僕と君との1年の蜜月

やがて別れを迎えた僕ら

だけど何かは確実に残された

 

何度も傷つけあって

何度も毒を吐きあって

そうしてお互いを守ってきた

 

向上心なんて

育てられるわけなくて

僕も君も生き延びるだけで

精一杯の1年だった

お互い誰よりも心を許せる

親友だと思っていたけど

僕は君に嘘をつき

君は僕に嘘をついた 

嘘つきの華が咲く

裏切りの花が咲く 

君を傷つけるのが怖くて
希望なんて見えなくて
笑ったふりをして

実は君を恐れていた僕

 

僕と君との1年の蜜月

やがて別れを迎えた僕ら

だけど何かは確実に残された

 

哀しみの花が咲く

怒りの華が咲く


君は僕を平気で突き放して

僕の犠牲の上に幸せに生きてる

君の自死を阻止するために

僕はどうすれば良かったの?
苦しくて涙が出た 
その涙は尊いと後で知った

 

君との別れという現実に追われ

自死したいのは僕だと内心思った
 

それほど僕は君が好きだった

そして今も僕は君が好きだ
心にぽっかり空いた穴
好きゆえに壊れた心 
 

僕と君との1年の蜜月

やがて別れを迎えた僕ら

だけど何かは確実に残された

 

嘘つきの華が咲く

裏切りの花が咲く

哀しみの花が咲く

怒りの華が咲く

 

 

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