帰宅途中、あと2駅というところで、電車が止まってしまった。
「○○~○○間にて、電線にビニールが絡まっていたため、
只今、撤去作業をしています。お忙しいところ大変申し訳ございませんが・・・・・・」
・・・・だと
一向に電車が動く気配が無いため、
私は、この駅で下車し、地上に出てタクシーに乗り込んだ。
今日はこれから待ち合わせをしている。
一度、自宅に戻って、荷物を取ってまた出掛けなければならない。
タクシーの中、携帯を取り出し、
待ち合わせていた友人に遅れるかもしれないとメールを打った。
無事、自宅に戻り、すぐにマンションを駆け下りた。
・・・・・・が。。。。
マンション前の道を、ぞろぞろと大勢の人が歩いている。
まだ、電車、動いてないの?????
バス停を振り返ると、ココも長蛇の列。
この時間は、混んでいる時間とはいえ、いつもの5倍以上の列である。
道行くタクシーに空車は見つけられない。
・・・・とその時、一台のタクシーが目の前に。
そこでお客は降りるらしい。
ラッキー☆
と、思ったのは私だけじゃなかったみたい。
20代後半くらいのサラリーマンとタイミングが合致してしまった。
ん・・・・なんか・・・・どうしよう・・・
引き下がるか、強引に乗り込むか・・・・
そして、私の口から、自然に言葉が出てきた。
私『どこまで行かれるんですか?』
彼『○○まで・・・』
私『良かったら、相乗りしません?』
彼『・・・え???・・・あ・・・いいですよ!』
と、言うことで、見ず知らずの男性と一緒に車内に乗り込んだ。
車内では、なんだか和やかな雰囲気となり、
運転手さんと3人で、世間話で盛り上がり、
無事、待ち合わせ時間に到着。
タクシー代はいらないと言うその男性に、
それでは申し訳ないからと半分の金額を渡し、
お礼を言った。
彼は、私以上に深々と頭を下げて爽やかに笑った。
物騒な世の中、心温まる話じゃないですか?
え?????違う????
まあ、無事に友人と会うことも出来たし、
めでたし♪
めでたし♪
しかし、ダンナじゃない人と、
マンション近くでタクシーに乗り込む私。
知り合いが近くで見てたら、やっぱり怪しむのだろうか・・・(笑)