今日は新しく始める
ジャズ喫茶のバイトデビュー日。

「初日だから張り切りつつも、
出来ることからやって、
穏やかな初日にしたいな。」
そう思っていた。

しかし、思いとは反対に
私は、お皿を割った。

正確にいうと、お皿を割らせてしまった。

マスターは今年80歳を超える。
そんなマスターと、初めはいい感じで動けてた。
私も色々教わりながら、働いた。

そんなポカポカ空気もつかの間。
パリンっと音と一緒に
空気にヒビが入った。

そう、マスターがお皿をおとして
それが割れたのだ。

マスターがお皿を落としてしまう原因を作っていたのは私。

お皿の上に布巾を置いてしまっていたのだ。

お皿を拭いている時、海外のお客様が注文をしに来た。

私は一呼吸おいて、お皿を置いて対応したらよかったものの、焦ってしまい、手に持って拭いていたお皿を、手に持ったままの形で台の上に置いてしまった。

そしたら、マスターがその布巾を取ろうとして、そこにお皿があるとは知らず引っ張ったら、パリン。

マスターがどこかで見つけた大切なお皿が割れてしまった。

私は、正直「しょうがない。」と思ってもいた。だけど、布巾を置いてしまったのは私だから、マスターに「すみません」と謝った。

お皿割って、マスターはすごく怒っていて、何度も何度も布巾をお皿の上に載せないでねって注意された。

仕事の帰り道。
自然と涙がこぼれ落ちた。

頭の中では

「あー、自分に酔ってるだけ。頑張ってる私、報われない、可哀想って。」
って考えてる自分と

「最初からうまく行く人なんていない。今は泣けばいい。泣いてスッキリするなら泣いていいよ。」って声をかけてる私がいた。

〜以下、弱っている私の思考回路〜
「ああ、初日でお皿を割って、私って向いてない。」と強く思った。

慣れてないだけって思おうと思っても、何もかもやめたくなった。

辞めるって素直に言えば、マスターだって新しいもっとできる人を採用できるし。それはウィンウィンだと思った。

〜以下、ワタシ応援団の私の思考回路〜
だけど、一年だけやってみるって決めたから、私は私のためにやってみる。

将来、女性が1人で夜に来れる空間を作りたい。そこで昼はお花を販売して、夜は喫茶としてお店をしたい。だから。今はその勉強。

私が働くお店は、有名なジャズ喫茶でもある。だから、学ぶにはすごくいい場所で、それにマスターが提供するサービスが好き。空間も好き。そして高齢まで好きなことを仕事にしてやってる姿を尊敬している。

私も好きなことをやり続けたい。
だから、また次だけ頑張ろうって思って、明日も出勤する。

花屋さんもこれから忙しくなるから、体力だけは大事に。鍛えながら、頑張りすぎず、甘い時間も作って、私と向き合うんだ。

さて、こんな感じで始まった初日。
これから私は目的地に辿り着くんでしょうか。

党ご期待あれ⭐︎