土砂降りの雨の中で
君と僕との思い出をなぞる
夜になるまで
明日になるまで
そして次の朝が来るまでなぞり続ける
僕の剥き出しの心
君の剥き出しの心
それは正体を現して
僕は君に突き放された
そうして僕らの蜜月は終わった
だけど僕の中では
終わらない感情が
今も荒れ狂ってるんだ
土砂降りの雨の中で
壊れた時間
土砂降りの雨の中で
刃に変わった言葉
僕は君で君は僕だ
君は僕で僕は君だ
そうして僕は再び
やまない雨の中で
君と僕との思い出をなぞり始める
傷ついたこと
傷つけたこと
叶えたかった夢
叶わなくなった夢
僕は外に飛び出した
土砂降りの止まない雨の中
君の下に今すぐ駆け付けたかった
でもできなくて
ただ雨に打たれながら
沢山の後悔が僕の前を横切っていくのを見てた
僕と君とのそんな結末さえ
運命だったのだろうか
ガラクタと化した眼鏡を蹴っ飛ばした
土砂降りの雨の中で
壊れた眼鏡
土砂降りの雨の中で
刃に変わった言葉
僕は君で君は僕だ
君は僕で僕は君だ
それが僕らの絆の証だった
だけど証は雨に濡れ消えてしまった
君に突き放されて
１人になった僕は
どうしたらよいかわからなくなって
雨に打たれながら身体を揺らしてる
あの日見下ろしていた夜の河
河原で花火をしたよね
思い出すと涙が出るほど幸せで甘い
雨続きの日々の中で
たった１夜だけの晴れた夜だった
