特型駆逐艦 三態 艦形別
次級の吹雪型はまったく違う設計思想で作られた、何せ軍縮条約により、4番艦の
比叡が練習艦扱いで許される無法ぶりである。
そこで海軍は条約外の駆逐艦を揃えることにより量的劣勢を挽回しようと謀ったのだ
その数、実に二四隻!!
連装砲塔を3基、魚雷を9本甲板上に並べて、最小の艦形の行きつく先だ。
一番艦吹雪から12隻はⅠ型と呼ばれA型の連装砲塔に煙突型の吸気装置、殻無しの魚雷発射管
で区別できる
Ⅱ型は新製されたB型連装砲塔に殻付き魚雷発射管、煙突の下部に移送されたおわん型の吸気装置で区別されるが
浦波だけはB型連装砲塔が用意できず、Ⅱ型の船体にA型の連装砲塔で、区別しやすいね
第二煙突上の単装機銃スポンソンがなんとも言えんねぇ…
Ⅰ型にも単装機銃が一基ついてるが、これでどーしろと??
有名な雷・電、に響、暁の4隻だけがこう呼ばれてる
第二魚雷発射管の上方に連装機銃の架台が置かれてるが、他の吹雪型も修理工廠に入り次第こうなったようだ。
第二煙突が極小化されてる、艦橋も武装の増加に合わせて大きくなってるようだ
機銃の指揮装置とかね
次級の初春型が歪でどーしようも無くなる為、夜戦火力と言う意味では必要だった吹雪型
この辺も条約破棄後の朝潮、陽炎・夕雲型、甲型と呼ばれるタイプが
艦隊配備されるにつれ船団護衛任務に充当され手ほとんどが戦没してしまう
列強との軋轢でこんな配備しかできなかった海軍はレイテ沖海戦でほぼ消滅し
終わるわけだ