした話しは決して嘘じゃない・・・コイツ(ネロ)は、困っている人が居たら手を差し伸べたい・・・純粋にそーいう奴なんだろう・・・実尋は、まっすぐネロの事を見ていた。自分なんかその間には入れないくらい・・・あの時の実尋の視線の中にネロ一色だった。そして、そんな実尋を見ているのがなんだか嬉しかった・・・



「あぁ・・・ゴメンな。ホント気づなかったんだ・・・でも、これでスッキリした。俺が治せば、お前からは怒られなくなる・・・原因さえ解れば、改善は出来る・・・改善出来れば・・・」


「///////」

「これからは、以前より仲良くやっていける!そうだろ?」

「・・・・・・・」

「だって、今日こんだけ楽しい日だったんだから・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁ、恋華・・・家に着いたら・・・どっちが先にグレイコフにメールを送れるか・・・競争な?」

 

「・・・・・・フフフ・・・良いわよ、じゃあ・・・フランス語でメールを送りましょう☆勉強にもなるし・・・はい!今日はここで解散☆」

 

「ちょっと、待てーーー!!俺、フランス語・・・・知らねぇよーーー!!」

 

 

 

つづき

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グレイコフの歓迎会の話は ここでおしまい☆

連続で読んでくれた方!

コメントで応援してくれた方ありがとうございます!

 

 

次回から「鯖学☆」シーズン1のクライマックスへ・・・・

 

 

 

 

 

 

※出演者さんへ お気づきだと思いますが・・・

「鯖学☆」ぶっちゃけ全然終わってませんw 

12話までぶっ続けましたが・・・まだ4月の話ですw  

つまり、30分ドラマでいうと・・・01話~12話まで続けて読んで・・・ようやくドラマ1話が終わったよ――くらいのノリですw

 

まぁ、キャラ達のイメージと設定を熱く覚えていただきたく、テンポを遅めにしました☆

渋谷 実尋目黒 恋華大塚 知恵・・・そしてミクミクさんwとか、カナリ濃いでしょ?ww)

 

これ、鯖学の中で一年分やり続けますw

シーズン2に向けて「春私服」の撮影の協力よろしくお願いしますw

 

 

 

NEW キャラクター

グレイコフ=F=アグワ

フランスから来た留学生。日本にいる期間は、5月の頭くらいまでらしい。

昨年は、日本になじめず・・・オンラインゲームにどっぷりハマっていたらしい。

 

 

大崎 秀(オオサキトオル)

実尋と同じく生徒会スタッフで、生徒会副会長。

中学時代から周りに頼られる存在らしく、女子からは比較的モテる。