ブログに直接感想を書くのは初めてになりますので、簡単にご挨拶させていただきます。

初めまして蒼です。主に鈴木拡樹くん関連の舞台やイベントに参加しています。日々の観劇を記録として残すためにブログを始めました。
極力、参加したものは書いていくつもりです。舞台観劇をして感じたことを文章として残していければと思っております。



さっ!今回は「幻の城」の観劇感想です。

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去年、マルガリータで一度訪れたEXシアター六本木に今年もまたやってきました。とても綺麗な劇場なのでお気に入りです。

10月12日と、18日の千秋楽、感謝祭に参加してきたので、諸々織り交ぜながら書いていきたいと思います。


12日は幻シートが当たったのでD列どセンターでした。近かった…
舞台セットが段々になっているので、あまり前の方だと首を上に持ち上げて見ないといけないので、少し後ろから見渡せた方が良かったかなーと…しかし拡樹くんの細やかな表情の演技が肉眼で見ることができたのでD列最高でした。


かつて五大老だった宇喜多秀家は、関ヶ原の合戦で西軍にとして参戦するも、徳川家康率いる東軍に負けてしまいますね。八丈島へと流罪になった宇喜多秀家が、もし仮に、大阪夏の陣に参戦していたらどうなっていたか?というフィクション歴史小説が原作です。
まだ配役未発表の時点で原作を読んだのですが、とても面白かったです。お馴染みの武将たちが出てくるので、イメージもしやすかった。あと主人公が秀家なのか根津甚八なのか真田幸村なのか迷いました。

拡樹くんが宇喜多秀家役と聞いて、正直なところ期待しかしてなかったです。ファンの贔屓目もありますが(笑)
とにかく狂っているのです。家康を憎み、八丈島へと流され、監視下におかれて過ごすあいだに、秀家は狂人となってしまいました。秀家の狂いっぷりは原作を読んでいても怖くなるほどで、これをあの拡樹くんが演じるなんて…オラわくわくすっぞ!ってのが正直な印象。いつもと違う拡樹くんが見られるぞ!

観劇後、拡樹くんはやはり秀家を自分のものにしてきたなぁと思いました。狂ってやがる。虫を潰して食べるし、鳥の首を捻って取るし、厠にも一人で行けないし。とにかく目が怖かったです。普段のスッとした姿勢のいい拡樹くんからは想像もできないほど折れ曲がった腰…あの衝撃の登場シーンを上手く言葉にできないのが悔しい…染谷俊之くんのティラノサウルスみたいな歩き方です(ごめんなさい)

八丈島組(秀家を大阪に連れてくる人たち)のバランスがとても良くてですね、江島長門役の石井ちゃんが良いんですよ~~!秀家を慕ってます!っていうのが全身から溢れ出てる。石井ちゃんがいると安定しますね。いいツッコミ役で、八丈島の秀家の家臣だった村田さん(本間さん)がシュールにボケるのが大好きなんですけど、石井ちゃんのツッコミもキレキレで最高に笑いました。あとわたし村田さん大好きです。

根津甚八役の細貝圭くん…かっこいい……背が高いし笑顔が優しいし素敵なお兄さん。甚八は自分の周りの人間だけ死んでいき、自分だけが生き残っていくことに嘆き苦しむ青年なのですが、どことなく前回のマルガリータで圭くんが演じた千々石ミゲルと雰囲気が似てるなと…また彼は重い運命を背負うのかと…心が苦しくなりました。

秀家の正室、豪姫と顔がそっくりということで八丈島へ同行した、新垣里沙ちゃん演じるおのえは、とにかく慎ましやかな侍女♡っていうヒロインポジション。でーすーが!実はくノ一で大阪城に忍び込んでいた徳川側の人間だったのです。そうとも知らずに根津甚八はおのえ殿に惚れてしまうんですね。
原作では、さらっとなんですけど、でも後味が残る濡場がありまして、そのひとつが甚八とおのえなんですけど、まぁカットされましたね(笑)あすなろ抱きをして「くる!?くるか!?」と待ち構えていたら秀家が嬉しそうに赤コッコ(八丈島にいる鳥)の首を捻りました(´・ω・`)

