魚たちが屋根裏にやってきてひと月あまり
10ぴきいたメダカたちは、1ぴき2ひきと減っていき、ついに生き残りは5ひきとなってしまい、途方にくれていたのだが…
魚博士のカトタクがやってきて水槽を見てくれた。
彼は東海大学の海洋学部の院生で魚が専門だ。したがって魚博士。
彼曰く。
この繁茂している水草が悪さをして、バクテリアの増殖を抑え、水中のアンモニア濃度が増え、PH値がどうとから云々
「先ずはこの水草を取って下さい」と。
他にも水の交換の仕方や、水温管理、餌の量なんかを教えてもらいひと安心したんだが…
「でも、このメダカたち、二匹はあと数日の命ですね」
「が〜ん」
余命宣告されてしまった。
とりあえず心を落ち着かせて、来たるべき日を静かに迎えようと決めました。