Rui'sBonheur

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時間があったら小説を書こうと思って開設しました。
只今「ダーリンの妻」を書いています・・・

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子どもの声で起きた。うちの前は、毎朝子どもの声がする。私もその声の一人であった。うちの周りは少子高齢化社会とは反して、昔より子供は多くなった。私は、一階におりて朝飯を食べた。うちの母は、朝は絶対味噌汁だ。私に気をきかしたのか知らないが、今日はなめこの味噌汁だった。朝飯を済ませ、私は着替えて、家を出た。大沼さんに会うためだ。大沼さんは私の大学時代の音響実技の先生である。大変厳しい人であったが、根は大変優しい人である。そして今、私はアメリカのハリウッドで働いているが、籍は大沼さんの会社に置いている。私は大沼さんの推薦派遣でハリウッドで働いている。上り電車に乗って3駅本社の最寄りの駅についた。本社は歩いて5分のビルの5階だ。地元の駅もそうであったが、ここも相変わらずの風景であった。私はエレベーター5階に上り、受付を済ませ、社長室の前まで来た。社長室の前に来ると、緊張した。私は緊張に弱い。ノックをすると、「どうぞ」と社長の声が聞こえた。入ったら、社長が「お~久しぶり!元気にしてた?」と私を暖かく迎えてくれた。昨日、母やみかにした同じような話を社長にもした。

どうやら会社は新たに始めた照明事業が功を奏しているらしい。社長と話しが大変盛り上がった。談笑が一段落した時に社長がこう切り出した。

「大林君、突然なんだけどさ、

来月から日本に戻ってくることになった。」

私は咄嗟に言葉が出た

「えっでも来月から、サンフランシスコのアートホールの異動が決まっているはずじゃ」

私はこの休みが終わったら前住んでいたハリウッドには行かず、サンフランシスコに引っ越す予定だった。

「色々あってね。来月からここで働いてもらうことになったよ」

社長は私に紙を差し出した。そこには「SAKADO LIVE HOLL HOPE

と書いてあった。

「君にはそこの技術部部長として働いてもらう。まーそこには事務と技術部しかないから、君は実質トップ2になるわけだ。大昇格だよ。大林君!」

社長は大笑いをした。私もそれにつられて笑ってしまったが、いったいこれからどうなるのか私には予想が出来なかった。

4月8日が初出勤だということ、また荷物はサンフランシスコに送る荷物を日本に転送し、その他諸々はやっておいてくれることを教えてくれた。大沼さんは相変わらず仕事が早いことに私は驚いた。しかし最後の最後まで異動の理由は教えてくれなかった。

ビルから出ると春風が吹いていた。この風がこれから起こる「何か」を私に教えているようにも思えた。