「浅黒い顔をした当主は、ブッスリしたままサトイモやチクワやコンニャクなどをぐつぐつ煮えたぎる鍋に入れ、そこへサエズリの串をつっこみ、ときどき透明なダシをザブッとそそぎ、黄ザラの砂糖をひとつまみ、ごく無造作な手つきでほりこんだりする。(略)酒を邪魔しない味である。」
 
   
 
 
 
開高健の「新しい天体」からの抜粋です
 
サエズリとは鯨の肉だそう
 
今ではなかなか味わいにくい味でしょう
 
それにしても・・・
 
なんとも旨そうにおでんを表現しております
 
そそられます  酒が欲しくなります