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意識しているわけではないのですが・・・
 
ここのところ女流作家の作品ばかり読んでいるようです。
 
冒険小説です
 
「極北で」 著者とともに訳者も女性
 
 
女性が描く冒険小説とは、いかがなものだろう
 
という単純な興味から手に取った一冊でしたが
 
いざ読み出すとそんな陳腐な懸念はたちまち吹き飛ばされ彼女の世界に引きづり込まれました。
 
女性ならではの微細な心理描写と表現力。    男性作家にはないキメの細やかさを感じます。
 
 
 
舞台は1616年夏、北極海のとある島。
一攫千金を夢見る鯨捕りの漁師たちが、長い漁期を終え帰国しようとしていた                
ひとりの男を残して・・・。
 
・・・明けない夜。うなりをあげる吹雪。    闇を染めるオーロラ。             雪と氷に閉ざされた極限状態のなか、男は、日々のできごとを克明に記し、生きるために獣を狩り、思い出深いヴァイオリンをアザラシたちにむけて奏でる。 
 
何故、極北の地に男は一人残ったのか
                       底知れない哀しみを抱えた男の越冬と魂の救済を重ねあわせた物語・・・
 
 
 
 
と、読み終えて一言
 
ヤッパ、ただの冒険小説じゃなかった。