こんにちは、結婚心理学者 木村聡子です。
女性同士、おしゃべりすると楽しいですよね。
何時間でも、お互い話題がつきないですし、話しをすればするほど仲良くなります。
このように、会話で「すっきり」ストレス解消するのが女性脳の特徴です。
女性脳の会話は、会話することそのものが目的なのですよ。
わたしたち女性の話を聞きながら、時おり上の空になったり、
相槌さえうたずに「地蔵化(お地蔵さんのように固まる)」することもあります。
また、男性は「落ちのない話」が嫌いですよね。
ただ「大変だったね」と、聞いてくれるだけでいいのに、
頼んでもいない、余計なアドバイスをくれることも多く、女性はイライラします。
これは、男性たちが会話するときには、
言葉のやりとりを、問題解消の手段として捉えているから起きているのですよ。
あなたの彼氏や旦那さまが、個人的に冷たいのではなくて、
ある「脳機能」が、男女で決定的に違うのですね。
それは「言語野(げんごや)」と呼ばれる脳の言語中枢(げんごちゅうすう)です。
女性は男性の2倍、言語野を持っています。
しかも、男性脳には左脳にしか言語野がないのに比べて、
女性は左脳・右脳両方に言語野(言語を司る脳)が分布していますので、
感情と、言葉の情報処理を、瞬時にしかも同時並行で、膨大な量をさばくことができるのですね!
何万年も、子どもを産み、育て、看病してきた脳だからこそ発逹した
「共感」メインの女性脳です。
男性たちは逆に、獲物と戦い、侵入者を追い払い、略奪者を攻撃するために
感情には引きずられない「警察行動」を優先した脳を、発達させてきました。
もし、男性たちが女性のように「かわいい」「かわいそう」ばかり言っていたら
縄張りを守ることや、動物を食べて生き残ることも、できなかったことでしょう。
つまり男性は、話を聞く脳を犠牲にして
わたしたち女性や子どもを、守り、養い、子孫繁栄に貢献してくれているのです。
この進化の歴史を、いつも感謝と尊敬の気持ちで、思い出しましょう。
男性は、女性の矢継ぎ早な長話に耐え切れず、早く終わらないかな、などと
頭の中で数を数えていることも多々ありますが、それは彼が生粋の男性である証拠。
大切なのは、わたしたち女性が口数を控えること。
長話は、女同士で発散すればいいのです!
男性は男性の、役割を十分に果たしてくれています。
あなたが女性扱いをしては、いけません。