舞台ではそのあとすぐに秀家の茶室のシーン。赤い羽根で装飾した茶室は原作を読んでイメージしていたより惨たらしい狂気に溢れた部屋でした。まだらに貼り付けられた羽根が鳥肌もので。
商人のフリをして秀家に近づいた甚八だったが、秀家に武士であることを見破られ、その場を去ってしまいます。

おのえに対し「お前からは死の匂いがする。若いのに、もう死んでいるのか?可哀想に」と話す秀家に、おのえは「それなら慰めてくださいまし」(←ここの新垣さんの言い方が可愛かった)と自ら秀家に抱かれるよう誘惑をする。
ここでもまた!濡場なんですけど!!まぁ上手く回避しまして!!!
秀家「わしゃ…アレはできんぞ」
おのえ「?」
秀家「…っうぁっ!!コレ(股間を抑えて)がもう、言うことを聞かんのじゃ!!」
この流れは原作通りだと記憶してるんですけど、それから何故か秀家は「ダメなんだ~~ワシャァもうダメなんだ~~!」と窮地に追い込まれます。いや、別にコレが言うことを聞かなくてアレができないから嘆いてるっていう、それだけの理由じゃないと思いますけど…

なぜ繋げた!!

いやいや、まぁ、原作だと短いけど結構生々しい部分だったから、仕方ないですけど。

あと忘れてはいけないのが、甚八たちを八丈島へ連れてきた元海賊の船乗り、望月銃之助(漢字不安)役の番長。番長も底抜けに明るくてホッとする役なんですよ。すごくハマってる役でした。少し肌蹴た胸元から流れる汗がセクシーでしたウホウホ。

狂ってるとばかり思っていた秀家が、時折正気に戻ってるようにも見える、そんな時。前田家からの定期的な物資輸送のための船が八丈島にやってきます。しかしその船には徳川側の人間も混じってたんですね。それに気づいた秀家は次から次へと敵を切り倒していきます。おのえもまた、甚八へ短刀を突き刺そうとしたところで秀家に見つかり、殺されてしまいます。この戦いで、江島と望月が命を落とし、甚八は秀家を大阪に連れて行くことに。


さっ!大阪編!!
大阪城の人々も個性豊かで安定した人たちばかりで。真田幸村役の山本匠馬くんは戦国鍋や俺地図で知ってましたが、実際に演劇で見るのは初めてで。声の安定感と滑舌の良さに惚れ惚れしました。今回生で山本匠馬くんの演技が見られて本当に良かったです。貫禄がありすぎて秀家より上の位に見えてしまうことがあったんですけどね(笑)

星野真里さんの淀の方は可愛かったですね~~!ちょっとウザい女上司みたいな淀の方でしたが可愛かったです。でも出番が少なくて星野さんの無駄遣い感が否めなかったのですが、星野淀の方の「そうじゃった!そうじゃった!忘れておったわい!」っていう台詞が可愛すぎて強烈に覚えてます。大阪城に入った秀家に色目使うんですけど、秀家は淀を豪姫と勘違いして抱くんですね~切ないですね。

豊臣秀頼役の井深かっちさんは育ちの良さが雰囲気からして伝わってくる秀頼坊ちゃんでした!狂気に満ちた秀家との対立が良かったです。結局秀頼は大阪の役には参戦せず、薩摩へと亡命するんですけど、自分も武士です!戦って死にます!!っていう、その時代の男らしい考えも持っていて、大好きなお母さんと、武士であることとのあいだで悩み苦しむ秀頼の役作りは難しかったんだろうなーと思いました。出番こそ少ないけどラストには欠かせない人でした。

霧隠才蔵役の染谷俊之さんの滞空時間どうなってるんですか?ジャンプ力ありすぎて本物の忍者かと思いました。あと今回の登場人物の中で女子受け人気No.1だと思ってます。だってクールで強いんですもの~そして美形!才蔵は「自分は道具である」と思うことで、人の生き死にに左右されないで生きていくことを決めた、ちょっと可哀想な忍者なんですけど、秀家との出会いで生きる意味を探そうとするんですね。最後は秀頼と一緒に薩摩へ行きます。

