p148 人権を侵害する行為には「ノー」を
行動のパウンダリー(境界線)について考えてみましょう。
妻や夫、恋人、子どもなどから暴力を振るわれていたり、つっけんどんに扱われるのを許してはいませんか。
暴力をふるう側に全面的に非がありますが、何度も暴力を振るわれたりしているなら、それを許している自分の行動にも注目しましょう。
あなたがまるでその人の所有物か、犬や猫のように扱われたりしたら、その人があなたの境界線を越えてきてしまった証拠です。
同時にそれは、あなたの行動の境界線がはっきりしていないせいでもあります。
自分の体の安全は自分に属します。
他人に自分の境界線をおかされることのないように、あなたの人権を侵害する行為には、はっきり「ノー」と言いましょう。
そして、そのような危険な人の周りをうろつかないようにしましょう。
今は平気だけど、かつての元彼はDVが酷かった。
暴力が酷すぎてノイローゼになった。
元彼は犬を飼っていたけれど、元彼が怒ったときは私は、犬以下の扱いだった。
それでも別れられなかったのは、毒両親から逃げるためだった。
結局死に物狂いで、9カ月かけてやっと別れた。