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UFOや宇宙人に興味のある方はロズウェルと聞いてピンと来ることでしょう。
 
1947年アメリカの寂れた田舎町で起きた宇宙人の発見談で、「墜落した宇宙船に乗っていた宇宙人を捉えた」という事件です。  以来町は全米のみならず世界中の注目を浴び一大観光地と変貌したそうです。  これをロズウェル事件というそう。
まあ、いわゆる町おこし。
 
 
「ロズウェルなんか知らない」
またまた篠田節子の長編小説です。
 
舞台は「2030年は人口がゼロになるであろう」と推計された過疎の山村。          ブームが去ったスキー場は潰れ、ゴルフ場建設計画もバブルの崩壊とともに頓挫し、客足が途絶へ絶滅を待つだけの民宿村。
そんな村の若者たちが考えた村おこしは、UFO・宇宙人・心霊スポットを扱った「一大アミューズメントパーク」を作ることだった。
 
 
さて、作中「吉野が里古墳」や「三内丸山遺跡」を村おこしのための「捏造ね」と切って捨て、民衆を惑わす危険なオカルト団体を「オウムでしょ」と断言するあたり、「おお、篠田さんらしいなぁ」と。更に施設の紹介では「TDLなんてメじゃない。  タイガーバームガーデンの悪趣味、ピューロランドのアホらしさ、ナンジャタウンの混沌を兼ね揃えた四次元アミューズメト・・・」と実名でもち上げるあたり、「1Q84」などとふざけた題名の腑抜けなベストセラーに比べたら、篠田女史の肝っ玉の大きさがわかるってもんさ(タマは無いけど)    ゾウとネズミほども違うってことが。  ハハハ(@^▽^@)
 
 
さて若者たちの村おこしですが、役場の観光課長・
民宿村の老人たち・越してきたばかりのよそもん等
も加わり大いに盛り上がるのですが、そこには大きな落とし穴が・・・。  てな内容です。
 
全体にダラダラとした流れが感じられ、題材が良いだけに、長編じゃなくて短編でスパッと切って欲しかったかな・・・という感想でした。