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「日本のフシギな話」と読みます
本題は「日本霊異記」古典文学です
 
「平安時代の初期、僧の景戒(きょうかい)によってまとめられた日本最古の仏教小説です。・・・そこらのポルノよりずっと欲情し、溺れつつも反応してしまい・・・」
現代の言葉に訳して紹介した著者の伊藤比呂美氏の言葉です。
そう仏教小説といえどエロス満載の本なのですが・・・
僕としてはまず伊藤女史のこの「あとがき」にエロスを感じてしまいました。
 
本編は景戒が日常見聞きしたことを描いた短編集なのですが、そこにはまことに原始的なエロスが潜んでいるのです。
 
ひとつご紹介
「とつぐ」という言葉があります
本文中「阿部女帝が道鏡法師ととつぐようになりました」とあります。これは、門・つぐ。意味をさかのぼれば「欠けたところをふさぐ」だそう。  「それを女帝と道鏡がさかんにいたす」とあります。そう「さかんにSEXをいたす」ということなんですね。後にこれが「嫁ぐ」となったのでしょうか
 
さて男女の交合を指す言葉としてもうひとつ「くながふ」というそうで、こちらは「相触れる」ようにSEXすることだそう。二つの行為は「似ているようで違う」ものだと景戒法師は説いています。    「くながふ」・・なんとも淫靡な響きではありませんか。
 
また「経師の目の前に、女のうなじがあった。なめらかに曲線を描く首筋の髪の生えぎわ。そこから強烈な匂いがたちのぼる。ほつれ毛がからみついている。・・・裳も濡れて、尻のかたちが浮かび出ている。・・・両手でかかえてあそこにまらをつっこんでみたら、と経師は思わず考えた。」とあります。
 
どうです、これなんかそこらの官能小説も真っ青ではないですか。きっとこの本は官の検閲を逃れるために(あったかどうかは知らぬが)仏教小説のふりをした、夜毎密かに愉しむ慰み本であったのではないでしょうか。
 
まことに「そこらのポルノよりも面白い」1冊でした。
 
 
月蝕
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う~ん僕の古いデジカメではこれが精一杯でした。