朝のさんぽコースを歩いていると、いろいろな柴犬に会う。
白黒抹茶……というのは、かつてよく聞いた名古屋のういろうのCMだが、白柴、黒柴、赤柴と実に賑やかなものだ。
良く観察していると皆性格が異なる様子が判る。
いちごが、どんなにけしかけてもじっとして動じない白柴の「マルコ」
いつも小走りで無視を決め込む、お酢屋さん家の恥ずかしがりやの黒柴、名前は何だったか忘れた。
雌犬の「りん」は気まぐれだ。いちごと遊ぶときがあるかと思うと、歯をむき出して威嚇する事もある。いちごも心得たものでそんな時は深追いせずあっさりと引き下がる。歩き去るいちごを見つめる「りん」の目は何処か寂しげだったりするから面白い。
ある時、毎朝見かけていた赤柴とふと出会わなくなった時があった。しばらくして連れていた初老の男性と公園で会うと、死んでしまったという。17年生きたというその子は、いちごの公園デビューの頃からの先輩柴だ。
いちごはもうすぐ8才になる。人間なら50前あたりか。そろそろあちこち関節が痛くなってくる頃だ。
そのせいか最近は、朝の散歩コースを自ら変えることが多くなった。ショートカットだ。
「この先はイヤ」と云うのだ。
こんなところは飼い主に似たのだろう。なかなかの強情っぷりに呆れる今日この頃である。
テコでも動かないいちご