穴山小助役の風間さんはとにかくアクロバティックで軽快な殺陣でした。大阪城が落ちるときに、秀頼の影武者になって殺されてしまうところが一番泣けました。あまり活躍できていない自分ができることは、秀頼の身代わりになることだと。最期は秀頼として命を落とすんですね。幸村を心底慕っていてただけに、幸村と共に大阪で死んでいくのは見ていて辛かったです。


徳川側はやはり家康役のやましげさんのパンチが効いてましたね~!なんだろ、どこか憎めない家康。このストーリーで家康は悪役のポジションなのに、やましげさんの家康は憎みきれない何かがあります。
ギャグシーンのほとんどを家康が担っていますが、流れを止めてしまうほどの過度なギャグがなくて良かったです。これ前回が結構気になってたところなので、改善されて良かったなと思いました。

本多正純役の寿里さんの腹黒演技良かったです…終始悪そうでした……家康が可愛いので、そんな可愛い家康を唆す悪いお兄ちゃんみたいでした。千秋楽で家康とキスしたときはリアルに「うわっ」って声が出ましたすみません。

あーーとーーー武智さん!!!武智さんの殺陣かっこよすぎた!!断トツですよ!当たり前ですけど!強そうなんです、武智さん演じる服部半蔵。いや、一番強いかもしれません(笑)敵を蹴散らしたあとの家康の「惚れるわぁ」という台詞は我々の代弁です。


拡樹くんに関しては、もう言葉にすることはないというか、さすがという一言しか出ません。狂気に満ちた演技も、時折見せる凛々しい武将の演技も、どれも器用に演じ分けていて、役者としての底力を見た気がします。役者・鈴木拡樹に出会いました。 
殺陣もすごかったです。特に槍が。あんなに動ける役者さんだとは思ってなかった。

大阪城が落ちて、秀家は一度八丈島へと戻ります。甚八も、幸村からの「生きて秀家様の側にいろ」という言葉の通り、八丈島での生活をスタートさせます。秀家は薩摩に渡った秀頼が起爆剤となって、島津家が打倒・徳川家!と立ち上がったタイミングで、自分も家康を倒すべく戦の準備をしているが、待てども待てども薩摩から連絡は来ません。

最後はヨボヨボの老人になった秀家と甚八が浜辺で「薩摩はまだかーー!」という怒りの声で幕を下ろします。



キャストに触れながらざっくりと偏りながら感想書いていきました!今回はかなり自分の中で楽しめた作品で、DVDが待ち遠しいです。

幻の城の主題歌になっている天月さんの「星月夜」は劇中でもここぞってときに流れるから鳥肌ですよね。天月さんの生歌で。正直、前回のマルガリータでは蒼井翔太くんが素敵な歌を提供してくれましたけど、劇中ではまったく流れなかったので、もったいないなって思ってました。その点、今回はメインテーマを一曲に絞ったことで、最後まで星月夜が頭の中に残りました。


千秋楽では、二回目のカーテンコールでスタンディングオベーションになりました。拡樹くんが袖から駆け足で出てきたタイミングでスッと立ち上がり…

「スタンディングオベーション、ありがとうございます。どうぞ、お座りください(*^^*)」

という拡樹くんの指示に騒つく会場。

「え~(笑)では!キャスト数名から挨拶をいただきたいと思います!」

挨拶があったから座らせたのねー!


この時初めて、宇喜多秀家ではなく、鈴木拡樹の素が現れて、ホッとしたのを覚えてます。



このカンパニーはマルガリータより幻の城みたいな殺陣多めの舞台の方があってるのではないかなと思いました。役者の力が存分に発揮されてると感じました。キャストが変わらなくても、題材と脚本と演出を変えてシリーズ化していくなら、わたしはまた来年もEXシアターに足を運びたいです。


感謝祭も楽しかったです!!!感謝祭はまた次回書きます!(笑)